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社会人ならマスク

以前勤めていた東京の会社でのこと。僕は大規模プロジェクトに参加したことがあった。そのプロジェクトでは数百人がワンフロアーに集結して開発を進めていた。参加企業も数十から数百に上っていたことだろう。僕の会社では30人ぐらい参加していたが、その中でも半数以上は僕の会社の協力会社の人がメンバーだった。初めて会う人も、年上も外国人もいた。当時僕はメンバー内で一番年下で、まあ一番年下としての態度を取っていた。

前置きとしてはこんな感じで、冬のとある日。世間一般では風邪やインフルエンザが大流行。僕の職場も例外ではなく、明らかにフロアー内の人が減っているな、と感じるほどであった。また、マスク人口も急増し、朝のミーティングでは毎回、窓際係長が体調管理の話をしていた。業務についてアドバイスや指示を出せない中間管理職は決まって体調管理かノー残デーの話をするものだ。

そんな状況の中、僕のチームで咳をしているメンバーがいた。しかもマスクも着けていない。協力会社の人で、窓際係長と同じぐらいの中年男性。案の定、その二人は仲が良かった。僕は窓際係長に

「斎藤さん咳しているみたいですけど、他の人にうつるといけないからマスクするように言ってくださいよ」

僕は意外と常識人だ。すると窓際係長は得意気に

「だって風邪じゃないもん」

ちょっと可愛らしく言っているところがさらに腹立たしい。いや、今考えるとむしろ内容よりも言い方に腹が立っていたのだろう。窓際いわく、

「斎藤さんは風邪ではなく病気で咳が出てるから感染はしないから大丈夫」

お前このフロアーにいる数百人に同じ説明をして周るつもりか?もう一度言うが僕は常識人だ。風邪でなくても世の中の状況やモラルを考えれば、マスクをして咳を散らせないようにすべきだ。見た目男のオネエが女子トイレに入ったらダメだろ、とマツコデラックスな人が言っている。僕もそう思う。自分が間違っていなくても社会に生きる人間なら周りの評価を意識して行動すべきだ。

「どっっひゃー」

とバンザイしながら窓際の話に驚く斎藤さんと、それに喜んでいる窓際では無理な話だろう。
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