『直指人心見性成仏(じきしにんしん・けんしょうじょうぶつ)』
とは何でしょうか?
広辞苑に、こう書いてあります。
「禅宗の悟りを示した語。
坐禅によって自己の本来の心性を徹見すれば、
それが仏の悟りにほかならないということ。」
大辞林には、こう書いてあります。
「禅宗の特色を簡潔に示した語。
教説や修行によることなく、
座禅によってただちに自分の心の本性を見極め、
悟りを開いて仏となること。」
ブリタニカ国際大百科事典には、こう書いてあります。
「禅宗用語。
真理は自己の心の外にあるのではなく、
自己の心のなかにこそ発見される、
真理であるその自己の本性をみるならば、
仏となることができる、
という意。」
岩波 仏教辞典には、こう書いてあります。
「禅は文字や教説によらず、
直接人の心をとらえ、
自己の仏性を覚悟するのを以て成仏とする意。
達磨の語として伝えられるが、
唐宋時代に、この語が禅宗を代表することばとして用いられるに至り、
達磨にその語源を求めたもの、
といわれる。」
言葉には力があるので、
決して “言霊パワー” を侮ってはいけませんが、
言葉だけに頼らないことも大事です。
言葉を介さずに、
直観的に覚りを得る、“直覚・直知” を重視しましょう。
インスピレーション・天啓が大事です。
直観を磨くべく、
『早朝の瞑想』
を日課としましょう️
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