「無意味な言葉が僕の翼になる」より。
※一作目の高校時代の作品を受けて書いた作品を「無意味な言葉が僕の翼になる」に載せたもので、日付は載せたときのものです
※二作目以降は大学時代の作品
2011年01月08日投稿。
渇いている
激しくアナタを求めている
一瞬でもいい
アタシの渇きを潤して
狂おしいほど求めてる
アタシの渇きを潤せるのは
他の誰でもない アナタだけなの
お願い
アタシの中に深く染み込んで
そしてアタシをアナタでいっぱいにして
それは
太陽の照りつける夏の日
熱い!
-water-
人間は三分の二、水分でできている
2011年01月10日投稿。
見逃さないで その一瞬を
たった一秒のその狂いが
僕をこうも冷めさせる
解っているだろう、僕のことは
君の雫が熱くさせて
僕の全てが弛緩する
そんなに濡らさないで
含ませた水分よりも
乾いた吐息で貪ればいい
それは
程よく絡む濃厚な味わい
旨い!
-sign-
カップ麺はたいてい三分
2011年01月10日投稿。
胎動している
腹の中にいったい何を抱え悶えているのか
君という温もりを抱いて逝けるなら
何という幸せだろう
アイツは気づいているのだろうか
そう考えるだけで背中がゾクゾクする
きっとそのまま果ててしまうだろうと
奇怪な喘ぎがそう教えてくれる
抱いて、抱いて、抱いて
弄って掻き回してぐちゃぐちゃにしてやれ
お前の薄い感情では
彼女を乾かすことしかできないだろうが
俺の濡らした後始末
抱いて、掻き回して、全て全て片付けろ
そう、それこそお前が狂ってしまうほど
雨が身体を打ちつける朝
君の温もりを抱いて
アイツは壊れてしまった
-out of other-
壊れてしまった乾燥機と雨の日
2011年01月10日投稿。
早過ぎたのかも知れない
出会うには、早過ぎたのかも知れない
だが、どうすればいい?
動き出した感情は、そのまま身体を突き動かすのに
あぁ、
口に含んで弄ってそのまま噛みしめたい
この感情の、なんと甘美なことか
口の中で舐め回しゆっくり搾りとりたい
この昂ぶりを、どう制御しようか
飲み下して、そんなことは出来ないと悟る
ならば、
いっそ手を伸ばしてぐちゃぐちゃに掻き乱してやろう
それは
まだ寒い冬の日
苦い!
-berry-
苺の旬は春半ばから
2011年01月10日投稿。
それは、弾けるように
一つ、一つ
ゆっくりと溶かしていく
それは、弾けるように
身体の芯まで温めていく
その熱に耐えられる筈がない
その熱に耐えられる筈がないんだ
この舌は直に感じてしまうから
アナタが与えてくれる熱を、直に感じてしまうから
それは
身体の芯が凍えてしまった雪の日
甘い!
-cocoa-
猫舌なのに熱湯仕立て
2019年09月16日
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