2022年10月08日
面接でのチェックポイント(採用側の視点)
あなたの力はわが社に役立つか
求人企業側は、事前に入手したあなたのキャリアシート、職務経歴書を検討した結果、一定の基準に合格しているとの良好な判断を有しています。面接の場では「あなたの資質・能力・経験・将来性などが、募集職務に本当に適してているかどうか」「大切な仕事を任せてよい人物かどうか」を、本人に会って見極めようとしています。
募集要項に記載されている職務内容、必要な経験・資格、求人背景などを熟読し、採用側の人材ニーズを把握して、アピール内容を整理しておきます。実績・成果などのエピソードを織り交ぜて、簡潔に説明できるよう準備しておきましょう。
あなたはわが社の風土になじめるのか
応募書類だけではわからないあなたの人柄、性格、応募企業への意識を確認しようとしています。例えば「社員の中にうまく溶け込んでいけそうか」「直属の上司や経営者とうまくやっていけるか」「企業のカラーと肌が合いそうか」「大手企業の出身者だが、中小企業への適応力・順応力はあるか」「異なる風土の中で力を発揮してくれるだろうか」などの点です。
中小企業が大企業出身者を採用しようとする場合に限らず、入社希望者に対して、どの企業も重視するポイントです。異なる企業で育ったあなたの職業人としての体質や考え方が、新しい環境にそのままなじめるとは限りません。戸惑いや疑問が生まれるのは当然ですが、まずは「この会社の新人として一から出直す」との決意を固め、その気持ちを相手に伝えることがたいせつです。
みずから進んで組織にとけこみ、周囲の人たちと積極的にコミュニケーションをとる姿勢を、採用側に伝える努力をしましょう。
わが社の一員として再出発する、熱意と意欲が十分にあるか
どんなに仕事上の能力に優れていても、意欲・気力が感じられない人を企業は採用しません。採用側は、「なぜ、わが社に入社したいのか」「この事業に貢献しようとする姿勢があるか」「みずから果敢に動く気力を持っているか」を確認しようとしています。
「志望した動機」「強い入社意志」「仕事に取り組む意気込み」など、あなたの意思が採用側にしっかりと伝わるよう、事前に話す内容を整理しておきましょう。
あなたの熱意意欲を伝えるためにも、応募企業について十分な知識を持って、その企業で働くことの魅力を自分の言葉で語れるようにしておきましょう。
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