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2020年10月02日

「ヘリウム風船」

「君を愛せる世界のすみっこで」より。
2017年06月12日投稿。




「no-title」

君の手をすり抜けて
大きな空に旅をしよう
大きな空から君を見下ろして
僕がひらひら手を振っても
君は気付きはしないんだ
きっとガスが抜けてどこかに落ちる頃には
もう、
僕のことなんて忘れてくれてるよ
ねぇ、




「no-title」

どんなに風船を独り占めしても
どんなにたくさん持っていても
重力に勝てやしないんだ

あぁ、
どうして僕は
立ち上がり方を忘れたんだ




「no-title」

ふわふわ世界を見下ろせたなら
自分がちっぽけだって、
思い出せるのにね




「no-title」

僕は、
風船の紐を手放したかったんだ
可愛いものが自分に似合わない気がして
ぱっと、
手を放してしまいたかったんだ
空に消えていったそれは
きっと
ただただ自由だよ










「君を愛せる世界のすみっこで」より。
2017年05月28日投稿。




「no-title」

消える、消える、世界から
消える、消える、ふんわりと
空に溶けるようにふわふわ漂って
酸素も消えた場所で
きっと
何もなくなった世界は
笑ってくれると思うんだ











ヘリウム。
ヘリウムというと、子供の頃駄々を捏ねて買ってもらった、祭りの屋台の風船を思い出します。
最近知ったんですけど、あれにヘリウム足すスプレー缶があるんですね。地味に欲しいです。
でも、そもそもこの年で風船ふわふわ部屋に飛ばしてるのは、あれですね(笑)











「no-title」

ヘリウムガスに夢を乗せて
ふわふわふわふわ漂って
何処かに行ってしまいたかったんだけど
あぁ、
本当は、
その紐を握っていてほしかっただけなんだ




「no-title」

ふんわり浮かんだ風船が
空の彼方に消えてしまっても
笑っていてほしいんだ
同じ風船は買えなくても
笑った顔が
忘れられないから、ねぇ、




ねぇ、ごめんね、




「no-title」

手を放してしまったそれが
本当に
夢の向こうにいってしまえるだなんて
信じることもできやしないのにさ











どうでもいい話なんですけど、出掛け先でコンビニ寄って財布忘れたことに気付きました。
ばかか。
でも、通帳あるので事なきを得ました。
でもばかか。
風船みたいに飛んで消えてしまいたいからって、衝動買いしないように気を付けます。
でした。
タグ:2017
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