2010年03月16日
遼クン、地に足つけた米2年目「昨年はお客さま」
米男子ゴルフツアーのトランジションズ選手権(18日開幕)に出場する石川遼が15日、米フロリダ州パームハーバーのイニスブルック・リゾート(7340ヤード、パー71)での練習ラウンドに臨んだ。太陽がまだ上り切らない午前7時過ぎ、一番乗りで10番のティーグラウンドに立った。
練習ラウンドは3日目を迎えた。フロリダの風を受けながら、豪快にドライバーを振る。その姿に並々ならぬ意欲と順調な調整をうかがわせた。
「ラフが短くなっているかな。去年はラフの長さに苦しんだから、スコアが伸びそう。(スコアを)出す技術のない僕にとってはプレーしやすい」と冷静に話した。8日に行われた高校の卒業式出席を優先し、前週のCA選手権出場をキャンセル。昨年、何度もこなしてきた強行スケジュールを回避し、マスターズの予選通過を目指し、ことし2度目の米国遠征に備えてきた。
今大会からキャディーバッグを緑色のものに新調した。「2010年マスターズモデル」として1月の記者会見で発表したものだ。「少し早めに導入しました。みんなにかっこいい、と言われます」と笑顔を浮かべる。
米国入りしてからは、ゴルフだけでなくテニスやラケットボールで汗を流し、気分転換もしているという。「昨年はお客さまだった」という米ツアー挑戦。2年目は地に足をつけて調整をこなしている。
【15秒バージョン】
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