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2020年09月11日

地震計算はグラフ・表が命!<その1>

こんにちは、YOSHIOです。
今回は地震の2回目、地震の計算Part.1です。
どうしても扱いたかった基本問題が2つあるのですが、
1枠だけで収まらなかったので、
今回と次回の2回に分けて取り上げていきます。



地震の計算にはグラフが付き物です。
このようなグラフで出題されることを知っておくと良いです。
jishin4.jpg

左図の場合は、直線のグラフが2本
右図の場合は、心電図のようなグラフが1本

知っておきたい言葉は下記になります。
最初にやってくる小さな揺れを、初期微動(P波)といいます。
初期微動から遅れてやってくる大きな揺れを、主要動(S波)といいます。
また、主要動と初期微動の到達時刻の差を、初期微動継続時間といいます。
それぞれの言葉が、グラフではどこを指すか
理解しておくことが、地震計算の第一歩です。



それでは、グラフを使った計算問題を1つ。
例)下のグラフを使って、次の問いに答えよ。
jishin5.jpg
(1) 初期微動の速さを求めよ。
(2) 主要動の速さを求めよ。
(3) 震源から180km 地点での初期微動継続時間を求めよ。

(1)速さを求める時は、グラフの分かりやすい点を見つけます
jishin6.jpg
例えば、初期微動のグラフから、20秒経過の時に震源から90km
時間と距離が分かるので、「き・は・じ」を使います。
90km ÷ 20秒 = 4.5km / 秒
※問題からの指示がない限り、そのままの単位で計算OKです。



(2)は(1)と解き方が同じです。
jishin7.jpg
主要動のグラフから、30秒経過の時に震源から60km
時間と距離が分かるので、「き・は・じ」から、
60km ÷ 30秒 = 2 km / 秒



(3)は問題文章の条件をグラフに照らし合わせることで
答えを求めやすくなります。
jishin8.jpg
震源から180kmとあるので、グラフの縦軸の180に注目したら、
そのまま2つのグラフの←→を見ます
この←→の範囲の時間目盛りを読めば答えが分かります。
1目盛り10秒で、5目盛り分あるので、50秒



グラフを使った地震計算のポイントは3つ。
@ 速さを求める時は、数値が分かる点を見つけて「き・は・じ」
A 初期微動継続時間は、震源距離の地点のグラフの幅で見る
B グラフは1目盛り分の数値は正しくつかむ


難しい計算公式がない分、
グラフの読み方に慣れれば自信もついてきますからね。
少しずつでいいのでグラフに慣れて、
地震計算Part.1、頑張ってみませんか?

※ 次回ブログは、地震計算Part.2です。
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15年近く塾などで勉強を教えてきて身に付けたことを、 ブログを通して伝えられたらと思い、投稿を始めてみました。 主に苦手な子が多い中学理科を基本から分かりやすく、ポイントを伝えていけるよう勧めていきたいと思っています。
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