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2019年06月13日

Scoovo C170 プランA(再生ノズル作成)成功

 シルバーのScoovo C170が、待っていた(?) 目詰まりを起こしました。6リール(キログラム)程度の造形での結果です。

 「Scoovo C170 生き残り作戦」のプランA作戦の開始です。

 図のようにエクストルーダーを上に移動してノズル固定金具をはすしてヒーテッドブロックをぶら下げます。
 この状態でパソコン画面からヒーターをオンにして200度程度にします。ノズルをヒーテッドブロックに付けたままなので温度センサーによる制御が生きています。

 やけどをしないように武蔵よろしく2本のペンチをうまく使ってノズルの上部をゆっくりひねってはずします。

 ヒーターや温度センサーの配線をひねりすぎて断線しないように注意してください。サポートを受けられないとしたらこれで一巻の終わりです。

 結合部をゆっくりはずすことで内部に格納されているテフロンチューブに大きなダメージを与えることを防ぎます。
IMG_0084.JPG


 テフロンチューブの格納スペースはノズル上部が大きいので切り離すとノズル上部に入った状態で分離されます。ノズル上部からはノズル下部で目詰まり原因となった変形部分が出でいます。
 この部分をラジオペンチでつまんでテフロンチューブを取り出さなければならないのですが、初めての作業でもたもたしているうちに、ヒーテッドブロックから離されたノズル上部が冷えてしまいました。
 耐熱性のテフロンも温度を上げると少し軟化するので取り出しやすくなります。
 考えた結果、「Scoovo C170 生き残り作戦」で触れた「(b)半田ごてとノズルを熱伝導の良い銅線などで結んであたためる」方法を採用しました。

 右図です。はんだの溶融温度は230度付近なので熱伝導の良い銅線などでこての先端に縛り付けると簡単に200度程度に上がります。
 ここでも2本のラジオペンチが必要です。

図中には取り出したテフロンチューブがあります。チューブの損傷していない右部分がノズル上部に入っていました。左右逆に置くべきでした。
IMG_0085.JPG


 ノズル下部の内側を覗いてみました。
画像をクリックしてみてください。ノズルの内部にテフロンチューブやフィラメントの残りがありません。
 私は一時、目詰まりは、フィラメントが炭化してノズル内部に付着することが原因かな?、と思っていました。
この図をみて考えを改めました。ノズルの金属にはフィラメントやテフロンは付着しません。
 つまり、テフロンチューブは簡単に取り換えることができて、ノズルを復活することは難しくない、ということです。
IMG_0088.JPG


 ヒーテッドブロックに黒いかすが付着しています。
ノズルの結合部から漏れ出た溶融フィラメントかもしれないとの考えは否定されます。テフロンチューブを回ってノズルの結合部からしみでることは、上記のことからありえません。
これはPLAフィラメントをノズルに押し込む歯車が削り取ってヒーテッドブロックの上に落としたものと断定できます。目詰まりが起こり始めるとフィラメントの送りに抵抗が発生して歯車がフィラメントを削り取って落とすかすが増えるのです。

 右図では、ノズル上部に新しい17ミリのテフロンチューブを挿入してあります。
このようにチューブのかなりの部分は上部に格納されます。
 パソコン上からの操作でヒーテッドブロックの温度を200度付近にします。

 あとは2本のペンチでノズルの上部と下部を結合するだけです。

 「Scoovo C170 造形の基本ノーハウ4」で述べたことですが、ヒーターはヒーテッドブロックにイモネジで固定されているのですが、しめてもすぐに緩んでしまいます。ヒーターがブロックから出てきたら手で押し込むだけでいいです。
IMG_0089.JPG



 エクストルーダーを組み立てて造形をしてみました。

 成功です。

 ほとんど新品のノズルによる高いクオリティの造形です。
新品と違うのは、射出される溶融フィラメントが少し太めであることです。
「Scoovo C170 くせものフィラメント、ノズルの劣化、ヒーテッドブロック(リモコン格納ボックス、郵便物ボックスの製作において)」においてはノズルが造形物をこすることによるノズル先端の摩耗が射出口の径を大きくすることをいいました。そこでノズルが造形物をこする場合を紹介しました。そうでない普通の造形でも造形を重ねると少しずつ射出口の径が大きくなります。

 造形するとき、新品のノズルでは細く勢いよく射出されるのでベッドへの付着が快適で最初から2倍速が可能です。射出が太めになると最初の1層目のスピードを上げると滑らかに付着できません。1層目は1倍速です。2層目から2倍速ですね。

 右図はテフロンチューブ交換による再生ノズルによる造形です。とてもきれいです。


IMG_0091.JPG
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