『動いてなんぼ。動かしてなんぼ。』
このフレーズは、Zホールディングス株式会社Zアカデミア学長でグロービス経営大学院客員教授である伊藤羊一氏の著書『1分で話せ』(SBクリエイティブ)の主要テーマになっています。
165頁にこう書かれています。
「 『正しいことを言うだけ』 では、相手は動きません。
聞き手が、あなたが設定したゴールまで動いてはじめて、あなたの目的は達成します。
つまり 『動かしてなんぼ』 なのです。
考えられるあらゆる手を使って、相手を動かしていきましょう。
うまく話す、きれいに話す、かっこよく話す・・・・・・どうでもいいのです。
相手が動いてなんぼ。動かしてなんぼ。
相手は動いたか。
成果はそれだけではかられます。
それ以外のことは重要ではありません。」
人は、『動くこと』 『人を動かすこと』 が大事です。
『人間は行動がすべてである』 と言っても過言ではありません。
行動の重要性について、斎藤一人さんは、著書「地球は『行動の星』だから、動かないと何も始まらないんだよ。」(サンマーク文庫) でこう述べています。
(84頁〜87頁)
「 夢をかなえるためにも、そして問題を解決するためにも、絶対に必要なことがあります。
それは、“行動”です。
この地球という星は、『行動の星』 なんです。
(中略)
私たちは経済や人間関係を通して“行動”することにより、いろんなことを学びます。
その“学び”が魂の成長の糧になるのです。
私たちが 『正しい』 と思っていることでも、それがほんとうに正しいことなのかは行動してみないとわかりません。
なぜなら 『正しさ』 は時代によって変わりますし、人によって学ぶべき課題も違うものです。
その人にとって、それが正しいかどうかは、行動してみて初めてわかるようになっているんです。」
行動が思考を変えるという側面もあります。
これについて、『あなたはあなたが使っている言葉でできている』 (ゲイリー・ジョン・ビショップ著 高橋拓哉=訳 ディスカヴァー・トゥエンティワン)にこう書かれています。(124頁〜125頁)
「 行動のメリットは二つある。
第一に、行動すれば必要なことができる。
当たり前だ。
そして次に、おもしろいことに行動は思考を変える一番の近道になる。
理由はいくつかある。
自分のためになることをやっていれば、行動と思考が近づいていく。
逆に思考が人生や健康、貯蓄といった本人の利益を損ね、思考のせいで内に秘めた力を引き出せなくなることもある。
不安や恐怖、怠慢、怒りに支配される日々を送っている人は、前に進めない。
一方、やらなくてはならないタスクにすぐ取り組むようにすると、やがてそれは直感的な行動になり、次第にネガティブな思考から切り離されていく。
自分の弱さを嘆いたり、ためらったりしなくなっていく。
何かに完全に集中しているとき、不安や頭の中のネガティブな会話は消えてなくなる。
あなたにも経験はないだろうか。
意識的に全力で没頭すると、心の声はどんどん小さくなる。」
目の前のやるべきことだけに集中していれば、不安や心配事は雲散霧消します。
そうした経験の積み重ねが自分の思考を長い目で見て変えていきます。
実行すること、経験することの大切さについて、大ベストセラー作家の水野敬也氏は、著書『夢をかなえるゾウ 文庫版』(飛鳥新社) の中でこう述べています。
(289頁〜290頁)
「 ガネーシャはこう言いました。
『自分の教えなど過去の成功書に書いてある』
人間の長い歴史において、どうすれば人が成功するか、そのことはもう解明されているのです。
それでも世の中にはいまだ成功法則書が溢れ、それを読んだ人に 『成功するのではないか』 という期待を与え続けています。
しかし、そうした人たちのほとんどが成功していくことはありません。
なぜでしょう?
それは、
何もしないからです。
実行に移さないからです。
経験に向かわないからです。
もし、あなたが何かを実行に移すのなら、昨日までとは違う何かを今日行なうのなら、仮にその方法がまちがっていたとしても、それは偉大な一歩です。
(中略)
一人になった時は、夢を持って生きたい、夢を現実にしたい、輝いて生きたい、そう考えている人が多いこともガネーシャは知っています。
だからガネーシャは悩んでいるのです。
ガネーシャの教えにはあなたを変えるだけの力がない。
なぜならあなたが変わるにはあなたの決断とあなたの行動が必要だからです。
本当に必要なのはガネーシャの教えではなく、あなた自身の行動であることをガネーシャは知っています。」
自分自身を変えるのは行動です。
理論も大切ではありますが、やはり実践が肝心要です。
人を動かすのは心意気です。
『人生意気に感ず』〔人間は利害や打算で動くのではなく、相手の心意気に感じて行動するものだ。 唐の魏徴(ぎちょう)の詩から。―明鏡国語辞典―〕 です。
伝えたい熱い思いが人を動かします。
伊藤羊一氏は、『一分で話せ』 の中で 『自分の存在をかけるくらいのつもりで伝えることが一番重要である』 と説いています。
私は熱い思いを持って執筆しました。
行動がすべてを変えます。
(結論)
『自発的・自主的・主体的に行動しましょう。熱い思いで人を動かしましょう!』
『1分で話せ』(著者 伊藤羊一 SBクリエイティブ)
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「地球は『行動の星』だから、動かないと何も始まらないんだよ。」(著者 斎藤一人 サンマーク文庫)
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『あなたはあなたが使っている言葉でできている』
(著者 ゲイリー・ジョン・ビショップ 訳者 高崎拓哉 ディスカヴァー・トゥエンティワン)
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『夢をかなえるゾウ 文庫版』(著者 水野敬也 飛鳥新社)
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