2022年12月11日
美味で大きな油揚げの栃尾の油揚げと新潟の地酒をご紹介!
皆さんは、とても大きな油揚げ「栃尾の油揚げ」をご存知でしょうか。
私も幾度か購入して食しましたが、その味はとても美味しかったです。
今回は、この「栃尾の油揚げ」とそれに合わせる酒処新潟の地酒を取り上げてみたいと思います。
栃尾の油揚げ
栃尾地区について
栃尾の油揚げは、新潟県の中央部にあたる長岡市栃尾地区(旧栃尾市)の名産品で、地区内には16軒の豆腐屋さんがあります。
栃尾地区は2006年に旧栃尾市が長岡市に編入しました。
人口は1万6千人あまりで、上杉謙信が青年期を過ごした栃尾城の城下町として、発展しました。
そのため、「謙信公旗揚げの地」としても歴史好きの人には知られています。
中心街には雁木の町並みが多く残っています。
また湧水が豊富なために、豆腐屋が多く、栃尾の油揚げが名産品になっています。
湧水が豊富なために、栃尾地区には、酒処新潟を代表する銘柄「越の鶴」「越乃景虎」の酒蔵2件があります。
栃尾の油揚げの歴史
どのようにして、大きな油揚げが出来たのかは二つの説があるそうです。
ひとつは、栃尾の地にある秋葉三尺坊大権現(秋葉神社)の別当常泉寺住職が、参詣者のお土産を豆腐屋の林蔵に依頼したのが始まりとする説。
もうひとつは、栃尾では、越後の中でも大きな馬市が行われていました。
馬を仲買する馬喰(ばくろう)たちが、売買成立の証文代わりに酒を酌み交わし、その酒の肴として、食べたのが油揚げだったと言われています。
高価な馬の売買をする馬喰たちは、手づかみで油揚げを豪快に食べたそうで、そんな彼らの気質に合わせて、油揚げも徐々に大きくなったと言われています。
栃尾の油揚げの特徴
栃尾の油揚げは、地元の人たちは「栃尾のあぶらげ」と呼んでいます。
その特徴は、長さ20pほど、幅6pほど、厚さ3pほどの大きさにあります。
なんと、通常の油揚げの約3倍の大きさになります。
さらに、低温と高温の油で二度揚げることも美味しさの秘訣となっています。
温度の異なる油で二度揚げすることで、芯までふっくらと揚がります。
最後に金串を通し、油切りと粗熱を取って完成です。
口に入れるとパリッとした歯ざわり。
適度な弾力があって芯までふっくらと柔らか。
クセのない淡白な風味はそのままでも美味しく、煮物などに使うと他の食材の味を一層深めてくれます。
ここで、家庭でも美味しく食べられるコツをご紹介いたします。
まずは電子レンジで栃尾の油揚げを温めてから、トースターやフライパンなどで少し炙ると、中はふんわり熱々、外はパリッとなり美味しく召し上がることができます。
銘酒栃尾の地酒
先ほどものべましたが、栃尾地区は湧水が豊富なため、酒蔵が2件あります。
ここでは、栃尾の油揚げにもよく合う、地元栃尾のお酒をご紹介いたします。
越の鶴 別撰
新潟県のお酒を表す言葉で、“越の三梅”があります。(越乃寒梅・雪中梅・峰の白梅)
そして、もうひとつが“越の三鶴”という言葉があります。
〆張鶴・鶴の友、越の鶴の三銘柄が数えられています。
越の鶴は地元栃尾で最も愛されている定番の辛口酒です。
精米歩合は70%で、すっきりとした味わいあるお酒です。
料理や季節を選ばず、燗から冷まで幅広い温度帯で楽しめるお酒です。
越乃景虎 龍
栃尾は上杉謙信が青年期を過ごした場所です。
その謙信公の幼名景虎を冠した銘酒が「越乃景虎」です。
普段、晩酌で飲むお酒だからこそ、手が抜けないという想いで醸し出した銘酒。
さらりとした味わいでありながら、飲み干すほどにまた飲みたくなる、まさに淡麗辛口といったお酒です。
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