こんにちは!
EVE2です。
新入社員が早期退社するという話は、テレビを初めとするマスメディアからの報道で聞かされています。その状況について調べて見ると、平成15年当時よりも減ってきてはいるようですが、現在も、入社した社員の3人のうち1人は辞めているようです。
[なんで早期に会社を辞める?]
その理由について、ChatGPTに聞いてみました。
日本において、新卒社員が4年以内に辞める率が高い理由は複数ありますが、以下に主な要因を挙げてみましょう:
❶長時間労働とワークライフバランスの不均衡
多くの日本の企業で、長時間労働が一般的であり、新入社員にとっては厳しい労働環境が待っています。これにより、仕事とプライベートの調和が難しくなり、ストレスや疲労が蓄積し、辞職の要因となることがあります。
❷終身雇用制度の崩壊
過去には日本の企業文化で終身雇用制度が一般的でしたが、近年ではその崩壊が進んでおり、雇用の安定性が低下しています。このため、若い世代の新卒社員は、将来のキャリアの安定性を求めて転職を検討することが増えています。
❸スキルの不一致
新卒者と企業の期待との間でスキルの不一致が生じることがあります。大学や専門学校で学んだスキルと、実際の業務で求められるスキルが合致しない場合、新卒社員は仕事に適応しにくく、転職を選択することがあります。
❹企業文化や人間関係の問題
企業の文化や人間関係が合わない場合、新卒社員は職場での適応が難しく感じ、他の職場を求めることがあります。特に、上司とのコミュニケーションや労働環境がストレスの要因となり、辞職につながることがあります。
キャリアの多様性を求める傾向:若い世代の中には、複数の業界や職種での経験を積むことを重視する人も増えており、短期間で転職することで異なる経験を積む機会を追求する傾向があります。
これらの要因が、新卒社員が4年以内に辞める率が高い理由の一部を説明しています。日本の労働市場や労働文化には個別の要因が影響を与えており、一般的な傾向として考えられています。ただし、個々の状況や企業によって異なるため、全ての新卒社員に当てはまるわけではありません。
以上を理由として、ChatGPTは挙げているのですが、それ以外にあると考えています。
[初任給の上昇]
日本は、失われた30年と言われていますが、その間企業の稼ぐ力は変わっていないというか減っています。ただ、新入社員の給与はうなぎ上りです。ある企業だと、初任給が40万円を出すといっている企業もあります。
なんか、おかしいですよね?企業の稼ぐ力が30年前と変わっていないというか、むしろ減少しているのに、初任給はなんで増えているのでしょうか?
その理由は、40、50代の給与水準が、新入社員の初任給と逆行して減っているからです。
[新入社員と上司との関係]
初任給が上昇する中、新入社員と上司との関係はどうなっているでしょうか?多分、長年同じ会社にいる上司と言われる人は面白くないと思っています。しかも、その上司と言われる人が入社したときは、初任給はかなり安いにもかかわらず、こき使われていたはずです。うまくいかない、うまくいくというのは、会社や人により大きく違うとは思うのですが、新入社員が入社から3年以内にやめるケースが多い実情を見ると、以上の状況からうまくいっていないのではと想像しています。
[あとがき]
私もある程度年をとり、給与のことで部長に会議室に呼ばれたことがあります。内容としては、部署内でかなり高い給与をもらっているというのです。そのとき、周りと比較して、1人でシステムについて理解し動くことができたので、話は聞き流していましたが、この資料をまとめていて、そのときのことが思い出されます。
では、また!
■学歴別就職後3年以内離職率の推移(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/11652000/000845624.pdf
■図4-1 新規学卒者初任給(男性)1976年〜2019年(独立行政法人 労働政策研究・研修機構)
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/html/g0404.html
■令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2022/index.html
■新型コロナウイルス感染症関連情報: 新型コロナが雇用・就業・失業に与える影響
国内統計:売上高、営業利益、経常利益、設備投資(独立行政法人 労働政策研究・研修機構)
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/covid-19/c16.html