『些細なことに気をもむ、
くよくよする、
やきもきする、
いらだつ』
のは、NGです。
なぜなら、
執着したり過剰反応したりすれば、
事態をさらに悪化させる羽目になるからです。
私たちの抱える悩みや不安など、
所詮、すべては取るに足らないことです。
リチャード・カールソン心理学博士は、170万部突破の著書
『小さいことにくよくよするな!』(小沢瑞穂=訳 サンマーク文庫)
の中でこう述べています。
(5頁〜6頁)
「いやな知らせを聞いたり、
気難しい人と会ったり、
何かに失望したり、
とくに逆境におちいったとき、
私たちのほとんどは日ごろの癖で、
つい事態をさらに悪化させるような対応をしてしまう。
過剰反応、拡大解釈、
コチコチ頭、悲観主義。
小さなことにとらわれていらだったり悩んだりするとき、
それに過剰反応すると欲求不満がこうじるだけではなく、
ますます泥沼にはまり込む。
客観的に見られなくなり、
否定的な考えにとらわれ、
力を貸してくれそうな人たちまで遠ざけてしまう。
ひと言で言えば『すわ一大事』の生き方になってしまうのだ。
ばたばた動きまわって問題を解決しようとするが、
実際には問題をますます複雑にしているだけだ。
すべてが一大事に見えるせいで、
ドラマを次から次にこなすような生き方になってしまう。
(中略)
人生にもっと気楽にたち向かう癖を身につければ、
『なすすべもない』ような問題もなんとかなりそうに感じるようになる。
ストレス源だった『一大事』にたいしても、
前ほど動揺しなくなる。
幸いなことに、
もう一つの生き方がある。
周りの人たちともっと共感し合える、
穏やかで優雅な生き方だ。
その生き方とは、
『すぐ反応する』癖を
『客観的に見る』という新しい癖と入れ替えることから始まる。
この新しい癖を身につけることで、
より豊かで満足できる人生を送れるようになるのだ。」
さらに、リチャード・カールソン博士は、
同書の中で処世術について次のように述べています。(216頁)
「 悲しみや怒りやストレスを感じているのは
『小さいことにくよくよしている』からだ――人生をあまりにきまじめに考えすぎているからだ、
と自分に言いきかせよう。
腕まくりして人生に立ち向かうかわりに、
一歩さがってリラックスしよう。
人生は、あなたがそうしないかぎりは非常事態にはならないことを忘れないように。」
穏やかで優雅に生きるルールは二つあります。
@ 些細なことに気をもまないこと。
A『私たちが抱えている悩みや不安など所詮、すべては取るに足らない』と、さとること。
この考え方を人生に取り込みましょう。
『大きな目標があるのに小さなことに拘るのは愚かです』(ヘレン・ケラー)
『私が知りたいのは神の考えだ。それ以外はすべて些細なことでしかない』(アルベルト・アインシュタイン)
(結論)
『些細なことに気をもむな』
『小さいことにくよくよするな!』
(著者 リチャード・カールソン 訳者 小沢瑞穂 サンマーク文庫)
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