タクシードライバーへ転職前に調べておきたいこと
タクシードライバーへの転職を考えてるあなたは前もって聞きたいことを洗い出し、転職後に後悔しないようにしよう。
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- タクシーの収入
- タクシーの勤務形態
- 有休休暇
- 体のリズムを作ること
- 忘れる癖をつける
- タクシーライフを楽しむ
- 孤独に慣れる
- 休みは不定期
- 無事故無違反、基本接客を心掛ける
- 今までの成功体験や経験は捨てる
- 体力に自信が無いと無理
- お客様と同じ空間を居心地良く共有する
- 腰痛持ちは長時間の運転に不向き
- 長時間労働
- 喫煙場所や休憩場所
- 大型連休や盆正月
- 交通事故を起こした場合の保証
- 会社の状況や雰囲気
- 研修制度
- 親身になってくれる会社を選ぶ
- 社内設備
タクシーの収入
タクシーの収入は、世の中のサラリーマンのように基本的に固定給(基本給)ではありません。ごく一部のタクシー会社では固定給制度をとっていますが、ほとんどが歩合給制をとっています。
歩合給といっても、正確には基本給給+歩合給になります。
基本給は地方と都内では格差があり、11-17万程度となっています。実際の収入は20-50万と大きく違ってきます。
歩合給があなたの頑張りどころですので、あなた次第で収入は大きくアップします。ただし歩合給の場合、休んだら給料にその分響いてくるのです。
タクシーの勤務形態
タクシーの勤務形態は大きく分けて3つ。
日勤、夜勤、隔勤があります。
タクシー独特の勤務形態(隔勤)は例を挙げて、月曜日の午前五時出庫(出社)だと
火曜(翌日)の午前二時帰庫(会社に戻る時間)して、火曜は出番なし。そして水曜の午前五時出庫というサイクル。
ほとんどのタクシー会社は隔勤をメインにしています。隔勤の時間帯は、会社によって違いますので確認しておきましょう。
深夜帯や早朝の向き不向きはありますが、収入ランクは基本的に、隔勤、夜勤、日勤の順です。
有休休暇
国の方針により、雇用者は1年に5日有休休暇をとらせないといけません。タクシーも一緒です。
有休休暇を取ると給料はどうなるの?
有休休暇は取れますが、給料はどうなるのでしょうか?
ここはグレーゾーンで、1日有休取ったらその分の給料はどうなるのか会社によって違います。
過去数カ月の1日あたりの平均を給料としてみなすところもあれば、歩合率(タクシー業界では歩率と言う)を下げないところもありいろいろです。
有休休暇をとった場合の給料はどうなるのか確認しておくべきです。
体のリズムを作ること
タクシーの1回の勤務時間(拘束時間)は約20時間です。
当然今までのような生活ではやっていけません。ましてや睡眠不足ですと仕事にならず、勤務中に車中で寝るハメになります。
最初は大変だと思うかもしれませんが、慣れれば大したことありません。
タクシードライバーへ転職を考えてるならあなたなりのカラダのリズムを作りましょう。
忘れる癖をつける
ドライバーになると、いろんなタイプのお客様が乗車してきます。車内での出来事をいちいち気にしてたのではストレスがたまります。
お客様から怒られる事はありますが、降車したら忘れる決断をする癖をつけましょう。
タクシーライフを楽しむ
タクシーは運送業の部類に入りますが、サービス業でもあります。 営収ばかり気にしてると精神的に辛くなってきます。
数字は大事ですが、タクシーを乗ることの楽しさを感じて運転しましょう。
タクシーは楽しんだほうがラクな気持ちになります。
孤独に慣れる
勤務中は孤独になります。話し相手もお客様しかいません。 逆に対人ストレスはほとんどありません。 タクシードライバーは孤独に慣れる必要があります。
休みは不定期
タクシーの勤務はシフト制ですので、決まった休みや長期の休みはなかなか取れません。 うまく有休休暇を消化して工夫して連休をとったりすることになります。
ドライバーの中には、一週間ほど長期休暇を取り、海外旅行を楽しむ方もいます。
無事故無違反、基本接客を心掛ける
タクシーは免許停止やお客様からのクレームが無いように接客することです。
交通違反をおこすと、点数減点や罰金、お巡りさんとの対応で無駄な時間を費やします。
また、きちんとした接客を行わないと都内の場合、無線センターから会社に連絡が入る場合があります。
デビュー前の新人勉強会や座学、講習会でしっかりと学習しましょう。
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今までの経験は、ほとんど役にはたちません。前職が営業職だったり接客業を経験したかたは多少のメリットはありますが、1からスタートする気持ちを持ちましょう。
過去管理職や経営者だったとしても、過去のプライドは捨てましょう。
体力に自信が無いと無理
タクシードライバーの1回の勤務は長く、20時間は拘束されます。
90歳を超えるタクシードライバーもいますが、毎日の生活習慣を乱さないように体力管理は大切です。
お客様と同じ空間を居心地良く共有する
短時間であれ、お客様と同じ空間で時間を過ごします。些細のないあなたの一瞬のしぐさや言葉で車内の空気は激変します。
いやな空間を作らないように声のトーンや笑顔を絶やさずにしましょう。
腰痛持ちは長時間の運転に不向き
約20時間もシートに座りっぱなしのタクシードライバー。 腰痛持ちの貴方は、耐えれるでしょうか。
腰痛持ちのあなたはタクシードライバーとして意欲があっても身体的に無理が生じてしまいます。 カラダのことを考えたら、お勧めしません。
タクシードライバー以外の転職をおすすめします。
長時間労働
長い期間一般的な8時間労働をしていたあなたは、タクシーの長時間の労働に慣れないといけません。
長時間労働に耐えれる生活習慣をあなたなりに見つけないといけません。
タクシードライバーとして新人デビューしたら、あなたなりの長時間労働に耐えれるような生活習慣を身につけて下さい。
疲労や寝不足にならないように十分に睡眠をとり、運転中は眠くならないようにしましょう。
喫煙場所や休憩場所
喫煙者は、喫煙所を早く教えてもらいましょう。 タバコを吸う先輩たちは良く知ってますので、教えてもらってください。
また仮眠などの休憩場所も早めに見つけて、運行に支障をきたす可能性があるときは、すぐに休憩し仮眠をとりましょう。
タクシードライバーはお客様の命を預かってますので無理はせず、休憩場所で早めに休みましょう。
大型連休や盆正月
サービス業のですので基本的には休むことが難しいです。 どうしても休みたい場合は、早めに伝えないとシフトの関係で、希望の休みが取れなくなることはあります。
交通事故を起こした場合の保証
タクシードライバーは運転時間が非常に長いので、交通事故を起こすリスクが非常に高い業種です。 会社によっては、負担額を全額ドライバー負担という会社もあるため、保証内容を確認しておきましょう。
会社の状況や雰囲気
数時間の面接で全部を把握することは難しいですが、できる限り会社の状況や雰囲気を観察しておこう。
研修制度
タクシーの現状や地理試験対策や、ドライバーデビューまでの研修、デビュー後の新人研修など、 充実した研修を行ってる会社を選びましょう。
受かったはいいが、ドライバーのことを親身に考えてくれない会社はNGです。
親身になってくれる会社を選ぶ
以前の会社を解雇やリストラ、あるいは倒産や廃業によりタクシードライバーになるケースも多々あります。どうしても困った場合、相談に載ってくれる良心的な会社を選んでください。
お金の件で相談に載ってくれる優良会社もあります。
社内設備
社内設備は大手ほど充実してます。
仮眠室があるか
ドライバーの中には帰庫後、電車やバスなどの始発までの時間が空いてしまう場合があります。 仮眠室があれば疲れを取れますので大いに利用しましょう。
浴場やシャワールーム
隔勤のあなたは約20時間もほぼタクシーを運転します。夏場ともなれば大量の汗をかきますし、 靴を履きっぱなしのため、足が強力に臭くなります。
食堂
タクシー会社によっては社内食堂を設備してるところもあります。
託児所
女性ドライバーの増加により、託児所を備えてる会社も増えています。