2017年02月10日
説明会で知ってしまった、不妊治療の不都合な真実
薬漬けの治療(hCG過剰投与)で卵巣が蝕まれる
hCG注射という名前、実は私も説明会で初めて知りました。
けれども以前の病院の治療の時、今思えばそのHCG注射を打たれていたんです。
例えばタイミング法の治療の時、エコーで卵胞の大きさを確認された後
「たぶん2〜3日後に排卵すると思うけど、念のため確実に排卵するように注射しておくね」
それから人工受精の時も
「そろそろ排卵しそうだけど、明後日は病院休みなんだよね。明日の午前中、精子持ってこれる?明日人工受精できるように今日注射しておこうか」
というような感じで。
■hCGとは
hCGとは、本来は妊娠が成立したときに分泌されるホルモンの名称です。
hCGが卵巣に作用して、妊娠を維持するのに必要な「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の分泌をさらに促す、という仕組みらしいです。
実際、受精卵移植後、妊娠判定のときにこの値を血液検査で図ります。
移植前は0に近い値が、着床に成功していると、移植後1週間で100以上の値に跳ね上がりました。
■hCGは排卵誘発の効果もあるけれど
hCGは卵巣に強く働きかける作用を持っているので、排卵を誘発する効果もあるらしいのです。
そのため、私のようにタイミング法や人工受精の治療でもバンバン注射を打たれてしまうのが一般的のようです。
100%排卵できるわけではないですが、ある程度確実性が上がり、スケジュールがコントロールできるんでしょうね。
けれど、本来動物が排卵するときに、それを促すのはLH(黄体化ホルモン)というホルモン。
ではなぜ不妊治療でLHを使用しないのか?
それはLHを人工的に生成するのは難しいから。
hCGは、なんとネズミの体内で合成して大量生産が可能らしいのです。
(昔は出産後の胎盤から作成していたと説明されていました)
そのため、hCGを不妊治療では使用しているのですが、副作用というか弊害が起きることも。
hCGの副作用とは?
<1:卵子の質が低下>
人工的に投与されたhCGは卵巣に強く働きかけるので卵巣の働きやホルモンバランスが狂ってしまい、
卵胞がつぶれても卵子が飛び出さず、卵巣内に残留して『古い卵胞が不死化する』。
これを院長は『卵胞の生殺し』と言われていました。
つまり、卵子の質が悪くなってしまう⇒不妊の原因にという事なのです。
<2:不育症の原因にも>
また、hCGの効果は約10日間と長持ちしてしまうため、着床やその後の妊娠経過に影響を及ぼすこともあるらしいです。
『不育症ということが言われるけれど、これは不妊治療の負の遺産だ』と。
<3:OHSS(卵巣過剰刺激症候群)>
卵巣に強く働きかけすぎてしまうがゆえに、過剰に卵胞が刺激されて卵巣が肥大化してしまう「OHSS(卵巣過剰刺激症候群)」になってしまうこともあるらしいです。
卵巣が腫れてしまい、腹痛や腰痛などの症状が出てきてしまうとのこと。
そういえば、私は以前急性胃腸炎で入院したことがあるのですが、その時内科の先生にエコーをとってもらって
「卵巣が腫れているね」と言われたことがあります。
もしかすると、OHSSだったのかも・・・?
それに多嚢胞性卵巣症候群になってしまったのも、hCGの過剰投与も原因の一つだったのかもしれません。
なんせタイミング法6回、人工受精(AIH)5回と、体外受精にいきつくまでに11回も注射を打たれているのですから。
夢クリではhCGは投与されません
そのため、もちろん夢クリではhCG投与はしません。
今までの不妊治療の負の遺産である残留卵子を、まず最初の採卵で根こそぎとってリセットしてくれるんだそうです。
他にももっと院長はhCGのことをボロクソに言っていました。
でもその恐ろしい薬が、他の医院では定説としてまず投与、とされているなんて恐ろしすぎます。
良かれと思って打った注射が、実は不妊や不育症の原因につながっていたなんて・・・
私は説明会の帰りにそのことがショックで旦那サマにそう話すと
「だからここで新たにリセットしてスタートするんだろ」と励まされました。
例えば1〜2回のタイミング法や人工受精で妊娠できるくらいなら、
hCGの副作用もたいしたことないのかもしれません。
でも、不妊に悩めば悩むほど、実は薬に蝕まれてしまうなんて。
この事実を知ってもらうだけでも、このブログを私が始めた意味はあるのかな、なんて思うくらいです。
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