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2019年09月08日

「ごちゃごちゃ」

「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
2011年01月10日投稿。











「no-title」

もっと素直に歌えたら
貴方は離れていかなかったかな
もっと素直に歌えていたら
貴方は私を受け入れてくれたかな
考えても、答えはただ、貴方の中だけに

もしかして
考えること自体
おこがましいのかもね




「no-title」

時々自分が生きてる理由が解らなくなる
必要ないのに、どうしてまだ生きてるんだろう
そう考えた時、ふと答えが頭をよぎる
死にたくないからだ、と




「no-title」

独りだった
それでも、世界はこんなに眩しかった

君が隣にいたらなぁ




「no-title」

自ら目指した未来さえ、吹きすさぶ風を前には勝てなくて
その声は、その、祈りは、
ただ、一陣の荒ぶりの前では無力だった
嗚呼、この世界はかくも生き難く、かくも美しい




「no-title」

君からも現実からも、逃げてはいけなかったのに
僕は逃げてしまった
自分という存在のために




「no-title」

伝えたかった言葉より、伝わった言葉が激し過ぎて
伝えたかった感情より、伝わった感情が苦しすぎて
伝えたかった温もりより、伝わった温もりが切なくて
ねぇ、だからこそ、愛してみたいと思ったんだよ




「no-title」

空は晴れているのに、雨音が聞こえるのは何故?
君は濡れているのに、僕が乾いているのは何故?

空は泣いているのに、人が笑っているのは何故?
君は乾いているのに、僕が濡れているのは何故?




「no-title」

それは、紅く、腑を引き裂いたナイフ
君はもう、涙を流さない
僕はもう、この世にいない




「no-title」

最期を詠う時は 僕にそっと寄り掛かって
君の流す涙なら 僕は全部飲み干すから




「no-title」

歌いきることができないなら歌わなければいいと
君は、寂しい瞳で言うんだね
でも、気付いて
歌いきることができないから
僕は、このやるせなさを、君に歌ってしまうんだよ




「no-title」

泣くこともできたけど
そうすると
悲劇のヒロインぶってるみたいで

自分の黒さを知っているから
泣いちゃう自分が愚かに思える
よりかかれる場所が あったらなぁ




「no-title」

曝け出したのは躰じゃなく本音だったのに
嗤ってかわされ
貴方は一体何が欲しいの?
言葉を聞かずむしゃぶりついて
それのどこが愉しいの?
答えを聞きたいわけじゃない
だって、ほら、
私ダッテ、求メテル――




「no-title」

やりたい何かをやりたくて
そうして辿り着いた場所だったけど
たった一つの過ちが
自分の居場所を揺るがしてるよ
ここに居ていい?
こんな私の居場所はあるの?
「存在していい」
誰かにそう、言われたかった




「no-title」

二人の関係にもしも理由(わけ)が要るなら
僕が捜すから、君はそこで待っていて
二人の絆にもしも理由(わけ)が要るなら
君が捜してきて、僕はここで待っている




「no-title」

今の僕に言葉はない
ただ、音に合わせて虚しく囀るだけ
いっそ飛ぶことができたなら
世界の果てまで見下すことができるのにね、と
君は僕を嗤うだろうか
唄いたかったんだ
君の音に合わせて
ただ、唄いたかったんだ
囀るだけでは、君に愛は届かないから




「no-title」

型にはめて決めてしまえば忘れることないと勘違いしている
そんな勘違いを重ねていって
雁字搦めになって行き着く先は
誰の元でもないと
解っていたのに
解っていたのに……




「no-title」

知っているはずの、知らない側面を見たら
怖くなって、怖くなって
必死で知っている何かを探そうとする
最初から
全てを知っている必要なんてないのにね
知らないことが、こんなに怖いなんて、さ




「no-title」

ふっ、として
はっ、として
唄いたくなった時に
もう君はいないんだからね




「no-title」

何もかもなんて出来ないから
仕方ないから捨てていく
最初に決めたものよりも
上出来、それが出来たとしても
最初に決めたそれだけは、何とか守ってみたいから
新しい、から捨てていく
新しいから捨てるとか
古いから残すとか
そんな下らない基準じゃなくて
全て残してやればいいのにね




「no-title」

彼女が何をしたかったのか
残念ながら、解るので
まぁ、頑張れ
心の中で、言っておく




「no-title」

キミの気持ちは分からないけど
キミの態度は分かるから
一つだけ言っておく
世の中、そんなに甘くはないぜ




「no-title」

寒い
ここは寒すぎる
だけど
動けない
今までのツケが回ってきたんだと
心のどこかで諦めていたんだ




「no-title」

貪っていた
他人の家で
グレープフルーツにむしゃぶりつきながら
詩という名の心の叫びを
貪っていた
貪り食っていた
そうすれば、
貪った叫びの分だけ自分も叫べる気がして
それは
気のせいでしかなかったけど




「no-title」

誰かのゲームに口を出して
それが最良の選択だと決め付けて
いい気になっていた
そうすることで保っている小っぽけな自分が
とても馬鹿馬鹿しくなるのに
また、同じように
誰かのゲームに口を出す
自分のゲームは、上手くいかないから
誰かのゲームに口を出す
それが最良の選択だと決め付けて
それが、自分のゲームに最悪の道だと気付かずに






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