“太く短く” ではなくて、“細く長く” 生きましょう
なぜなら、
『大きい薬缶は沸きが遅い』
『大器は晩成す』
“Who goes slowly goes far.”
(ゆっくり歩む者が遠くまで行く)
からです。
焦らず、慌てず、無理をせず、
ゆっくり歩みましょう。
何事も、
スモール・ステップが大事です。
実は、
これが心身の健康にも良いのです。
これについて、
順天堂大学医学部教授の小林弘幸博士は、著書
「ゆっくり生きれば、遠くまでいける 副交感神経で『最高の人生』を手に入れる」(大和書房)
の中で、こう述べています。
(3頁〜10頁)
「もし誰かに
『究極の健康法を教えてください』
と言われたら、
『ゆっくり生きること』
と私は即座に答えます。
『ゆっくり生きる』
という言葉には
『健康のすべて』
が集約されていると考えられるからです。
ところが、
現代社会を生きる私たちはとにかく忙しい。
時間的、物理的に忙しいだけでなく、
『あれが心配だ』
『こんな悩みがある』
『気がかりなことがなくならない』など、
精神的にも落ち着くことがありません。
あなたの日常も同じではないでしょうか。
仕事が忙しい。
体調に不安がある。
悩みを抱え、いつも心が落ち着かない。
時間に追われ、ゆったりと過ごすことができない。
人生の壁にぶつかり、落ち込んでいる。
現代社会を生きる誰もが
『ちょっとした不安、忙しさ、疲れ、悩み』
などを抱えながら日々暮らしています。
きっとあなたも
『毎日が忙しいのは当たり前』
『不安やストレスがなくならないのは仕方がない』
とあきらめムードで考えているのではないでしょうか。
ですが、
この『物理的にも、精神的にも落ち着かない日常』は、
じつは健康を害する大きな要因となっています。
『ゆっくり生きる』
とは真逆にある
『不安で、忙しない日常』は、
あなたの体を確実に蝕んでいるのです。
(中略)
私たちの体の調子を支配しているのは自律神経。
心臓や胃腸を動かしたり、
血液をつくり、
血管の収縮を管理するなど
『自分では意識して動かせない部分』
のすべてを担っているのが自律神経です。
この自律神経が乱れると、
体の調子が悪くなり、
果ては病気になってしまう。
残念ながら、
多くの人が送っている
『忙しく、落ち着かない日常』
は、自律神経がもっとも乱れやすいライフスタイル。
心臓や胃腸の働きが悪くなり、
血液の質が下がり、
血流も悪くなります。
その結果、
心臓や脳の疾患、血管系の病気、
胃腸のトラブルなどを起こしやすくなってしまうのです。
(中略)
一方で、
人は安心しているとき、
適度に血管が拡張し、
スムーズに血液が流れる状態になっています。
まさに、
ゆっくり生きれば、
それだけ健康に近づくということです。
医学的に表現するなら、
自律神経が整い、
血流が良くなるというわけです。
血流が良いということは、
病気になりにくいだけでなく、
脳にも十分な血液が届くので集中力が増し、
判断の質も向上します。
冷静かつ平常心でいられるので、
感情的になりにくく、
対人関係の問題も起こりにくい。
まさに良いことずくめです。
病気にならないのはもちろん、
対人関係を良くするためにも、
仕事や家事でのパフォーマンスを向上させるためにも、
『本当の健康状態』
をつくることはとても大切。
そのポイントが
『ゆっくり生きること』
なのです。」
小林博士が述べている通り、
自律神経が、
すべての鍵を握っています。
ゆっくり生きれば、
自律神経が整います。
自律神経が整えば、
病気になりません。
それだけでなく、
仕事のパフォーマンスも上がります。
対人関係も良くなります。
(結論)
『焦らず、慌てず、無理をせず、
ゆっくり生きましょう』
“Who goes slowly goes far.”
(ゆっくり歩む者が遠くまで行く)
「ゆっくり生きれば、遠くまでいける 副交感神経で『最高の人生』を手に入れる」
(著者 小林弘幸 大和書房)
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