2016年01月21日
Scoovo C170 フィラメントの2種類の不良品
背の高い本を収納するための本箱 |
上はScoovo C170で最近作成した本箱です。金属製ラックの中に置いて使用します。センチ単位で60×20×40です。A4の封筒をのりしろを伸ばしたまま収納できます。普通の本棚ではなかなかむずかしい縦幅です。ブックエンドよりしっかりしています。
2台のScoovo C170を馬車馬のように使って造形しました。10×10センチのパネル1枚の造形時間はSCOOVO Studioでは1時間20分18秒です。Repetier-Hostでは1時間11分57秒ですが、送りレート180パーセントでは44分程度です。コネクタの造形時間も種類によりますがだいだい12個で2時間40分程度です(送りレート180パーセント)。パネル80枚とコネクタ138個を使用しています。延べ時間で
44×80+160×11.5(分)=89時間20分
かかっています(送りレート180パーセント)。1台あたりはその半分です。この程度ではノズルの交換は必要ありません。ノズルの寿命は今までの経験から150時間から200時間と思っていますが、はっきりしません。
さて今回の本題に入ります。
ノズルは目詰まりがおきたときに寿命が終わります。目詰まりの解消方法があれば寿命を延ばすことができるはずですが、現在研究中です。
しかしフィラメントの不良によってもフィラメントの流出が滞ります。この判断を誤るとノズルは健在であっても目詰まりと思いこんで高価なノズルを購入することになります。
フィラメントの不良の可能性を知っておく必要があります。
いままでで2種類の不良品に遭遇しました。
1回目は純正品のブラックでした。フィラメントがところどころ膨らんでいてノズルどころかノズルへのガイドさえ通過できないものがありました。もったいないので映画のフィルムのように空のリールに巻き取りながら手で点検して膨らんでいる部分をダイヤモンド小ヤスリ(記事「ScoovoC170と付き合うための工具」参照)でふくらみを削って使用しました。
これ以降の内容は、上記の記載後しばらくしての追加です。
3回目ということになります。安価な非正規フィラメントを使用していて新たな種類の不具合を発見しました。それはベッドへの着表がゆるいものがあります。
特徴は第1層がブルーテープにほとんどしみこまず、とりあえず着表に成功したようにみえてもその後層を重ねるうちに剥がれてしまうものです。
縦長の造形を行っているとかなり大きな転倒防止板を準備していても造形物が倒れてしまいます。
この対応は第1層は他のフィラメント(着表のしっかりした透明フィラメントがあれば色彩的にも違和感が生まれません)で造形を開始して途中から不具合のあるフィラメントにバトンタッチ(ジョブ一時停止してフィラメント交換)することです。捨てるのは惜しいです。
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