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エアコン

7月に入り蒸し暑い日が続く。世間はクールビズとか言っているが、僕の会社は私服のため、あまり意識したことがない。

そんな中、さすがに今週は暑い日が続き、ついに冷房を入れる日が来た。と言っても「エアコン、入れまーす」なんて掛け声はないし、シレっと社長がピピっとスイッチを入れただけ。

しかし、この社長がスイッチを入れたことが何よりの意味があり、暗黙の了解で冷房OKのサインである。
僕の会社は電子機器を扱う会社で、ただでさえ熱を発して暑い。もちろん室温が高いことは機材にもあまりよくない。にもかかわらず、僕を含めみな冷房を進んで入れたがらない。それは、社長のサインを待っているからだ。

去年から節電節電。設定温度28度と言われ続けた中、どの程度で冷房を付けていいものなのか、みなうかがっていた。個人的にはもっと前から冷房を入れたかったところだが、自分が汗かきというのもあり、なかなか手が出なかった。おそらく、他の従業員も同じ気持ちだったであろう。
こうなってしまうと、もう我慢大会の始まりである。
そして最終的な基準は社長になってしまう。

しかし、この呪縛からも解放された。ようやく冷房解禁の合図が出た。

そう思っていた次の日。朝出社すると部屋が暑い。冷房が入っていない。なぜ、冷房を入れておかないのだ。僕はその日二番目に出社したから、おのずと最初に出社した人を知っている。

タオルで汗を拭いている一番目を冷たい目で見ながら、僕は冷房のスイッチを入れた。
こ奴、どこまで小心者なのだ。

三番目以降では知りえもしない、ほんの五分の出来事であった。

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