１８日に米フロリダ州パームハーバーで開幕する米男子ゴルフツアーのトランジションズ選手権に石川遼と池田勇太が出場する。

　米ゴルフ界はタイガー・ウッズ（米国）復帰の話題で持ちきりだが、会場では昨年の日本ツアーで最年少賞金王を争った２人にも注目が集まっている。開催コースのイニスブルック・リゾート（７３４０ヤード、パー７１）で練習ラウンドに臨んだ１６日は、主催者が“ツーショット”でのフォトセッションを設定した。

　大会を目前に控え、あこがれのウッズ復帰が決まったことは、石川には大きな励みとなりそうだ。さらに、コースへの慣れも力となる。この大会は昨年に続く出場で、今回も練習ラウンドはこの日で４日目。異なる軌道のアプローチを試し「いろんな落とし方がある。そのことに去年はあまり気付くことができなかった」と話した。

対する池田は、世界のトップ選手が集結した前週の世界選手権シリーズ、ＣＡ選手権で２２位と健闘。今週も初めて体験するコースだが「アップダウンがあり、木でセパレートされた林間コース。日本っぽいね」と１８ホールを回り終えた後に笑みを浮かべ、攻略に自信を見せた。ウッズ復帰には「別に…」とあまり関心がない様子だった。