2010年09月24日
ローズ超え誓うイチロー「超えてあげたい」
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ブルージェイズ−マリナーズ(23日・トロント)その瞬間はあっさり訪れた。五回1死一塁で迎えた3打席目、イチローは初球の真っすぐをはじき返す。センターへの鋭い打球。一回に空振り三振に倒れた後、2打席目の左翼線二塁打で王手をかけ、間髪置かずに決めた。重圧を一切感じさせない打撃に10年間の歩みが垣間見えた。
メジャー1年目のオープン戦。当時ロッキーズの主力左腕ハンプトンと対戦し、ある日本人記者から「彼からヒットが打てると思いますか」との質問が飛んだ。イチローは「あの質問は一生忘れない」と笑みを浮かべて振り返る。あれから10年。現役では誰よりも多くの安打を重ね、不振そのものが珍しいと思われている。
「最初は侮辱から始まった。それが何でヒットが打てないんですか、という質問に変わった。(自分の)野球に対する思いとかは変わっていないけど、周りを変化させられたことに対して、ちょっとした気持ちよさはある」。工夫、継続、野球への熱い思い。さまざまなものが織りなすプライドがうかがえた。
マリナーズ入団のころ、メジャーリーグはパワー全盛。それが守備、投手力の時代に移りつつある。そんな野球界の大きな流れにかかわらず、5年連続大リーグ最多安打を射程圏に入れている。
200安打に「(達成感は)あるある。ただ、表現しづらいというだけ。簡単じゃないことは僕が一番知っている」。10度目はローズと並ぶ史上最多。イチローは「ぜひ超えてあげたいと思います」と自信たっぷりに言った
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