2017年08月19日
スポーツの現場で・・・
スポーツの現場での処置には次のものがあります。
(1)RICE処置
現場で生じる外傷には、「RICE処置」が基本となるのです。
R:Rest(安静)
運動をやめさせ、安静にする。
I:Icing(冷却)
氷のう等で、患部を冷やす。
長時間のアイシングは、凍傷の危険があるので、気をつけること。
C:Compression(圧迫)
圧迫、包帯などで圧迫すること。
E:Elevation(挙上)
ケガしたところを心臓より高い位置に保つこと。
「RICE処置」は、外傷が生じた際、最初に行うべき治療の頭文字です。
(2)創傷の処置
「圧迫」して、「止血」が基本なんだとか。
患部を"水道水"で洗浄し、泥等の付着物を取り除く。
傷の保護
創傷被覆材で覆うことが推奨されている。
湿潤環境を提供して創治癒を促進するものがよいかも。
そして、医療機関で診てもらおう。
(3)心肺蘇生
傷病者が、「反応がない」、「普通の呼吸していない」、または、判断がつかない場合、「心肺蘇生処置」が必要と判断し、「胸骨圧迫」を開始しよう。周囲の人に、「救急車」、「AED:Automated External Defibrillator 自動体外式除細動器」の手配を。
「胸骨圧迫」は、救急隊に引き継ぐまで、おはは、傷病者の通常の呼吸が戻るまで継続する。
消防署等の「普通救命講習」を、継続受講することをお薦めします。
(参考文献)
日本スポーツ医学検定機構:スポーツ医学検定公式テキスト、東洋館出版社、2017
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