2019年06月30日
Scoovo C170 造形の基本ノーハウ6(再生ノズル作成について)
ブルーのScoovo C170もノズルの目詰まりを起こしました。こちらも6リール(キログラム)程度のフィラメントを消費しました。
前回と同じようにテフロンチューブを交換して再生ノズルとしました。楽勝です!!
ところが半日ほど造形したのち、再び目詰まりが始まりました。
シルバーのScoovo C170は再生ノズルで快調に造形できています。つまり、テフロンチューブの交換の仕方に何か問題があるのです。
いっしょに考えてみませんか?
まず、上左は目詰まりを起こしたノズルから取り出したテフロンチューブです。
意外に変形は少なく原型をとどめています。
上右は半日ほど造形して目詰まりが起こり始めた再生ノズルから取り出したテフロンチューブです。
画像はズームが同じでないため、大きさが違って見えますが、ともに17ミリの同じ大きさです。
ともにくびれて膨らんでいる部分があります。
以上の状況にちょっと動揺して、このノズルで再々生ノズルを作成するのをあきらめました。
捨てないでとっておいた過去の使用済みノズル(目詰まりしたもの)で再生ノズルを作成することにしました。
これでどうだ?
と試してみました。
しかし、今度はさらに短時間で、1つ目の造形中に目詰まりが始まりました。
手がかりは以上です。
半日ほど悩みぬきました。「急いてはことを仕損じる!」です。
それでは解決策です。
私はいままで上図左のように、テフロンチューブをノズル上部に差し込んでからノズル下部にねじり込んでいました。
これだとテフロンチューブはノズル下部格納部の縁まで達することができず、空間Aが発生する可能性大です。
正しい嵌め方は、上図右です。
つまり、最初にテフロンチューブはノズル下部に入れます。
テフロンチューブをノズル下部の格納空間の縁に達するまでしっかり押し込んで
空間Aを残さないようにしてからノズル上部をセットします。
「目からうろこ!」の簡単な解決策でしょ!!
実際にこのやり方で作成した再生ノズルでブルーのScoovoは現在順調に造形を続けています。
最初に作成したシルバーScoovoの再生ノズルの作成の手順は上図左でした。
しかし、そのときはたぶん「虫の知らせ!」でテフロンチューブはノズル上部から
かなり飛び出た状態でノズル下部にはめ込んだのだと思います。
その結果空間Aはほとんどできなかったと推測されます。
ちょっとしたことで命運を分けました。ともかく最初に成功例を得たのは幸運でした。
再々生ノズルとして使用するときのために上図のように処理しておきました。
ノズル下部にたまった溶融フィラメントははんだごて(図では省略)で温めておいて上左のように2.8ミリのドリルを手で回転させながら掻き出します。
ノズル金属の材質はかなり柔らかいです。調子に乗ってドリルを回して下部の縁を削り取らないように注意しましょう。
掻き出したフィラメントかすも図に入れておきました。
必要ならば0.3ミリのピアノ線(NZL-S1のノズルの出口は0.35ミリ)も役立ちます。
図中にあります。
上図右は掃除後のノズル内部です。使えそうでしょ!
前回と同じようにテフロンチューブを交換して再生ノズルとしました。楽勝です!!
ところが半日ほど造形したのち、再び目詰まりが始まりました。
シルバーのScoovo C170は再生ノズルで快調に造形できています。つまり、テフロンチューブの交換の仕方に何か問題があるのです。
いっしょに考えてみませんか?
まず、上左は目詰まりを起こしたノズルから取り出したテフロンチューブです。
意外に変形は少なく原型をとどめています。
上右は半日ほど造形して目詰まりが起こり始めた再生ノズルから取り出したテフロンチューブです。
画像はズームが同じでないため、大きさが違って見えますが、ともに17ミリの同じ大きさです。
ともにくびれて膨らんでいる部分があります。
右は再生ノズルの下部のテフロンチューブを格納する内部をのぞいたものです。 これまでの記事で調べたノズル下部と違って溶けて固まったフィラメント(白)が内部を埋めています。 |
以上の状況にちょっと動揺して、このノズルで再々生ノズルを作成するのをあきらめました。
捨てないでとっておいた過去の使用済みノズル(目詰まりしたもの)で再生ノズルを作成することにしました。
これでどうだ?
と試してみました。
しかし、今度はさらに短時間で、1つ目の造形中に目詰まりが始まりました。
右はまたも失敗した再生ノズルから取り出したテフロンチューブです。 テフロンチューブ自体には何の損傷もありません。 |
手がかりは以上です。
半日ほど悩みぬきました。「急いてはことを仕損じる!」です。
それでは解決策です。
私はいままで上図左のように、テフロンチューブをノズル上部に差し込んでからノズル下部にねじり込んでいました。
これだとテフロンチューブはノズル下部格納部の縁まで達することができず、空間Aが発生する可能性大です。
正しい嵌め方は、上図右です。
つまり、最初にテフロンチューブはノズル下部に入れます。
テフロンチューブをノズル下部の格納空間の縁に達するまでしっかり押し込んで
空間Aを残さないようにしてからノズル上部をセットします。
「目からうろこ!」の簡単な解決策でしょ!!
実際にこのやり方で作成した再生ノズルでブルーのScoovoは現在順調に造形を続けています。
最初に作成したシルバーScoovoの再生ノズルの作成の手順は上図左でした。
しかし、そのときはたぶん「虫の知らせ!」でテフロンチューブはノズル上部から
かなり飛び出た状態でノズル下部にはめ込んだのだと思います。
その結果空間Aはほとんどできなかったと推測されます。
ちょっとしたことで命運を分けました。ともかく最初に成功例を得たのは幸運でした。
ところで、再生ノズルとして目詰まりを起こして下部内部に白の溶融フィラメントが埋まっているノズルは、ヒーテッドブロックからはずすときノズル先端部を傷つけてしまいました。右です。そのときは動揺していて「これは廃棄だな」と思ったのです。 しかし、ノズルは貴重です。これもいずれ使用するかもしれません。 |
再々生ノズルとして使用するときのために上図のように処理しておきました。
ノズル下部にたまった溶融フィラメントははんだごて(図では省略)で温めておいて上左のように2.8ミリのドリルを手で回転させながら掻き出します。
ノズル金属の材質はかなり柔らかいです。調子に乗ってドリルを回して下部の縁を削り取らないように注意しましょう。
掻き出したフィラメントかすも図に入れておきました。
必要ならば0.3ミリのピアノ線(NZL-S1のノズルの出口は0.35ミリ)も役立ちます。
図中にあります。
上図右は掃除後のノズル内部です。使えそうでしょ!
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