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メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー・行動心理士の高原茂です。宜しくお願い致します。 「このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。」 など
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2024年10月05日

【上を向くだけ健康法】

【上を向くだけ健康法】

現代人は、

ストレス社会に苛まれ、

交感神経と副交感神経のバランスが崩れています。

バランスを取り戻すべく、

自律神経を整えましょう。

自律神経を整える鍵は、

首にあります。

これに関して、

『自律神経が整う 上を向くだけ健康法』(著者 松井孝嘉 朝日新聞出版)

の中に、こう書いてあります。

「いま改めて注目が集まっている自律神経は、
内蔵や血管、呼吸器など体じゅうのあらゆる部位をコントロールする、
もっとも重要な神経のひとつです。

実は、
この自律神経、
なかでも副交感神経は首の筋肉と密接な関係があることを私が世界で初めて見つけました。

それにより体中の不調が起き、
どこの病院でも治すことができなかった『頸筋症候群』の治療が可能になったのです。

スマホやノートパソコンでの作業など、
『うつむき姿勢』になってしまう機会が多い現代人がたくさんの不定愁訴を発症させて困り果てている現代病。

これを『首こり病』と呼び、
やっと多くの人々に注目されてきました。」(1頁〜2頁)

「交感神経と副交感神経は、
よく車のアクセルとブレーキにたとえられます。

交感神経はアクセルで、
副交感神経はブレーキです。

ただし、
このアクセルとブレーキは本人の意思で踏み込めるものではありあません。

自律神経自身が管理しているのです。

自律神経は完全に自動運転です。

車間距離も必要ですし、
赤信号では止まってくれなければ大変です。

脳は、24時間の体内時計に合わせて、
交感神経と副交感神経をバランスよく働かせています。

うつむき姿勢の多い現代は、
自律神経のバランスが崩れやすくなります。

これが、
『自律神経失調症』といわれる諸症状が出る原因といわれます。」(64頁〜65頁)

「人間はストレスと向き合って生きています。

絶えず押し寄せてくるストレスの波に対して、
交感神経と副交感神経を切り替えながら適応しようとしているのです。

ストレスと上手につきあう努力は大切ですが、
それとともに、
もっと単純に、
うつむきすぎによって自律神経を傷めて副交感神経が働けなくなることに注意を向けましょう。

実際に、
首こりの治療で、
副交感神経の働きがよくなり、
たくさん出ていた不定愁訴がきれいに治ります。

元来、
たくましく生きている人たちは、
決断も早く、
休むときはぱっと休んでクヨクヨしません。

交感神経と副交感神経の入れ替えがうまい人たちです。

自律神経失調症に対し、
こういう人たちは、
逆に副交感神経が元気な人たちといえます。

私の臨床経験では、
ストレスが多いから自律神経が失調するのではなく、
自律神経が失調しているからストレスに弱くなるのです。」(74頁〜75頁)

「『首を温め、首の運動をしなさい。
うつむいてばかりいないで、上を向きなさい』
というのは、
そんなに難しいことではありません。

『クヨクヨするのは体に悪いから、
不安の原因はさっさと解決しなさい』
と言われても、
世の中はそんなに甘くありません。

でも、
デスクをときどき離れて少し歩いて血行をよくし、
上を向いたり、
体をのびのび伸ばしましょう、
もし職場やその近くに横になれるソファやベンチがあれば、
できれば寝転んで首を休ませましょう、
というなら実践できないことではありません。」(76頁)

「私は、首のこりの治療で、
もとの明るい性格が表情にあらわれ、
本人が生まれ変わりました、
と言うほど明るく元気いっぱいになった人を大勢見てきました。

長年、
悩ませれてきた不定愁訴が消えると、
どの方も笑顔があふれます。

考え方も積極的になります。」(78頁)

「うつむき生活を解消して、
適度に副交感神経の働きをよくするには、
生活のなかに、
首の筋肉をゆるめる習慣をつくります。

15分に一回は30秒間、
上を向きましょう。

ついでに、
首をぐるりと左右に回します。

副交感神経が刺激されて、
ちょっと気持ちよくなります。

『15分に一回なんてムリ』
と思われるかもしれませんが、
最初は15分に一度に抵抗があっても、
上を向いたり、
頭を回したりする動作の心地よさが次第にクセになり、
いつの間にか上を向いています。

首の筋肉がそれを求めるのです。

一日のうちで、
うつむき姿勢の時間をなるべく短くできれば、
それに越したことはありません。

少なくとも、
歩きスマホは
『副交感神経の敵』
でもってのほかです。

歩くときは、
前を向いたり、
エスカレーターなど安全な場所では上を向いたり、
首を回したりしましょう。

歩くことは、
人間の体の中でもっとも大きい足腰の筋肉を鍛えるだけではなく、
脳への刺激になります。」(85頁〜86頁)

「気持ちよく歩くと、
脳内では、
『ときめきホルモン』
と呼ばれるドーパミン、
『幸せホルモン』
と呼ばれるセロトニンなどが多く出ます。

歩きは有酸素運動です。

気持ちよく歩くと、
心身ともに健康になります。

『歩きスマホ』では、
せっかくの健康効果が半減するばかりか、
首の筋肉の異常を強めます。

歩いているときは、
首のケアをしている時間と思いましょう。

猫背にならなように、
両肩を後ろに引いて背骨を伸ばします。」(87頁)

「姿勢に気をつけながら、
首の運動をふだん行う習慣をつくります。

15分に一度は首を最低30秒後ろに反らせます。

15分に一度は、
首を5回軽く回し、
首を前後左右に傾けます。

これだけで滞留していた血行が開放され気持ちがいいし、
副交感神経を刺激して、
脳の血流がよくなり、
アイデアも出やすくなります。」(92頁)

「『ああ、気持ちいいなあ』
と思いながら、
力を抜いてゆっくり首を動かします。

体育のノリで一生懸命行うと、
かえってデリケートな首の筋肉を傷つけることがあります。

(中略)

『今、首の筋肉が十分深い呼吸をしている』
と思いながら、
息をゆっくり吐きます。

深呼吸すると、
自律神経にいいだけではなく、
全身の筋肉に酸素が回りますから、
体が喜び、
深くリラックスします。

首の運動のときだけではなく、
いつも気づいたら深呼吸をしましょう。

これだけでも副交感神経を優位にして、
気持ちが静まり、
緊張や不安が小さくなります。」(103頁〜104頁)

自律神経を整える鍵は、

首にあります。

『ゆっくりと頭を前後に動かしたり、
左右に傾けたり、
回したりしてみる』

と良い。

ポイントは、

超スローで行うこと。

体育会系のノリでやってしまうと、

かえって首を傷めてしまうので要注意です。

(推薦図書)
『自律神経が整う 上を向くだけ健康法』
(著者 松井孝嘉 朝日新聞出版)

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