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2019年10月01日

コーチと親の距離感の話

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 少年団では、親御さん達と指導者との距離感が本当に難しいなって思います。

 子供達を介して両者は、繋がっているだけの間柄でもありますし、深くも無ければ浅くも無い微妙な関係なんです。

 言っても多対1ですからね・・・何か問題が生じれば指導者の方が分が悪い事も多いんです。(^^;

 ましてや、同じ地元の人間同士ともなるとね〜色々とやり難い部分もあるのが現状なんです。



 指導する側と親御さん達の距離感が近いのは、少年団の良い部分でもある訳なんですが・・・近過ぎると、やはりトラブルの種となる事も多いのです。

 親御さんの声が反映され易いと言うのは、1つの長所でもありますが・・・それも度を越えてしまうと、チーム内を引っ掻き回してしまう短所に変えてしまう事だって在り得るのですね。

 誰だって基本的には我が子を中心に物を見ている訳ですからね。

 親御さん達が色々な意見を言い始めれば、チーム内がカオスと化する事は想像できますよね。(^^;



 指導の現場に無許可で入って来る親御さんも時折います。

 直接入って来て指導をしなくても、外から大きな声で我が子に指示を出したりなんて事は多いでしょうかね。

 指導者と別の指示、指導をし始めると・・・子供達がどちらの指示に従えば良いのか混乱し始める事もしばしばなんです。(^^;

 試合中なら尚の事・・・訳が分らなくなってしまいます。(汗)



 まぁ、多くの場合良かれと思って・・・そうしている事が多いのでしょうけどね。

 指導者からしたら親の暴走にしか見えないのも又事実なんです。

 サイドコーチングなんかにしても、今ではチームにペナルティーが科せられてしまう事もある様ですから・・・気を付けて貰いたい所なんです。

 指導者同様、親御さん達にも、今では厳しい目が向けられていると言う事は忘れて欲しくないですかね。



 親御さん達との距離が遠過ぎるのも考え物なんです。

 それはそれで、時限爆弾をセットしたような物でもあります。

 何時爆発するかも分からないトラブルの種を撒き散らしているのですね。

 必要以上のコミュニケーションを取る必要もないのでしょうが・・・ある程度は、指導者の考え方を知ってもらうためにもマメなコミュニケーションは大事なんだろうと思います。



 ともすると、親御さん達を遠避けてしまう指導者の方もいるみたいですしね。(^^;

 それはそれで、色々と不都合な事も起こり得る訳なんです。

 協力して貰いたい時に協力を得られないなんて事も実際に起こり得るんですね。(汗)

 親御さん達の協力が無ければ運営もままならないのが少年団ですから・・・その辺はもう少し上手に指導する側が立ち振る舞って欲しい所でしょうか・・・。



 親御さん達が気に入らなくて、指導を降りてしまう・・・指導者が気に入らなくて、指導者を辞めさせてしまう・・・そんな結末を迎える事は、なるべくなら避けたい所です。

 子供達はそう言う大人気ない大人達の葛藤を冷ややかな目で見ているものです。

 その中心に自分の親がいるとなれば・・・肩身の狭い思いをしている事もしばしばなんですよね。(^^;

 子供達の世界は、大人が思っている以上に残酷で・・・思った事を口にしてしまう事って多いですから・・・「お前の親のせいでコーチが辞めた」なんて言われている子も実際にいるんですよね。



 指導者と親御さん達の絶妙な距離感が、子供達に安心してサッカーができる環境を与えていると言う事は忘れないで欲しいと思うのです。

 騒々しくても、静か過ぎても、子供達には良い影響を与えられそうにありません。

 子供達は指導者や親御さん達の作り上げる環境から少なからず影響を受けて育って行く事になる訳ですから・・・その言動にも出来る限り注意を払わないといけないんですよね。(^^;

 そうは言っても、生身の人間ですから・・・失敗も、間違いも起こす訳で反面教師としての役割の方が強いのかも知れませんよね・・・指導する側も・・・親御さん達も・・・。(笑)
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2019年09月24日

レギュラー争いが辛い?

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 レギュラー争いに明け暮れている子って・・・どの位いるのでしょうかね?(^^;

 意識高い系のクラブチームなんかなら、それなりにライバル心を燃やして練習に励んでいるのかも知れませんけどね。

 少年団だと、もう少し穏やかでしょうか・・・。

 「レギュラー?なれたら神じゃん!」って位の子達が多い様に私には見えますけどね。(笑)



 この辺もチーム事情に大分左右されるものですから、少年団だからとか、クラブチームだからとか・・・そう言う問題ではないのでしょうけど・・・ある程度傾向はありますよね。

 特に、セレクションのある様なクラブなんかだと・・・選ばれた子達ばかりですから・・・プライドも相当高いのでしょうし・・・人と競う事が好きな子が多いのも傾向としては在るのだと思います。

 ただ、4種に限って言えばですが・・・J下部なんかを見ていると・・・レギュラーって存在してますかね?

 周囲が勝手にレギュラークラスなんて言っている子達はいますけど・・・。



 まぁ、これも一概には言えないのでしょうけど・・・大体、J下部って全員出場が基本ですものね。

 先発=レギュラーと言う訳でもないのでしょうし・・・。

 育成に力を注いでいるチームには、レギュラーって考え自体が不必要なんじゃないのでしょうかね?

 私は育成に力を注いでいるって訳じゃ全然ありませんけど・・・レギュラーって物を必要としていない人間の1人ではあります。



 これは、Aチームの指揮を執る時でも、Bチームの指揮を執る時でも同じです。

 固定メンバーで試合に臨むなんて事は先ずしませんしね。

 とりあえず、先発8人は選ばないといけませんから・・・それは選びますけど・・・でもその子達がレギュラーと言う訳でもありませんしね。(^^;

 そもそも、4種にレギュラーと言う存在が必要なのかどうかも疑わしいのですけど・・・。



 まぁ、レギュラーと言う存在の是非については、色々と主張もあるのでしょうから・・・今回は触れませんけど、そう言う差別化を欲しているのは多くの場合大人の側なんですよね。

 子供達がそう言う物を欲している事もありますが・・・でも、そう言う考えに子供達が至った切欠は、やはり大人の側に在ったのだろうと思います。

 そんな中、レギュラー争いをしている子達(レギュラー争いをしているつもりの子も含めて)の中には、辛いと感じている子も少なからずいる訳なんです。

 罪な話なんだろうと思うのですよね・・・4種の子にそんな思いをさせてしまっているなんて・・・。



 入団した時から、子供達はチーム内で競い合う事を宿命付けられる事が多いのではないのでしょうか?

 それが、スポーツの世界だと教え込まれるからです。

 子供達自身が、それを臨む事も多いでしょうか・・・他者と自分を比べる事も自然な成り行きなんです。

 褒められたいって所から始まる事が多いのでしょうけど、承認欲求と言う物が次第に競争へと子供達を駆り立てて行く事もまた事実なんでしょうね。



 そう言う気持ちが無いと、確かに上手くも強くもなれないのでしょうけど・・・辛いと感じてしまう様では考え物なんじゃないのでしょうかね?

 何故辛いのか・・・頑張っている(つもり)なのに、レギュラーになれないから・・・って子が多いんじゃないのでしょうかね?

 頑張りが必ずしも実を結ぶとは限らないのも、スポーツの世界の厳しい現実です。

 息子も小学生時代は、そう言う時期を送った1人ですから・・・凹み様も解る気がします。



 ただ、レギュラー争いが辛いって・・・もう既に、サッカーが辛くなり始めているって事でもある訳なんです。

 練習も身に入らないのではないのでしょうかね?

 だから、またレギュラーとの差が開いて行く・・・この繰り返しに入っている事は伺えます。

 そんな時、息子を救ってくれたのはコーチの「今だけを見るなっ!」って言葉だったように思います。



 「中学も、高校もサッカーを続けるんだろ?辞めちゃうのか?続けるんだったら、今やれる事をしっかりとやっておけっ・・・必ず輝ける時が来るから・・・」そう言って励まし続けてくれたのですよね。

 今結果が出せないからと言って、諦めてしまったらそこで終わりなんです。

 人と競う事なんて、一旦止めてしまえば良いのですよ・・・人と比べるから辛くなるんです。

 自分の『出来たら良いな』を追求してみて欲しいかなって思います。



 苦手な事に挑戦するでも良し、得意な事を伸ばすのも良し、少しずつでも上手くなって行く自分を楽しんでもらいたいな〜って思うのですね。

 息子は、その時期に逆足を自分で鍛えてました。

 後は、キック力が無かったのでとにかくキックの練習をしていましたね。

 今では、それが1つセールスポイントになっています。



 足を選ばないキックと、ロングフィードの精度が、中学になった時息子を一気に引き上げてくれました。

 飛び級なんて出来過ぎた待遇をして貰えたのもこの頃からです。

 中体連選抜にも選ばれ、今でも高校で飛び級でやれています。

 あの時期にコツコツと積み上げて来た物が、今息子の武器になっているんですね。



 勘違いして貰いたくないのは、それだって同世代全体のレベルから見れば大したレベルじゃないって事です。

 息子のいた中高の部活内では・・・と言うだけですからね。(^-^)b

 でも、小学生のあの頃に比べれば、全然恵まれたサッカーライフを送っている訳なんです。

 今でも、サッカーは楽しいんだそうですよ!(笑)



 レギュラー争いが、サッカーが辛くなったら、1度人と競う事を止めてみる事をお勧めします。

 自分自身を高める事に暫く時間を費やしてみて欲しいのですね・・・人と自分を比べずに。

 今は、未だ追い付けないかも知れませんが、いずれ・・・追い付く時が、追い越す時が来る事を想像しながら、サッカーに自分なりの楽しみを見出して行って貰いたいのです。

 それが、何時か花開く時が来ると信じて・・・。



 今回は、『レギュラー争い 辛い』と言う検索ワードをお題にしてみました。
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2019年09月20日

『敵』か『仲間』か?(3)

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 前回の続きです。


 『敵』と言う表現を使う事を極端に嫌う方がいます。

 「そんな事言ってる奴は、時代錯誤で話しにならないよ・・・」なんて、一見尤もらしい事を言うのですが・・・こう言う人の多くが、残念ながら敵を作り出す天才でる事が多いのです。

 電脳世界でも、現実世界でも、発言に対して非常に攻撃的な態度を取る事が多いと言えます。

 第1回目でも書いた通り、そう言う言動が相手に敵視される事に繋がって来ると言う事が理解できていないのですね。



 モンスター気質と言っても良いのかも知れませんね。(^^;

 自分の信じる正義を振りかざし過ぎてしまって、ドン引きされてしまうタイプです。(笑)

 敵と言う言葉をなぜ使ってはいけないのか・・・その理由をこの手の人は皆、スラスラと言ってみせますが・・・判で押した様に同じ様な言葉と内容なんです。

 それら全て、JFAのHPに記載されている様な事ばかりで、自分の意見は持っていない事は明らかなんですね。(^^;



 妄信的に信じていると言っても良いのかも知れませんね。

 なぜ、どうしての部分を自分なりに考えてみる姿勢が欠けていると言えます。

 対戦相手を敵と言わずに仲間と言う方がしっくり来るのだとしたら・・・日本人として逆にどうなのかな・・・って私なんかは思うのですけどね。(^^;

 だって、得点を、勝利を、優勝を、目指している自分達の行く手を遮ろうとする邪魔者ですよ・・・仲間って呼びますか・・・普通・・・どう考えても敵じゃないですか?(笑)



 対戦相手を敵と表現する時、対戦相手以上の意味を持たせて敵と呼ぶ事ってそれ程多くない筈なんです。

 そして、それは日本語の用法として間違いでも在りません。

 差別用語な訳でもありませんよね。

 その時限りの敵として、試合に臨むからこそ・・・激しくやり合えるのだし、試合さえ終わってしまえばお互い敵意なんて残らない・・・これが普通ですよね?



 トレセンなんかに行っている子達が対戦する事になった時、顔見知りの子とマッチアップする事ってあります。

 激しい攻防の様に一見見えるものの・・・その実、他の子達の時と違って・・・明らかに少し手加減している様に見える時ってありませんか?

 これ、仲間意識となっている好例ですよね・・・強く当たりに行けないんです。

 そう言う子達ばかりでは、もちろんありませんけどね。(^-^)b



 対戦相手を仲間だって思って試合に臨む事は、適切なんでしょうか・・・?

 個人的には、敵とみなして試合に臨む方が健全な様に思いますけどね。(^^;

 仲間って言う言葉は、ちょっと日本人の感覚として違う様な気がします。

 せめて、カタカナでライバルと言ってくれた方が感覚的にまだしっくりと来るのかも知れませんが・・・ね?



 サッカーに敵は存在しないなんて言葉も最近では良く聞かれます。

 理想としては非常に高く、私もそんな日が来れば・・・って思います。(^-^)b

 ただ、現実はそうは上手く行っていない訳で・・・子供達のサッカーを観ただけでも、酷く悪質なプレイって相当目にします。

 そう言うプレイヤーが存在している間は、やはり対戦相手を仲間だなんて思って試合に臨む事の方が危険なのではないか・・・そんな事を思う事が正直あります。



 実際、試合中に悪質なファウルを受けて骨折等の大怪我をしてしまう様な事って思いの外多いんです。

 やはり、サッカーに敵は存在しているんですよ・・・。

 その子達の犯した悪質な行為その物は敵視すべき事です。

 そして、それをしてしまった子達もやはり、その時は例え一時的であれ敵に成り下がってしまったのだと言えます。



 もちろん、試合中の出来事ですから、試合さえ終わればね・・・謝罪の一言も在りさえすれば、何とか時間が掛かるかも知れませんけど・・・許す事も出来る事が殆どなんだろうと思います。

 その辺は、同じサッカーと言うスポーツをしている仲間だから・・・って発想で問題ないのだと思うのです。

 でも、試合に臨む時は・・・やはり、敵だと思って細心の注意を払って臨むべきなんだろうと思うのですけどね。

 人の良い事を言っていたら、痛い目に遭いそうですよ・・・。(^^;



 お互い勝利を目指し、お互いを行く手を阻もうとしている敵同士と考える方が、覇気士気も上がるんじゃないかと思うのですけどね。

 サッカーの現場には、悪意が幾つも転がっているんですよ・・・。

 御人好しが損をするのは、サッカーでも人生でも同じなんです。(^^;

 対戦相手の事を敵と表現する事が、子供達に悪影響を与えると言うのなら・・・現場(試合)に氾濫する悪意を一掃する事が先ず最優先課題なんだろうと思うのですけどね・・・。



 今回も、グダグダと乱文を垂れ流してしまいましたが・・・私自身、敵と表現しようが、仲間と表現しようが、どちらでも構わないと思っているんです。

 今回は、あえて敵と表現する事が悪い事かどうか・・・と言う事に疑問を呈した形になっていますけどね。(^^;

 ちなみに、このブログ・・・旧ブログの時から対戦相手の事を敵と表現した事はありません。

 そこは、少し拘って書いてました・・・ず〜っと。(笑)



 皆さんは、対戦相手を敵と表現する方がしっくり来ますか?

 それとも仲間と表現する方がしっくり来ますか?

 実際にプレイしているお子さんは、どちらなんでしょうね・・・?

 お子さんとこう言う事について話す機会を持つ事も、意外な本音が聞けて面白いかも知れませんよ!
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2019年09月19日

『敵』か『仲間』か?(2)

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 前回の続きになります。

 今でも『敵』と言う言葉を普通に使っている指導者の方って相当多いのではないのでしょうか?

 特に年配の方には大目でしょうかね?(^^;

 そう言う言葉を使わないようにしましょうね・・・って言う考え方を知らない訳じゃ無い筈です。

 でも敵と言う言葉を頻繁に使ってしまう一番の理由は・・・おそらく、その方が『楽』だからなんだろうと思うのです。



 昔から馴染みの深い言葉ですからね。

 その方がしっくりと来るんです。

 そして、何より言葉が短い・・・サラリと言えてしまうし、聞く方もスッと入り込んでくるんですよね。

 子供達に説明する時なんかは、むしろこちらの言葉の方が長ったらしくなくて好まれる傾向は確かにある様です。



 そもそも、日本ではスポーツの試合を戦(いくさ)に見立てる傾向があるんです。

 野球でも読売ジャイアンツの事を巨人軍なんて軍隊に見立てて呼ぶのはその典型なんだろうと思います。

 そう言う雰囲気が好きなんでしょうね・・・戦う男のロマンみたいな物を求めているのかも知れませんね。

 運動会で行われる騎馬戦なんかも、そう言う日本人の内面を表している様に思います。



 敵と言う表現に、一々目くじらを立てる人って逆にどうなんでしょう?

 言葉の定義って確かに大事で、言葉による曖昧さを回避する為にも必要な事ではあります。

 ただ、日常生活でそう言う事を意識して生活している人って・・・どれ程いるのでしょうかね?

 逆に神経質過ぎるのかな・・・って私なんかは思うのですけど・・・。(^^;



 大切なのは、言葉じゃありませんからね。

 どんなに言い方を換えたって、考え方が変わらなければ相手に対する言動は変わらないものです。

 ついでに言うのなら、この部分だけいくら強調しても伝えたい事の半分も伝わらないのだと思います。

 結局、リスペクト精神フェアプレイ精神等と不可分な関係な訳で、それらと共に伝える必要があるんですよね。



 更にそれらは、スポーツマンシップと言う考え方から来ている訳で、その辺を子供達に教育する機会ってどれだけあるんだろう・・・って考えると、もろもろの提言が浸透して行くには未だ未だ時間が掛かりそうな気がします。

 逆に今、こう言う提言がなされているのは、現状にうんざりしている人が多いと言う事でもある訳なんですね。

 プロの世界でも、少年サッカーの世界でも、信じられない様な言動が話題になる事ってあります。

 こう言う事が、繰り返されると・・・観ている方もため息しか出ません。



 敵と表現するか仲間と表現するかなんて、実際にはどうでも良い事なんです。

 大事なのは、言葉のチョイスじゃなくて・・・見方、考え方ですからね。

 スポーツの対戦相手を敵と表現したから、仲間と表現したからと言って、直ぐに何かが変わると言う訳でもありません。

 実際、J下部の指導者の中にだって・・・敵と言う表現こそ使わないものの、リスペクト精神が欠如している人っているものなんですよ・・・。(^^;



 JFAのお膝元でも、教育が行き届いていないのですからね・・・道のりは長く果てないのだと思います。

 それでも理想に少しでも近付ければ・・・って言う所なんでしょうね。

 とても本腰入れているとは思えませんけどね。(笑)

 だから、今の所は単なる言葉遊びで終わってしまっているんじゃないかなって思います。



 話が大分横道に逸れてしまいました・・・。(^^;

 もう少し続きます。
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2019年09月18日

『敵』か『仲間』か?(1)

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 今は、少なくとも少年サッカーの世界では、相手チームのプレイヤーを『敵』と表現する事は不適切だと言う認識が広がっています。

 同じサッカーと言うゲームをする『仲間』だと言うのですね。

 確かに相手チームあっての試合でもありますし、試合さえ終わってしまえば・・・トレセン等チームの枠を超えた交流も今では盛んで・・・そう言う意味では確かに仲間なんですよね。(^-^)b

 ただ、敵と言う表現は本当に不適格なんでしょうか・・・?



 この表現自体は、戦時中には既に使われていたのではないかと想像できます。

 ライバル(競技の対戦相手)の事を『好敵手』と書く様に、英語の表現に日本語(漢字)を当てて表現していた時代があったのです。

 対戦相手=敵と言う表現自体は、殆ど全ての日本人が日本語として意味を理解できるのではないのでしょうか・・・実際、辞書にもそう書かれている物があります。

 「敵?もしかして対戦相手の事を言っているの?」なんて聞き返してくる人は先ずいないのではないかと思います。(^^;



 それ程、広く認識されている表現でり、もちろん誤用でもないのに・・・なぜ不適切なのか・・・ちょっと不思議に思いませんか?

 言葉から受けるイメージが良くないと言う事は何となく想像できますよね。

 今の世の中の風潮にも合っていないと言う事も想像できます。

 でも、それだけじゃ無いのかも知れません。



 敵と言う表現には、どうしてもネガティブな感情が付いて周り易いと言えます。

 怒りであったり、憎しみであったり・・・こう言う物は、ファウルを受けてしまった時なんかにチラホラ顔を見せる物でもある訳です。

 思い当たる節があるのではないのでしょうか・・・?

 もしそれが、仲の良い友達から受けた物であったなら・・・「いいよ、いいよ、大丈夫!」って済んでしまう話なんじゃないのでしょうかね?



 でも、そうではない子から受けたファウルなら、ともすれば試合後にもブツブツ文句を言い続けてしまう事もある訳なんです。

 ここに相手の事を敵視する姿勢が見えるのですよね。

 その瞬間に相手は、敵に変貌するのです。

 敵とは、辞書どおりに受け取るのなら、自分に危害を与えようとしている相手を指すのですから・・・至って当然の事だとも言えます。



 つまり、相手の出方次第で憎き敵にも良きライバルにもなり得ると言う事は想像できますよね?

 この部分を、言葉だけ言い換える事で半ば無理やり・・・同じサッカーをしている仲間なんだから・・・で済まそうとしていませんかって疑問が湧いて来ませんでしょうか?

 「あいつら、汚い事(反則)ばかりして来る・・・」なんて事を子供達が言っているのを聞いた事ってありませんかね?

 「まぁ、そう言うな・・・同じサッカーをしている仲間なんだから許してやれよ」って言うのは簡単ですけどね・・・「は?同じじゃ無いし・・・」って・・・子供達の方が、現実主義的なんですよね。(^^;



 まぁ、無理もありません。

 実際に痛い思い嫌な思いをしているのは、他ならぬ子供達自身ですからね・・・。(^^;

 その感情を押さえ込んで仲間なんだから・・・って言ったってね〜中々受け入れては貰えないものなんです。

 子供だって感情を持った1人の人間ですから・・・ねっ?


 またしても、次回に続きます・・・。(汗)
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2019年09月11日

ここが変だよ、少年サッカー!

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 公式戦の中には、どう言う訳か・・・ベンチ入り出来るメンバーの数に上限が決められている事が殆どです。

 8人制なら、大体15〜16名なんじゃないのでしょうかね?

 およそ、2チーム分と言う訳です。

 これって、大体ですが・・・J下部が取る1学年分の子供達の人数と同じなんですよね。(^^;



 そんな所からも、サッカー協会が対象としている4種とは、J下部を中心としたクラブチームであって、少年団なんかは・・・その仲間に入れてやってる程度の存在なんだと言う人も相当います。(笑)

 「要するに、金集め要員なんだよ・・・ほら、4級審判にしても、D級指導者ライセンスにしても、選手登録にしても・・・それって必要?って物が多いだろ・・・あれ、全部少年団から金を巻き上げる為の物なんだよ」なんて過激な事を言う人もいるくらいです。(^^;

 まぁ、当たらずとも遠からずなのかも知れませんけど・・・。

 そう言う不信感を抱かせる部分は、大会要綱なんかにもチラホラあると指摘する声もあります。



 その1つが先にも述べた通り、ベンチ入り出来る子供達の数なんですね。

 16名以上の団員を抱える少年団もある訳で・・・2チーム出せない事情が在る場合なんかは、数名の子達がベンチに座る事も許されなくなってしまうんです。

 同じチームの一員なのに・・・ベンチにも座れないんです。

 そして、その制限をサッカー協会が行っている事を問題視する声が在る訳なんです。



 思い返せば、息子の時が正にそうでした。

 20名の団員に対して、最後の公式戦・・・その県大会でベンチ入り出来るのは、僅か16名だけだったのです。

 最終予選の最中、予選通過が見えた時点で、コーチに呼ばれ・・・誰を外したら良いか・・・と言う会議をしたのを覚えています。

 当時、私も息子が在籍している身でしたから・・・意見を求められても何と応えて良いのか・・・本当に嫌な会議だった事を覚えています。



 だって、その人選が何とか出来たとして・・・それを子供達に伝えなければなりません。

 そして、その子達の親御さん達にも・・・。

 同時に納得して貰える理由も伝えなければいけません。

 コーチは「申し訳ない・・・」って平謝りでしたね。



 指導者にも、子供達にも、親御さん達にも、そんな思いをさせている事をサッカー協会は理解出来ているのでしょうか・・・。

 その人選の時に「おまえ、自分の息子の名前を絶対にあげるなよっ!」ってコーチに言われた事は、今でもよく覚えています。

 結局、1名は怪我で出場できそうにないサブのGKの子に外れてもらい、トップ下だった息子をGKで登録する事にしたんですよね。

 「本当にそれで良いのか・・・」って登録期限ギリギリまで何度も念を押された事を思い出します。



 なぜ、人数制限が必要なのか・・・ちょっと、その辺の理由が見えて来ないんですね。

 全ての子供達に出場の機会を・・・なんて謳っているサッカー協会自身が、子供達の出場の機会を積極的に奪っている訳ですからね。

 矛盾を通り越して、確信犯的な振る舞いなんだと思います。

 これは、チビリンピックの全国大会なんかでも協会による確信犯的振る舞いが問題視されているんです。



 チビリンピックの全国大会では18名までベンチ入りできます。

 しかし、実際に試合に出場できるのは・・・その内16名のみなんです。(^^;

 全日本の決勝を観戦した田嶋会長が選手交代の少なさに言及した事もあって、チビリンピックではより多くの子が出場出来る様にとわざわざ3ピリオド制にしたのだと思うのです。

 なのに、この縛りは何なんでしょうか・・・意味が分かりません。(^^;



 ベンチ入りしたのに、2名は試合に出場できないって・・・なぜなんでしょうか?

 こう言う事を、サッカー協会は普通に行ってきます。

 「えっ、それが何か?」って声が聞こえて来そうで怖いんですが・・・。(^^;

 私達が活動しているサッカーの世界って、悪意に満ちた世界だったって事なんでしょうか・・・?
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2019年09月06日

最後だからこそ・・・複雑なんです

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 小学生にとっては、最後の公式戦が迫って来ているってチームも多いんじゃないのでしょうか?

 中学生なら、夏の中体連を終え・・・世代交代となった部活が多いかと思います。

 ジュニアユースももう少しでしょうか・・・高校は、あと少し続きそうですね。

 いずれにしても、最後だから・・・って事もあって、チーム内も色々と複雑な感情が渦巻いているのではないのでしょうか?



 最高学年にとっては、これで最後・・・って思いが、親にも子にもあるんだと思います。

 最後だからこそ・・・って言う気持ちを持っている方も多いんじゃないでしょうかね?

 特に、ベンチ組なんて言われる子達の親御さん達にとっては、半ば諦めに似た気持ちも在る一方で、最後くらいは・・・って祈るような気持ちも持っているんじゃないのでしょうか?

 息子も小学生の時は、ほぼ試合に出られず・・・最後の最後まで希望を持ちつつも、県大会はベンチで終えたと言う経験がありますから、その気持ちも良く分ります。



 飛び級の子達の親御さん達もその心中は複雑なんだろうと思います。

 我が子がプレイする所は観てみたいけど・・・足を引っ張るんじゃないか・・・迷惑掛けるんじゃないか・・・って思いと、その為に出場出来なくなってしまう上級生やその親御さん達に申し訳ない気持ちと・・・複雑に入り混じっているんじゃないのでしょうかね?

 中学の時は、息子も飛び級として上の学年に上がっていたので・・・その気持ちも理解できます。



 指導者にとっても、最後だから・・・と情けを掛けるのか、最後だからこそ・・・と次の事を考え下級生に経験を積ませる事を選ぶのか・・・悩み所でもあるのかも知れません。

 普段から全員出場を心掛けていれば、そんな苦労はしなくても済むんですけどね。

 勝ちに拘って差別化を測って来た結果ですから・・・その采配に親御さん達(特にベンチ組の子達の)は注目していますよね。

 ただ、指導者としては・・・最後までブレない方が潔いのかも知れませんけどね。(^^;



 パパ(ママ)さん審判員にとってもこれで最後って気持ちがあるものなんです。

 もう更新手続きもしなくて良いし・・・何より、周囲からジャッジに対する文句を言われなくて済むと思うと、カウントダウン開始な感じなんですよね。

 その一方で、今までの事も色々と思い出したりする訳で・・・。

 数年間に渡ってその大役を務め切った安堵感と言うか、達成感と言うか・・・色々と胸に去来する物もあるんです。



 子供達自身も相当複雑な気持ちが入り混じっている事は伺えます。

 最後だから・・・って思いはあるものの、今一つ頑張れない・・・気持ちが乗らない・・・って子は多いんです。

 結局、最後と言う事に対してそれ程重さは感じていないんですね。

 最後の瞬間も、何時もと変わらない日常の一瞬・・・そんな感じなんです。



 ただ、ごく一部の子達を中心に非常に盛り上がっている時もあります。

 何ならチーム全体が一丸となれている所もあるくらいです。

 ある一定のレベルを超えているチームはそんな感じですよね〜。

 見据えている目標の高さが想像できますよね。(^-^)b



 まぁ、どんなチームでも最後の公式戦は、それなりの目標を持って望む事になるんだと思うのです。

 ただ、最後の最後に悔いを残さない様に・・・これが本当に難しい事なんですけどね・・・今を頑張って貰えたらって思うんです。

 それぞれが、それぞれの思いを胸に・・・最後の公式戦をスッキリとした気持ちで終える事が出来ると良いなって思います。

 6年生の時の息子達の様に、フィールドに何か大事な忘れ物をして来ない様にと祈りますよ・・・。
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2019年09月05日

チームって、チームメイトって何だろう?

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 「真面目にやっている子達が可哀想」とか、「真面目にやっている子達に迷惑が掛かっている」とか・・・こう言う話はよく耳にするのではないのでしょうか?

 こう言う事を口にするのは、大体レギュラー組なんて呼ばれて半ば天狗になっている、試合に出ている子達の親御さん達が殆どなんです。

 でも、これって・・・「自分の子が他の子達に迷惑を掛けられていて可哀想」って言っているに過ぎないんです。

 同時に、攻撃の対象も暗に示しているんですよね。



 仮に真剣身が足りないと思われる子達がいるのだとしたら、その子達にも何らかの働きかけをするがチームメイトとしての努めなんだろうと思うのです。

 その努めは果たさずに、自分さえ真面目にやっていれば他の子の事はどうでも良いと言うのであれば、チームスポーツには向いていない子なのではないか・・・そう私なんかは思う訳なんです。

 「自分達で注意し合え!」って良く子供達には言うのですけど、そうやってチーム全体を良い方向へ向かわせて行く努力を子供達自身で行って行く事にチームスポーツをやる事の意義って在るようにも思うのですが・・・。

 自浄できない(その努力をしない)のでは、チームとしてはもう終わっていると言って良いのだと思いますけどね。



 そもそも、真面目にやってる・・・って当社比ですよね?(笑)

 チーム全体で見た時の相対的な取り組む姿勢の違い・・・その些細な差大袈裟にそう言っているに過ぎないんです。

 良く見て欲しいんですが・・・自分の得意な練習は、張り切ってやるものの・・・苦手な練習は皆と一緒になって手を抜いてやっているなんて事は、珍しくないんですよ・・・お気の毒なんですけど・・・。

 チームの雰囲気に流されてしまっている・・・と言うだけじゃなく、自分もその雰囲気を作り出している共犯者なんですよね。



 少しばかりチーム内で上手い部類の我が子を特別視してしまうのは、親と言う愚かな生き物の悲しい性なのかも知れませんけどね。

 それ自体は別に問題無いんですよ・・・だって親子ですもの。

 でも、あまりに等身大の我が子を分ってなさ過ぎるのかなって思うんです。

 まぁ、ずっと練習から見ている訳でもありませんからね・・・たまたま目にした瞬間を切り抜いた時の印象に過ぎませんから。



 チームをまとめよう、良くしようとしてこう言う事を言っているのかも知れませんけどね。

 実際には、こう言う発言がチームをバラバラに・・・崩壊に導いて行くんです。

 我が子目線での発言てそんなものなんですよ・・・。

 誰だって自分の子が可愛いって事を忘れてしまっていますよね?



 「じゃ、今のままで良いって言うの?」なんて、噛み付きたくなる気持ちも又分ります。

 でもね・・・それを決めるのは、子供達自身なんだろうと思うのです。

 「チームって何だろう?」「チームメイトって何だろう?」って子供達自身が考えて答えを見付けられないと、本当の意味で変わって行く事なんて出来ませんよね。

 指導者もその為の助言は、口がすっぱくなる程してくれている筈なんです。



 まとまりが無いと思えるチームであっても、まとまりが無いと言う事でまとまっていると言う事は多々ある訳なんですね。(^^;

 皆、ちゃんとその自由を満喫しているんですよ。

 もちろん、そう言うチームは弱い事が多いんですけどね・・・。

 ただ、そこに親バカの戯言が入り込んで来てしまうと、チーム内がおかしくなってしまうと言う事は知っておいてもらいたいかな・・・だって、ほら自分の子もその中で楽しそうにやっているでしょ・・・?
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2019年09月02日

食も身体も細過ぎっ!

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 今の子達は、恵まれ過ぎていて・・・食べ物に飢えていないんでしょうね。(^^;

 食の細い子が非常に多いと言えます。

 高校生になっても、それ程食べられない子って本当に多いんですね。

 プレイも身体もスマートなのが今風・・・なんでしょうかね〜。



 息子もそうなんですが・・・小さな茶碗1杯食べれば、「ごちそうさま」な感じの子って多いんです。

 そんな子があの激しいサッカーなんてスポーツをすれば・・・その身体は、痩せ細ってしまうんですよね。

 小中高とチームメイトを見てみても、ガッチリしたガタイの良い子なんてホンの数名で、後は痩せっぽちばかりなんですね。(汗)

 筋肉質の子であっても、細マッチョな子が多くて・・・やはり食べる量としては大した事ないんです。



 食べ物の質が良くなった(栄養価が高くなった)と言う事を考えれば、確かに量を取る必要も無くなったのかも知れません。

 ただ、激しいスポーツをしている子は、使った分以上のエネルギーをチャージしないと・・・。

 筋肉は、ドンドン痩せ細って行ってしまうんです。

 足りない分のエネルギーは、自分の筋肉を切り崩して使って行く事になってしまうんですよね。

 

 さて、高校生になった息子は、夏の合宿に・・・山に篭って修行する事3泊4日の旅に行って来ました。

 かなりハードな内容(当社比)だったみたいですよ。(笑)

 合宿の間、1人米3合分を夕食で食べると言うノルマが課せられたみたいなんですが・・・。

 見事に食べる事が出来たのは、3学年合わせても僅かに2名だけ・・・と言う惨憺たる結果だったそうです。(^^;



 これには、合宿所の方も「これ程食べない子達は、珍しいですよ」って引いていたみたいですけど・・・。

 息子も2合程度でギブアップだったとか・・・。(^^;

 そんなんだから、身体に肉なんて付いて行かないんですよね〜。

 足なんか、妹の方が太くて立派な位なんです。(笑)



 食べると言うのは、スポーツ選手の基本的な部分です。

 量が食べられないと、身体も出来て行きません。

 見える部分だけ一生懸命鍛えようとしても、内臓が鍛えられないと・・・思う様に成長出来ないんですよね〜。

 もう少し食べても良いのだと思いますよ・・・少なくとも炭水化物はもう少し摂取する様にしないと・・・慢性的なエネルギー不足では、ここ一番で力を発揮できない訳です。(^^;
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2019年08月30日

指示通りに動く練習ですか?

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「練習で何回もやったよねっ!」なんて声・・・試合中に聞こえて来る事があります。

 確かに指導者目線では、練習で何度もやった事に映るんでしょうけど・・・。

 実際、子供達にとっては練習時間に長々とやらされていただけ・・・なんて事も多いのです。

 だから、試合で出来ない・・・そう言う事なんです。



 こう言うチームに多いのが、試合中指示を出し続けているベンチの姿です。

 「上がれ」だの「下がれ」だの・・・まぁ、よく口が動くものだと私なんかは感心してしまう訳なんですが、指示の出し過ぎで子供達が考える必要性を失ってしまっている事に気が付いているのでしょうか?

 状況に応じて子供達自身で考え、プレイする・・・成功もすれば、失敗もして、その中から色々な事を学んで行くのが本来の姿です。

 しかし、指示を受け過ぎてしまって・・・その指示を疑問に思う事も無く、指示通りのプレイに終始する・・・。



 これが、練習中からだとしたら・・・考えるだけでもゾッとします。(^^;

 あ〜しろ、こ〜しろって、指示を出しまくって、その通りに子供達が動いているだけ・・・。

 で、「何度も練習でやったよなっ!」って言われても、実際に子供達がしていた練習は・・・指示通りに動く練習でしかないんですよね。

 指示がうるさ過ぎて、考える暇が全く無いのです。(^^;



 子供達の頭の中は、今言われた指示を遂行する為の作業領域で一杯になってしまっています。

 毎回、そんな事を訓練していたんですよ・・・。

 だから、試合になると指示されていない事は出来ないし・・・考えろと言われても、その習慣がないので出来ないと言うオチが付いて終わります。(^^;

 仮に、子供達が練習でやった事を覚えていたとしても、状況に対して最適解かどうか分らないパターン化されたプレイを1つ刷り込まれただけ・・・だとも言えそうなんです。



 答が1つしかない訳じゃ無いのがサッカーで、各々が自分らしい打開策を披露する所が面白さでもあります。

 指示通りに動くサッカーって、ジュニアに必要なんでしょうか・・・?

 もちろん、試合中に指示を出す事自体は、全く問題無いんです。

 フィールド上では解らない事って沢山在りますからね。



 ただ、各々の全てのプレイを限定する様な指示は、果たして何処まで必要なんでしょうかね?

 子供達の自由意志が全く反映されないサッカーって、やっている子供達もそれ程楽しくないのではないのでしょうか?

 もとろん、好き勝手やらせましょうなんて言っている訳じゃ無いのですけどね。

 ある程度の規律秩序は維持するとして、その中である程度自由にやらせてあげる事って大事なんじゃないかなって思うのです。



 こう来たら、こうする的な練習も良いのですけどね。

 セオリーも一通りは覚えておいた方が良いのでしょうから・・・。

 でも、それは常にそうしなさいと言う事ではありませんからね。

 セオリーを超えた所に自分らしいプレイってものが見出せる様な気もします。



 それを許せないと言うのなら・・・言う事はもはやありませんけどね。(^^;

 指導者がやらせたいサッカーを仕込む事は良いのだと思います。

 ただ、指導者がやらせたいプレイその都度指示するってのは、実際どうなんでしょう?

 ジュニア世代らしい光景なんですが、ジュニア世代らしくないサッカーの姿でもある様に思います。
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