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メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー・行動心理士の高原茂です。宜しくお願い致します。 「このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。」 など
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2023年06月29日

【小我を捨てて大我に生きる】

【“小我”を捨てて“大我”に生きる】

『小我(エゴ)を捨てて、大我(愛)に生きましょう!』

とはいえ、

これは究極の理想です。

小我も造物主がつけてくれたものですから、

全否定する必要はありません。

晩年になって、

小我(エゴ)がゼロ(0)になり、

大我(愛)が百(100)になるのが理想です。

偉大な詩人のヘイデン・カルースは、

晩年に書いた詩で、

『今の自分にあるのは愛情だけだ』 

と述べています。
〔『人生で大切なたったひとつのこと』(著者 ジョージ・ソーンダーズ 訳者 外山滋比古・佐藤由紀 海竜社)参照〕

今はエゴが百(100)であっても、

少しずつエゴを削りながら魂を磨いていきましょう。

私が高校一年生の時、

クラスメイトの高濱正伸君(花まる学習会・代表)に 

『高原は打算的なんだよ』 

と指摘されたことがあります。

確かに当時の私はエゴイストでした。

それから少しずつエゴを削りながら、今に至っています。

未だ完全にエゴを払拭することはできていませんが、

『肉体が亡ぶ時エゴがゼロ(0)になっていたら良いな』 

と思っています。

エゴについて、

多摩大学大学院名誉教授の田坂広志博士は、著書 

「未来を拓く君たちへ なぜ、我々は『志』を抱いて生きるのか」 (PHP文庫) 

の中でこう述べています。 
(142頁)

「 たとえ、一つの国家を建設した国王でも、

それが、ただ 

『自分の権勢を拡大したい』 

との思いだけで

成し遂げたものであるならば、

その人物の人生の意味は、

単なる 

『エゴの衝動』。

ただ、自分のエゴに振り回されて生きたに過ぎない。

しかし、

たとえ、日々、街の片隅で
ささやかな仕事に取り組んでいる人物でも、

もし、その人物が、

広い世界を見つめ、

遠い彼方を見つめて

仕事に取り組んでいるならば、

その人物の人生には、

素晴らしい意味がある。」

『エゴの衝動』には価値がありません。

大我(愛)に生きてこそ意味があります。

では、どうすれば私たちは 

『小我を捨てて大我に生きる』

ことができるようになるのでしょうか?

田坂広志博士は、著書 

「逆境を越える『こころの技法』」 
(PHP文庫) 

の中でそのヒントについて、

こう述べています。
(218頁)

「 この『世の中のために、多くの人々のために』 

という意識が深まっていくと、

これも自然に、

『こうしたら自分に有利だ』 

とか、

『どうすれば自分が得するか』

といった自分中心の発想、

『私心』 

が消えていくのです。

言葉を換えれば、

『私心』、

すなわち 

『小我』 

が消えていき、

『世の中のために、多くの人々のために』 

という 

『大我』 

が、心の中に育ってくるのです。」

キーワードは 

『世の為、人の為』 

です。

換言すれば、

『博愛主義』 

『慈悲心』 

『フィランソロピー』 

です。

ディーパック・チョプラ博士は、著書 

『富と成功をもたらす7つの法則』 
(渡邊愛子=訳 角川文庫) 

の中で、

大我を培うワークについて次のように述べています。  
(131頁)

「 毎日自分に 

『どうすれば役に立てるでしょうか?』 

『どうすれば人の助けになるでしょうか?』 

と質問します。

これらの質問の答えは、

仲間である人類の役に立ち、

愛情をもって奉仕できるようにしてくれます。」

小我(エゴ)を捨てて

大我(愛)に生きる人々が増えると

世界は平和になり

文化の様相も変わっていきます。

これについて、

チョプラ博士は、著書 

『ゆだねるということ(下)』 (サンマーク文庫) 

の中でこう述べています。 
(145頁)

「 より広い意味で、

世の中、地域社会、制度のなかに

ある考えを抱く一定数の人間が現れてくると、

集団全体の態度も決定されていきます。

抑圧された自己が多数を占める文化では、

利益、

無慈悲な競争、

経済的帝国主義、

極端なナショナリズム、

軍事的対立、

暴力、

恐怖が支配することになります。

しかし、

拡大された自己をもつ人間が同じ数だけ現れてくれば、

願望が自然に叶えられるようになるだけでなく、

文化の様相も変わっていくでしょう。

暴力を使わない対立の解決、

思いやり、

謙遜、

平和、

社会的・経済的な公平などが実現されていくのです。」

大我に生きる高い意識を持った人々が増大し、

クリティカルマス(物事が劇的に広がり、定着するために必要な最低人数)に達すれば、

『世界平和』 

と 

『人類の幸福』 

は実現します。

ということで、結論はこうなります。

(結論)
『 “小我” を捨てて “大我” に生きよう!』

「未来を拓く君たちへ なぜ、我々は『志』を抱いて生きるのか」
(著者 田坂広志 PHP文庫)
https://amzn.to/3PyiCYk

「逆境を越える『こころの技法』」
(著者 田坂広志 PHP文庫)
https://amzn.to/3r5jQ36

『富と成功をもたらす7つの法則』(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 渡邊愛子 角川文庫)
https://amzn.to/3psIytQ

『ゆだねるということ(下)』
(著者 ディーパック・チョプラ 訳者 住友進 サンマーク文庫)
https://amzn.to/3NSltu4
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