2019年09月20日
『敵』か『仲間』か?(3)
前回の続きです。
『敵』と言う表現を使う事を極端に嫌う方がいます。
「そんな事言ってる奴は、時代錯誤で話しにならないよ・・・」なんて、一見尤もらしい事を言うのですが・・・こう言う人の多くが、残念ながら敵を作り出す天才でる事が多いのです。
電脳世界でも、現実世界でも、発言に対して非常に攻撃的な態度を取る事が多いと言えます。
第1回目でも書いた通り、そう言う言動が相手に敵視される事に繋がって来ると言う事が理解できていないのですね。
モンスター気質と言っても良いのかも知れませんね。(^^;
自分の信じる正義を振りかざし過ぎてしまって、ドン引きされてしまうタイプです。(笑)
敵と言う言葉をなぜ使ってはいけないのか・・・その理由をこの手の人は皆、スラスラと言ってみせますが・・・判で押した様に同じ様な言葉と内容なんです。
それら全て、JFAのHPに記載されている様な事ばかりで、自分の意見は持っていない事は明らかなんですね。(^^;
妄信的に信じていると言っても良いのかも知れませんね。
なぜ、どうしての部分を自分なりに考えてみる姿勢が欠けていると言えます。
対戦相手を敵と言わずに仲間と言う方がしっくり来るのだとしたら・・・日本人として逆にどうなのかな・・・って私なんかは思うのですけどね。(^^;
だって、得点を、勝利を、優勝を、目指している自分達の行く手を遮ろうとする邪魔者ですよ・・・仲間って呼びますか・・・普通・・・どう考えても敵じゃないですか?(笑)
対戦相手を敵と表現する時、対戦相手以上の意味を持たせて敵と呼ぶ事ってそれ程多くない筈なんです。
そして、それは日本語の用法として間違いでも在りません。
差別用語な訳でもありませんよね。
その時限りの敵として、試合に臨むからこそ・・・激しくやり合えるのだし、試合さえ終わってしまえばお互い敵意なんて残らない・・・これが普通ですよね?
トレセンなんかに行っている子達が対戦する事になった時、顔見知りの子とマッチアップする事ってあります。
激しい攻防の様に一見見えるものの・・・その実、他の子達の時と違って・・・明らかに少し手加減している様に見える時ってありませんか?
これ、仲間意識が仇となっている好例ですよね・・・強く当たりに行けないんです。
そう言う子達ばかりでは、もちろんありませんけどね。(^-^)b
対戦相手を仲間だって思って試合に臨む事は、適切なんでしょうか・・・?
個人的には、敵とみなして試合に臨む方が健全な様に思いますけどね。(^^;
仲間って言う言葉は、ちょっと日本人の感覚として違う様な気がします。
せめて、カタカナでライバルと言ってくれた方が感覚的にまだしっくりと来るのかも知れませんが・・・ね?
サッカーに敵は存在しないなんて言葉も最近では良く聞かれます。
理想としては非常に高く、私もそんな日が来れば・・・って思います。(^-^)b
ただ、現実はそうは上手く行っていない訳で・・・子供達のサッカーを観ただけでも、酷く悪質なプレイって相当目にします。
そう言うプレイヤーが存在している間は、やはり対戦相手を仲間だなんて思って試合に臨む事の方が危険なのではないか・・・そんな事を思う事が正直あります。
実際、試合中に悪質なファウルを受けて骨折等の大怪我をしてしまう様な事って思いの外多いんです。
やはり、サッカーに敵は存在しているんですよ・・・。
その子達の犯した悪質な行為その物は敵視すべき事です。
そして、それをしてしまった子達もやはり、その時は例え一時的であれ敵に成り下がってしまったのだと言えます。
もちろん、試合中の出来事ですから、試合さえ終わればね・・・謝罪の一言も在りさえすれば、何とか時間が掛かるかも知れませんけど・・・許す事も出来る事が殆どなんだろうと思います。
その辺は、同じサッカーと言うスポーツをしている仲間だから・・・って発想で問題ないのだと思うのです。
でも、試合に臨む時は・・・やはり、敵だと思って細心の注意を払って臨むべきなんだろうと思うのですけどね。
人の良い事を言っていたら、痛い目に遭いそうですよ・・・。(^^;
お互い勝利を目指し、お互いを行く手を阻もうとしている敵同士と考える方が、覇気も士気も上がるんじゃないかと思うのですけどね。
サッカーの現場には、悪意が幾つも転がっているんですよ・・・。
御人好しが損をするのは、サッカーでも人生でも同じなんです。(^^;
対戦相手の事を敵と表現する事が、子供達に悪影響を与えると言うのなら・・・現場(試合)に氾濫する悪意を一掃する事が先ず最優先課題なんだろうと思うのですけどね・・・。
今回も、グダグダと乱文を垂れ流してしまいましたが・・・私自身、敵と表現しようが、仲間と表現しようが、どちらでも構わないと思っているんです。
今回は、あえて敵と表現する事が悪い事かどうか・・・と言う事に疑問を呈した形になっていますけどね。(^^;
ちなみに、このブログ・・・旧ブログの時から対戦相手の事を敵と表現した事はありません。
そこは、少し拘って書いてました・・・ず〜っと。(笑)
皆さんは、対戦相手を敵と表現する方がしっくり来ますか?
それとも仲間と表現する方がしっくり来ますか?
実際にプレイしているお子さんは、どちらなんでしょうね・・・?
お子さんとこう言う事について話す機会を持つ事も、意外な本音が聞けて面白いかも知れませんよ!
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>今の平和な日本の子供達のなかで、敵という言葉がそれほど深い意味をもっている子ってどのくらいいるんでしょうかね?
まぁ〜深くは考えていないと思いますよ。
子供達だけじゃなくて、大人も・・・だって、普通は文脈から適切な意味に変換されて行く物ですものね。
ほら、片言の日本語を使う外国人の方の話でも、何とか文脈から意味を汲み取れる物でしょ?
サッカーの話で、敵と言えば・・・通常は、対戦相手の事だって誰でも理解できる事ですからね。
まさか、その状況で銃やナイフを持ったヤバイ人を想像はしませんよね。(笑)
>敵なんて、ゲームや遊びの中でしか登場しないですから、サッカーという遊びの中で自然にでてくるのが敵という言葉です。
そうなんですよね。
もはや、敵と言う言葉自体にリアリティーの無い時代を子供達は生きています。
本当に、ゲームやアニメの中の話なんですよね。
そのゲームやアニメの世界観をそのままサッカーに持ち込んでいる子供達も低学年ならいますしね。
短くて、イメージしやすい表現である事は間違い在りませんよね。
>心配しなくてもそんな敵意は持ってませんよ(^_^;)
ですよね〜。(笑)
それこそ杞憂と言う物なんだろうと思います。
おそらくですが、英語を日本語に訳す時に、適切な表現を模索した結果が・・・敵じゃなくて仲間だったんだろうと想像は出来ますけどね。(^^;
>うちなんかはむしろもっと敵意をもってほしいくらいです。
ははっ・・・それは又、穏やかではありませんね〜。(笑)
息子もそうですが、闘争心はもう少し必要かなって思いますけどね。(^^;
でもって・・・試合前の挨拶の時なんかも、相手の目をジッと見て、握手する手に力をギュ〜って込める・・・みたいなハッタリでも良いので戦う姿勢をアピールできるとね〜男を感じるんですけど・・・。
高校生になった今でも、そう言う部分は無く淡々とサッカーをしていますよ。(^^;
>敵を倒す!という設定が本能的に好きだから、そういうゲームがたくさんあるわけですよね、子供達に楽しんでほしいのなら、敵と言ったほうが気分が上がるんじゃないですかね?
そう言う世の中に危機感を持っている人達がいると言う事なんだろうと思うのですよ。
そして、その部分は私も否定はしませんけどね。
因果関係を証明する事って、こう言う事は難しい部分も在るのですけどね。(^^;
ただ、言葉使いって・・・ある程度、その人の考え方が反映されている物ですから・・・少し気を付けないといけない部分ではありすよね。
私もその辺は、大変頭を悩ませている所なんですよ・・・。
>敵と呼んでるから暴言や悪質ファールをする訳じゃないと思います。
そこなんですよね。
難しい問題なんですが・・・言葉が行動に与える影響、行動が言葉に与える影響ってやはり傾向としてあるみたいなんです。
その大元には、やはり思考が存在する訳でして・・・良い人はより良く、悪い人はより悪くと言うスパイラルに巻き込まれて行くと言う事も傾向としてある様なんですよね。(^^;
だから、言葉使いに気をつけましょうって事なんだろうと思うんですよね。
>相手をリスペクトするとかいう問題はサッカーの現場というよりも、家庭でまず学ぶことだと思いますから…
この部分も、以前記事にしたリビング・フットボールと言う考え方に繋がって来ます。
日常生活とサッカーとは不可分な関係なんだと言う事なんでしょうね。
日頃の言動が、サッカーにもそのまま現れてしまうんです。
勝負事の世界って、そう言うものなんですけどね。(笑)
ちなみに・・・ギャンブラーに人格者はいないって言う名言がありますが・・・サッカーも勝負事の世界ですから、人格者はいないのかも知れませんよ・・・実は。(汗)
> 色々な物事には両面があって、暗い、悪い部分だけを排除していては明るい部分もわからなくなってしまうと思うんですよね、
良く言われる事ですよね〜。
以前の記事、2−6−2の法則でも書きましたが、嫌いな人2割を排除しても、また残った人の中から2割の嫌いな人が生じるのが人の世の常なんだそうです。
つまり、切が無いって事ですね。
なぜか・・・その原因は自分の中にあるから・・・なんですよね。(^^;
自分が変われば世界は変わる・・・これもよく言われる事なんですが、金的は射抜いているんだと思いますよ。
>悪い気持ちすべてが悪い訳じゃない、、なんだか上手く言えないですけど(^_^;)
そうう言う気持ちと上手に付き合って行く事が大事なんですよね。
人間は神様じゃありませんから・・・その内部に光も闇も共存している訳で、どちらが優位に立っても人としては、ちょっと・・・付き合いにくい人になるんじゃないでしょうかね?
バランスですよね・・・大事なのは。
そして、自分の中にも卑しい部分が在ると言う事をしっかりと自覚して生きて行かないと・・・足元すくわれちゃいますよね〜。(汗)
また、コメント下さいね!