2010年03月15日
エ軍・松井秀、5試合目で初タイムリー!
エンゼルス−カブス(14日・アリゾナ州テンピ)エンゼルスの松井秀喜外野手は「4番・指名打者」で出場、3打数1安打だった。内容は一ゴロ、中前打(打点1)、二ゴロ。
力強くたたいた打球が、真っ青な空に映える緑の芝生に弾んだ。エンゼルスの松井秀が出場5試合目で初のタイムリーとなる中前打。本調子には程遠いとはいえ、周囲が期待する「勝負強さ」の一端を見せた。
二回1死一、三塁の第2打席だった。4番として最低でも犠飛という場面で「併殺打が一番よくない」と冷静に判断。ゴロになる危険性が高い低めの球は捨て、目線を高めに合わせていた。その分、詰まりながらも内角高めの直球を中前へ。
過去3戦は無安打で、それも勢いのない内野ゴロがほとんど。「頭と体が一致していない。脳から体に信号がうまく伝達できていない」と表現した通り、手元で微妙に変化する球に反応できていなかった。この日は、松井秀らしい、場面に応じた的確な対応だった。
第1打席の一ゴロは打球に力があり、二ゴロだった第3打席は内外角を揺さぶられても「崩されている感じはなかった」と言う。ソーシア監督は、打席を重ねることで「間違いなく進歩している」と満足げだ。
ただ、まだ結果を気にする必要のない時期だけに、松井秀の「いい1日になった気がする」という口ぶりは淡々としていた。
【15秒バージョン】
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