私たちは、
時々スピリチュアルな経験をする人間ではなくて、
時々人間の経験をするスピリチュアルな存在です。
これが正当な自己認識です。
これについて、
日本を代表する名経営者である松下幸之助氏が師と仰いだ中村天風師は、著書
『運命を拓く 天風瞑想録』
(講談社文庫)
の中で、こう述べています。
(50頁〜52頁)
「現代の人間は、
肉体が自分であると思っている人が多いのではないか。
しかし人間というものは、
その正体をつきつめていくと、
何も見えない、
また感じない、
霊魂という気である。
その霊魂が、
現象界に命を活動させるために、
その活動を表現する道具として肉体と心が与えられている。
いわば画家のもつ絵筆、
大工の持つ鉋と同じようなものが、
命に対する肉体であり心である。
これを正しく理解し、
正しく応用した人のみ、
その命に、
限りない強さと、
喜びと、
安心と、
平和とが与えられる。
しかしこのありがたい事実が我々の生命の中にあるのに、
多くの人は、
命というとすぐ肉体を考えるために、
そこで大変な間違いを犯してしまうことになる。
そもそも生きているという不思議な命の力は、
肉体にあるのではなく、
霊魂という気の中に霊妙な働きを行なう力があり、
それはあたかも回っている扇風機にそれを回す力があるのではなく、
電気がこれを回しているのと同様である。
この例でも人間の命の力を正しく理解できるはずだが、
人間だけは、
肉体それ自身に活きる力があるように思うところに大変な間違いがある。
(中略)
したがって人間はまず第一に、
『人間の生命に与えられた活きる力というものは、
肉体に在るのではなく、
霊魂という気の中にある』
ということを、
正しく、
はっきりと理解する必要がある。
これが最も正当な自己認証である。」
世界中の皇室や政財界トップリーダーたちのメンターを務める “ スピリチュアル界の巨星 ” ディーパック・チョプラ医学博士は、著書
『富と成功をもたらす7つの法則』
(訳者 渡邊愛子 角川文庫)
の中で、こう述べています。
「私たちは物質的な表現方法をとっているものの、
本質的にはスピリチュアルな存在であるということを、
自分自身で見つけに来たのです。
私たちは、
時々スピリチュアルな経験をする人間という存在ではありません。
むしろ反対で、
時々『人』の経験をするスピリチュアルな存在なのです。
私たち一人ひとりが、
自分のハイヤーセルフ、
または自分のスピリチュアルな『自己』を発見するためにここにいます。」(123頁)
「私たちは宇宙の旅人です――永遠という渦巻きの中で躍っている星屑です。
命は永遠です。
しかし命の表現には、寿命があり、
つかの間で、はかないものです。
仏教の開祖であるゴータマ・ブッダはかつてこう言いました。
[私たちのこの存在は、
秋雲のようにはかない。
存在たちの生死を見ることは、
ダンスの動きを見ているようなものだ。
生涯はまるで稲妻の電光のようであり
山の急斜面の奔流のように急いでとおり過ぎる。]
私たちは、
お互いに出会うために、
愛するために、
分かち合うために一瞬の間立ち止まりました。
これは貴重な瞬間です。
そしてはかないものです。
それは永遠に続く物語の中の、
ひとつの括弧書きのようなものです。
私たちが、
思いやりと、
気軽さと、
愛とともに分かち合えたら、
お互いに豊かさと喜びを創り出すでしょう。
そして、
この瞬間は価値あるものになるのです。」(139頁〜140頁)
私たちの正体は、
永遠の命であるスピリットという名の “ 意識体 ” です。
私たちは、
魂(スピリット)を成長させる為に生きています。
人生で起こることすべては “ 学び ” であり、
魂の成長の糧となります。
究極の目的は、
『悟りを開くこと』
です。
則ち、煩悩を解脱して、
宇宙スピリット(宇宙意識)と一体になる統一意識に到達することです。
『言うは易く行うは難し』
で、簡単ではありませんが、
ゴールを目指してお互い精進しましょう
『運命を拓く 天風瞑想録』
(著者 中村天風 講談社文庫)
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『富と成功をもたらす7つの法則』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 渡邊愛子 角川文庫)
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「あなたは死なない『魂の科学』が人生を変える」
(著者 イアン・カリー 訳者 戸方和子 PHP研究所)
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(著者 矢作直樹 バジリコ)
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(著者 田坂広志 光文社新書)
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