アリストテレスの名言、
『習慣が変われば、人生が変わる』
の通り、
人生は “習慣” で決まります。
人は皆、
幸せになるために生きています。
すべての人の
“人生の目的” は、
『幸せになること』
です。
では、
幸せになる行動習慣とは何でしょう?
これについて、
カリフォルニア大学の心理学教授であるソニア・リュボミアスキー博士は、著書
『幸せがずっと続く12の行動習慣』
(訳者 金井真弓 日本実業出版社)
の中で、
次の12の行動習慣を掲げています。
@ 感謝の気持を表わす
A 楽観的になる
B 考えすぎない、他人と比較しない
C 親切にする
D 人間関係を育てる
E ストレスや悩みへの対抗策を練る
F 人を許す
G 熱中できる活動を増やす
H 人生の喜びを深く味わう
I 目標達成に全力を尽くす
J 内面的なものを大切にする
K 身体を大切にするーー瞑想と運動
Kの瞑想について、
リュボミアスキー博士は、
本書の中で、
こう述べています。
「人が幸せになるうえでポジティブな感情をもつために瞑想がさまざまな効果を与えることが、
おびただしい数の研究から明らかになっています。
瞑想は生理機能にも、
ストレスにも、
認識能力にも、
身体の健康にもポジティブな影響を与え、
自己実現や道徳的な成熟にも効果をもたらしているのです。
瞑想中の人間の身体を調べた研究者たちは、
瞑想によって生理的安静状態(たとえば、呼吸数が減ること)がはっきりと現れ、
気づきや覚醒が高い状態(たとえば、血流の増加、ほかにも脳内の物質が増加する)になることを確認しました。
(中略)
『定期的に瞑想を行なうことで、より幸福になり、不安や落ち込むことが少なくなること』
を見事に裏づけたのです。
(中略)
驚いたことに、
瞑想を短期間しか行なわない場合でも、
脳を活性化し、
免疫システムにも影響がでるのです。
(中略)
瞑想による介入は、
心臓病や慢性的な痛みや皮膚の疾患がある患者だけでなく、
うつ病や不安、
パニック障害、
薬物濫用など、
さまざまな心の病の患者に効果的だとされています。
(中略)
2つの異る実験からわかったことですが、
瞑想を学び、
実践するプログラムに参加した大学生たちは、
対照グループに比べて、
知能テストだけでなく、
通常の試験でも大きく成績が向上した、
という結果がでたのです。
医学生を対象にした別の研究では、
マインドフルネス瞑想を実践することを指示された学生は、
対照グループの学生よりも
『精神的に素晴らしい経験をしたことで、他者に共感できるようになった』、
また
『ストレスの多い試験期間中でさえ、不安感も落ち込みも少なかった』
と報告しました。
(中略)
瞑想を見事に習慣化した人は、
日々の自分のあり方として、
まるで身体のトレーニングでもするかのように瞑想をしています。
『自分が幸せである秘訣は瞑想にある』
と断言している私の女友だちはこういいました。
『毎朝20分間瞑想するの。
それは聖なる時間だから、いっさいの邪魔が入らないようにしているわ。
そうすれば1日中、どんどん精神的に集中できて寛大でいられるの。
神経質になったり、いらだったり、緊張したりせずにね。
満足感がずっと続くのよ。
瞑想できない日はまったく違う、最悪の日になってしまうわ』。
人はさまざまな理由から瞑想をします。
心の平安を得るため、
超現実を探るため、
病を癒すため、
創造力や直観を解放するため、
そして幸福を実現するためにも。」(260頁〜262頁)
瞑想は、本当の幸せを掴むための “鍵” です。
瞑想を日課としましょう。
習慣化することで人生は変わります。
『すべての物事に感謝すること』
と、
『瞑想すること』
を習慣にしましょう。
『習い、性となる』
です。
『運命は性格なり』
『習慣が変われば、人生が変わる』(アリストテレス)
(推薦図書)
『幸せがずっと続く12の行動習慣』
(著者 ソニア・リュボミアスキー 訳者 金井真弓 監修者 渡辺誠 日本実業出版社)
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