2010年05月15日
完全男・ブレーデン「ゴジラにやられたね」
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エンゼルス−アスレチックス(14日、エンゼルスタジアム)前回登板で完全試合を達成した技巧派左腕のブレーデンが苦笑した。「ゴジラにやられたね。失投だ」。肩口から入ったカーブを振り抜いた松井秀の打球は瞬く間に右翼席へ飛び込んだ。不振にあえいだ末の4月22日以来となる本塁打だった。
六回、1点を先制した直後の2死一、二塁。左腕が得意とする緩急に崩された4月の対戦と違い、泳がされることなく「強いスイングができた」。軸を保って下半身を回せば力はバットに伝わる。これまでの不振を「ほんのちょっとしたズレ。きょうみたいに当たれば飛ぶ」と実感した一打になった。
打撃の本質を「好球必打」と言う。今回の不振も、好球を「打ちにいくまでの間に崩されている」と表現していた。甘い球を強打しようと力んで手首の返しが早くなり、球の上をたたいてゴロになる。球の軌道を見誤る…。だが、六回の打席は「しっかり待てているというのがあった」と納得顔だった。
5月に入って4番の座を明け渡し、先発落ちも経験した。6番に下がって迎えた初戦。好球を待ち構える間合いを整えることだけに集中した。久しぶりに好結果につなげた。それでも微妙なズレは「つかめそうで、なかなか、つかめないもの」。完全復調と安易には考えていない。
【15秒バージョン】
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