英語を勉強する中で英単語は重要であり、英単語を覚えようとして四苦八苦するわけですが、どちらかというと難しい言葉である英単語を学ぶ傾向があるように見受けられます。
TOEICを受験する人も多いので、ビジネス英語やニュース英語というお堅い言葉を学ぶことがメインになるようです。
しかし、ごく簡単な日常会話や、easy Englishを学ぶのが先なのではないかと思うようになりました。
先日、紹介したジュニア用の英英辞典は、アメリカの小学生用の辞典ですが、もっと端的に日本の小学生が学ぶ言葉を英語にしてみたらどうだろうかと考えたところ、非常にいい本が出ておりました。
『小学校で習った言葉 さか上がりを英語で言えますか?』という本です。
小学校のカリキュラム通り、国語、算数、理科、社会の授業で出てくる言葉を英語にしています。
また、図画工作、体育、音楽、家庭科の授業で出てくる言葉も英語にしています。
それだけでなく、学校生活で出てくる言葉を悉く英語にしていきます。あと、小学生の時に見聞きするちょっと難しい言葉をも英語にしており、至れり尽くせりです。
「「小学校で習ったこと」を自分の教養の柱に置けば、大人になっても日常生活で、8割から9割方の用は足せると思っている」(守誠 『小学校で習った言葉 さか上がりを英語で言えますか?』サンリオ 2頁)と著者が言われている通り、小学校で習得する言葉を土台とすれば、言葉に困るということはないでしょう。
「私の根底にあるキー・ワードは、「小学校で習う」です」(同書 3頁)とも言われており、改めて、小学校で習う知識の重要性をかみしめています。
考えてみれば、自分自身が小学6年生のころ、日本語はペラペラであり、まさに日本語のネイティブであったわけです。
中学、高校、大学と進むにしても、小学校で学んだ日本語を使って学び続けているに過ぎません。
英語においても小学生の時に習う言葉をマスターすれば、英語の土台ができますから、そのあとに、その習得した英語を使ってよりレベルの高い難しい英語を学べばよいですね。
基礎的な英文法と共に、非常にベーシックな英単語をマスターしたいものです。