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2017年06月07日

エアコンの選択には、能力も、電気代も重要ですよね。



まずは、見方から。畳数の横、よくよくカタログ等を見ていると、

能力(kW)そして、消費電力(W)の表示も、並んで表示されていますよね?

ここでは日立さんのカタログを参考に見てみましょう
DSCF6138能力.jpg


ちょうど、真ん中あたりに、あります、赤丸を付けた所。 それぞれ暖房と冷房の表示が。


    2,8kW        555W       
  (0.2〜5.0)   (165〜1.415)    

    2.5kW         590w
  (0.3から3.1)  (205〜1.080)

この、それぞれの上の段の太字が定格電力ですが、

ここでは、その下の(かっこのなかの数字に注目です。)

能力のカッコ内の数値の、幅があるほど、能力が高いエアコンということになります。






これは、数値が高い方が、より大きい数値だと、より素早く、設定温度にする事が出来る。

待てない人には、おすすめでしょう。

そして、特に、数値が小さいほうは重要だと私は思います。

設定温度近辺に来た時、設定温度により近い状態をキープできる。

きめ細かい運転ができるのと、省エネにもつながります。


エアコンで、電気をよく使うのが、スイッチをいれた使い始めの心臓部のコンプレッサーを動かす時。

なので、設定温度までは、早く、グラフは急上昇。その分電気代はかかります。

でも、最大数値が低いと、時間が長くかかる。到達温度まで考えると、同じ様なものでしょう。



問題は、設定温度になってから、

エアコンは、風は出し続けてはいますが、設定温度を下回ると、コンプレッサーを止め、

設定温度をこえてくると、再びスイッチを入れる、の繰り返しなのです。

ここで、数値が小さいと、電気をほんの少しだけ使って、ゆっくり動かす事が可能になり、

また、設定温度をキープできる時間がより増える、という事になります。





寿命については

例えるなら、能力の幅が小さな方は、軽自動車、幅が大きくなるに従って、普通車や高級車になる感じでしょうか?

高速道路で、100キロで走りつづける時

やはり、能力の7割、8割で走りつづける軽自動車より、もっと余裕のある車の方が、長持ちするでしょう。

そして、音も静かでしょう。

買い替えとなると、今はリサイクル料金もかかってきます、買い替えサイクルが7年と10年とでは、

30年くらいで考えると、

7年だと、4回の買い替え、

10年だと3回の買い替えです。

エアコン本体の代金と工事料金、リサイクル料金。 本体が安くても、............。







答えは、そんなに変わらないのでは?

それなら、長く使えて、快適に使える方を選んだ方がいいのかも知れませんね。




そして、多くの方が気になる

電気代について


DSCF6138期間.jpg

先ほどの、カタログです。

ここに出てくる消費電力は暖房時、「555W」  冷房時、「590W」 なんですが

これも、能力の時と同様、定格電力。

実際は、スイッチを入れてしばらくは、スタートダッシュで暖房ならカッコの(165〜1.415)の 1.415Wちかくで稼働するでしょう。

そして、設定温度にちかずいてくれば、だんだんと出力を落とし、165W近くでゆっくり動く。

こんなの計算無理。 参考程度に。よく、1時間当たりの電気代を計算する時に使いますが...。


そこで、見る所は左上の 「期間消費電力量」の751kwh

ここの数値が高いほど、電気代が高いのです。

残念ながら、期間消費電力量は、1年間の使用量です、つまり、冷房と暖房と両方使っての金額になります。

ここでも計算方法が決まっていて、

モデルは東京

設定温度 冷房 27℃ / 暖房20℃

冷房期間 5月23日〜10月4日 / 暖房期間 11月8日〜4月16日

時間 6:00〜24:00 の18時間

住宅:JIS C 9612による平均的な木造住宅 南向き

部屋の広さは機種に見合った広さの部屋の場合。







では、冷房だけ、暖房だけ、を知りたい時は?

今度は、カタログの後ろから見ていくと

こんな感じの目が痛くなるような 「仕様一覧表」 

DSCF6139[1].JPG

ここでの、注意は 型式をよく確認すること。

RAS-E25G です。

赤字の部分、数が変われば、大きさが、ローマ字が変われば 違う機種になってしまいます。

比較する時等よく確認です。



この、「消費電力量」のところに暖房時期間合計 「534kwh」、冷房時機関合計「217kwh」と書いてあります。

これらの、合計が、あの「期間消費電力量」の751kwh


もう解ってきましたね、

暖房時、534kwh + 冷房時、217kwh=期間合計電力量、751kwh


電気代の計算方法です。

1kwhの電気料金は、それぞれの電力会社や料金プランで、事なりますので、

ここでは、25円で計算。

式は

暖房時 534kwh × 電気料金 25円 = 1万3千350円
 
冷房時 217kwh × 電気料金 25円 = 5千425円

年間電気代は
 期間合計電力量、751kwh × 電気料金 25円 =1万8千775円








少し暖房期間が長いですが、期間暖房の時に、電気をよく使うこともここで、確認できますね。


最後に、ここまで長い間、読んで頂きありがとうございます。

しかしながら、これは、机の上での計算でしかありませんし、すべてが同じ条件の場合です。

取りつける前から、エアコンの、実際の消費電力(電気代)を予想するのは、困難でしょう。

いろいろな環境や要素が重なりあって、結果が出るもので、「部屋の向き」、「最上階かどうか」、「出入りの多い部屋か」、「滞在する人数は」、「キッチン等の火を使う所か」、「配管の長さ」、「室外機の置き場所」、「暑い地域」、「寒い地域」等々によって細かく変わります。

取りつける部屋や、使い方によっても変わりますので、計算したからと言って必ず安くなるとは特定できないでしょう。


購入の際の選び方はこちら。

エアコンの選び方。6〜9畳。実は

さて、自分にピッタリのエアコンは



エアコンのかしこい使い方(準備編)



エアコンのかしこい使い方(節電)span>

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