サブリミナル効果とは何でしょう?
カタカナ外来語略語辞典に、
こう書いてあります。
『人や物の動きを写真にとりそれを1秒間に24コマで映写すると自然な動きが見える。
24コマのなかに1コマだけ、まったく無関係の写真を挿入して映写したら、意識的には、そのコマは見えない。
しかし、あたかも、そのコマが見えたかのような効果をもたらす。』
サブリミナル効果とは、
潜在意識に効果的に働きかけることをいいます。
多摩大学大学院名誉教授の田坂広志工学博士は、著書
『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』(光文社新書)
の中で、
サブリミナル効果について、
こう述べています。
「『サブリミナル効果』とは、
例えば、映画の映像の中に、
観客も気がつかない特殊な映像のコマを潜ませることによって、
観客の無意識に強力に働きかける方法として利用される心理効果であり、
映像の中に『灼熱の砂漠』や『冷えたコーラ』といったコマを、
観客が気がつかない密かなレベルで入れておくと、
映画を観終わった後、
観客は喉が渇き、
コーラを飲みたくなるといった心理効果である。
この『サブリミナル効果』に象徴されるように、
我々の無意識の世界には、
意図的に伝えられたイメージやメッセージ、言葉よりも、
何気ない形で見せられたイメージや、
何気ない形で伝えられたメッセージ、
さらには、
何気ない形で語られた『日常言葉』の方が強く浸透していくのである。」(146頁)
「 なぜ、我々の無意識の世界には、
日々、多くのネガティブな想念が刷り込まれ続けているのか。
なぜなら、
世に溢れる『ネガティブな情報』 の洪水によって、
我々の心の中に、
毎日、大量のネガティブな想念が染み込んでくるからである。
特に深刻な問題は、
毎日、何気なく目に入ってくるメディアの情報が、
我々の無意識に、
ネガティブな想念を刷り込み続けていることである。
例えば、
たまたまテレビ番組で見た怖い病気のこと。
新聞で何気なく読んだ悲惨な交通事故のこと。
電車の雑誌広告で目にした陰惨な犯罪のこと。
こうした情報が、
日々、気がつかないうちに、
我々の無意識の世界に、
不安感や恐怖心などのネガティブな想念を刷り込み続けている。
この問題の深刻さを論じたのが、
ウィルソン・ブライアン・キイの『メディア・セックス』 や 『メディア・レイプ』 という著書であるが、
ブライアン・キイは、
これらの著書を通じて、
日々、メディアから大量に繰り返し流される情報が、
気がつかないうちに、
我々の意識下(サブリミナル)に刷り込まれていき、
我々の行動を無意識に支配してしまうことの危険性に警鐘を発している。
すなわち、
テレビやラジオ、
新聞や雑誌、
ウェブやSNSなどのメディアから、
毎日大量に流される『ネガティブな情報』の洪水は、
この『サブリミナル効果』を通じて、
我々の無意識の世界に、
多くのネガティブな想念を染み込ませてしまっており、
それが、
簡単な技法で無意識の世界をポジティブな想念で満たすことができない理由である。」(109頁〜111頁)
田坂博士が述べているように、
私たちは日々ネガティブな情報にさらされ、
無意識の世界に不安感や恐怖心などを刷り込まれ続けています。
マスメディアのネガティブな情報に洗脳されないようにしましょう。
ニュースの80%はネガティブなものであるというデータがあります。
私たちは、知らず知らずのうちにネガティブな情報によって洗脳されてしまっています。
このことにまず気づいてください。
私の家には現在、テレビ、ラジオ、新聞がありません。
ネットニュースも一切見ません。
五年前からマスメディアの情報を制限しています。
今は、
外界の様々なニュースに惑わされず、
心は穏やかです。
皆さんにも、
マスメディアの情報を制限することをおすすめします。
『テレビを見るな!』
とまでは言いません。
ネガティブな情報を制限してください。
とにかく試してみてください。
心が穏やかになることを請け合います。
(推薦図書)
『運気を磨く 心を浄化する三つの技法』
(著者 田坂広志 光文社)
ご購入はこちらをクリック↓↓↓
https://amzn.to/3oASd0A
【このカテゴリーの最新記事】