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2020年09月12日

地震計算はグラフ・表が命!<その2>

こんにちは、YOSHIOです。
今回は地震の3回目、地震の計算Part.2です。
今回は前回と違った基本問題を説明していきます。


前回のブログで、「地震の計算にはグラフが付き物」
と述べましたが、グラフ以外に表を用いる場合もあります。
早速ですが、表を使った計算問題を1つ。

例)次の表は発生した地震を各地点で
初期微動の発生時刻・主要動の発生時刻・震源距離を
まとめたものである。次の問いに答えよ。
jishin9.jpg
(1) 初期微動の速さを求めよ。
(2) 主要動の速さを求めよ。
(3) 表のアに当てはまる数値を求めよ。


(1)速さを求める時は、2地点の時刻の差と距離の差を計算しておきます。
jishin10.jpg

計算式でもいいですが、表を書き足しせば確認が楽ですね。
2地点の差は、5秒で25kmになり、
「き・は・じ」を使って計算するだけです。
25km ÷ 5秒 = 5km / 秒


(2)は(1)と解き方が同じです。
(1)と同じように、2地点の時刻と距離の差を取ります。
jishin11.jpg

2地点の差は、10秒で25kmになり、
「き・は・じ」を使って計算するだけです。
25km ÷ 10秒 = 2.5km / 秒



(3)は震源距離が問題にからむ場合は、初期微動継続時間を求めます。
初期微動継続時間は、主要動の時刻と初期微動の時刻の差なので、
下のように考えると、簡単に求まります。
jishin12.jpg

A地点では、5秒で25km
C地点では、15秒で ア km であることから、
比例式にしてしまいます。
  5秒:25km 15秒:ア km
        ア = 75km




表を使った地震計算のポイントは3つ。
@ 速さを求める時は、2地点の時刻と距離の差で「き・は・じ」
A 初期微動継続時間は、主要動と初期微動の時刻の差
B 震源距離は初期微動継続時間との比例式を作る



グラフと違って、
表を縦に見るか・横に見るかで、
意味が違ってきます。
「求めるもの」で表の見方を決めておくことがポイントになります。
グラフと表と違いをつかんでいきながら、
地震計算Part.2、頑張ってみませんか?
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15年近く塾などで勉強を教えてきて身に付けたことを、 ブログを通して伝えられたらと思い、投稿を始めてみました。 主に苦手な子が多い中学理科を基本から分かりやすく、ポイントを伝えていけるよう勧めていきたいと思っています。
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