私は、
『人生に答えなどない』
と思っていました。
自身の人生ノートに、
『こうやって、自分なりに精一杯生きてきた。
これもした、あれもした、
悩んだ、悶えた、苦しんだ。
でも、楽しいことも、嬉しいことも沢山あった。
これが私の生き様です。』
と書いて、
この世を去るとき、
『自身の人生ノートを神様に提出して見てもらうのが人生だ』
と思っていました。
しかし、
私の勉強不足でした。
人生には、答えがありました。
それは、
『いつでも、どこでも、どんなときも、笑顔で過ごすこと』
です。
四六時中、クシャクシャの笑顔で過ごせるよう練習しましょう。
なぜなら、
人生は、楽しむ為、“ 喜び ” の為にあるのだから。
作家・講演家の小林正観さんは、著書
「幸せな人は知っている『人生を楽しむ』ための30法則」
(フォレスト出版)
の中で、こう述べています。
(1頁〜4頁)
「ある会社の社長が亡くなりました。
心臓マヒ。
いきなりの死亡でした。
社長は林の中を歩いていましたが、
突然きれいなお花畑に出ました。
美しい青空、
寒くなく暑くなく、
とても気分がよいところです。
お花畑の向こう、
感覚的には100メートルほど先に、
川が流れていました。
お花畑に出たとたんに、
どこからか声が聞こえてきました。
男の声、女の声、
どちらとも言えず、
荘厳とかおごそかとか、
そういう感じもない。
といって、冷たい事務的な声というのでもない。
その声は、こう言ったそうです。
『川のほとりまで行ったら、
そこであなたの人生について尋ねる。
川のほとりまでに、
どんな人生だったかを、
まとめておきなさい』
この社長は、
他人の10倍も20倍も働き、
努力して、頑張ってきた人でした。
会社も大きくし、従業員も増やした。
商工会の役員もやり、
名誉や地位も充分に手に入れていました。
『胸を張って、
人よりもたくさん努力し、
頑張ってきた、と言える。
それなりの成果、実績、数字も達成してきた』
と思ったそうです。
川のほとりまで来ました。
いわゆる『三途の川』でしょうか。
再び、『あの声』が聞こえてきました。
『それでは、あなたの人生について聞く。
答えの用意はできたか』
胸を張って、社長は、
『はい』と答えました。
何でも聞いてください、
たくさんのことをやってきた。
恥ずべきことはないし、
自慢できることは多い。
誇らしい気持ちで質問を待ったそうです。
『それでは聞く。
人生を、どれほど楽しんできたか』
社長は絶句しました。
答えられなかった。
人生を楽しもう、と思ったことはなかったし、
楽しんだこともなかった。
従業員を怒鳴りつけ、
家族に対しても厳しかった。
自分に厳しく生きてきた分、
社長は周りの人にも常に、
厳しく当たってきました。
『楽しむ』という概念は、
社長の人生には、なかったのです。
答えられずに、絶句していました。
『あの声』は、こう言ったそうです。
『あなたは人生について考え違いをしていました。
もう一度、やり直しなさい』
えっ、と思った瞬間に目がさめました。
生き返ってしまったのです。
完全に心臓が止まり、死んでいたのに、
生き返りました。
そして社長はその後、
まったく違う人格の人になり、
ニコニコして楽しい、
誰からもその存在が喜ばれる人になりました。
“ 魂 ” は進化します。
しかし、
“ 魂 ” だけのときは進化しません。
進化するためには肉体が必要です。
肉体の存在を通してのみ、
私たちは進化することができます。
“ 魂 ” が未熟なときは、
病気や事故、出来事、現象について、
『つらい』『苦しい』ととらえます。
“ 魂 ” が進化すると、
出来事すべてに『楽しい』と思い、
『おかげで成長できた』
『ありがたい』
と思えるようになります。
『未熟』と『進化』の中間に、
『修行』ととらえる期間があります。
『人生はいろいろな修行の場』
ととらえることで、
『つらい』『苦しい』という感覚からは卒業できますが、
本来の人生は『修行』のために設定されているものではありません。
『人生は楽しむもの』」
小林正観さんが述べている通り、
『人生は本来、楽しむもの』
です。
『つらく、苦しい』と人生をとらえるのではなくて、
出来事すべてに『楽しい』と思い、
『おかげで成長できた』
『ありがたい』
と思いましょう。
『人生は楽しむもの』です。
いつでも、どこでも、どんなときも、
明るく、楽しく、元気よく、笑顔で過ごせる練習をしましょう。
笑顔でいつづければ、人生は変わります。
四六時中、クシャクシャの笑顔で生きましょう
「幸せな人は知っている『人生を楽しむ』ための30法則」
(著者 小林正観 フォレスト出版)
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