『よい子とママのアニメ絵本 F北風とたいよう』(著者 平田昭吾 ブティック社)
に、こう書かれています。
(1頁〜9頁)
「『ほくが 力いっぱい ふけば、みんな さむさで こごえて しまうよ。』
と 北風が いうと、たいようも
『わたしが 力いっぱい てらせば、みんな あつさで やけしんで しまいますよ。』
どちらも まけては いません。
『それなら どっちが 強いか、力くらべを しようよ。』
と 北風が いうと、たいようも さんせい しました。
『むこうから あるいてくる たび人の きているものを ぬがせた ほうが かちと いうことに しましょう。』
すると 北風は、いばって いいました。
『それなら ぼくの かちだ。 あんな うわぎなんか ひとふきで とばしてみせるさ。』
北風は おもいきり いきを スーッと すいこむと、ブハーッと はきだしました。
つめたい 北風が ピューピュー たび人に ふきつけます。
『うーぶるぶる。きゅうに さむく なったぞ。もっと きこまなくては・・・』
たび人は ふくろから ふくを たくさん だして、なんまいも きています。
『よーし、もういちど!ピュー。』
北風は また いきを ふきかけました。
ところが、たび人は ふくを ぬぐ どころか ぶくぶくと きこんで あるいていきます。
『北風さん、だめでしたね。こんどは わたしのばんです。』
そういうと たいようは、ぽかぽか あたたかい ひかりを たび人の ほうに むけました。
『うわーっ!なんという日だろう。きゅうに あたたかく なってきたぞ。』
たび人は あせを ふきだしました。
そして たいようは もっと あつい ひかりを たび人に むけました。
『うひー あつい あつい。ぜんぶ ぬいで しまおう。』
たび人は きこんだ ふくを ぜんぶ ぬいで はだかに なると、川の中へ ザブーンと とびこみました。
北風は たいようの 力に かんしんして
『ぼくのように 力ばかりでは 人を うごかすことなんて できないのですね。』
力ばかりでむかうのではなく、おだやかであたたかい心を持って接しましょう。」
私たちは、
長年の習性で、
つい人や物事を批評・批判・非難・誹謗しがちです。
裁こうとします。
理非善悪を裁断します。
つまり、
北風を吹かせてしまいます。
しかし、
悪を懲らしめようとしても、
逆効果です。
なぜなら、
人が関心を向けたものが増大するという宇宙法則が働くからです。
例えば、
麻薬撲滅運動は、実際には麻薬を増加させました。
テロとの戦いは、テロを増加させました。
だから、
発展的・建設的・創造的なことに関心を向けることが大切です。
ネガティブ感情・悪・偽・醜に関心を向けることを極力、慎むことが肝心です。
ポジティブ感情・善・真・美に関心を向けましょう。
戦争に目を向けるのではなくて、
平和に目を向けましょう。
憎しみに目を向けるのではなくて、
愛に目を向けましょう。
私たちがやるべきことは、
北風を吹かすことではなくて、
太陽になることです。
つまり、
力で、おさえつけるのではなくて、
穏やかな心、温かい心で、
愛を広めることです。
受容・承認・称賛・共感・感謝・寛容の精神を広めましょう
『よい子とママのアニメ絵本 F北風とたいよう』
(著者 平田昭吾 ブティック社)
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