老後の不安解消アドバイザーです。今回は家計の金食い虫マイカーについて記事にしました。
マイカーは50年間で2000〜3000万円の出費になります。
車種によって変わりますが、マイカーの年間維持費は1台あたり「約30〜40万円」かかります。それに駐車場代が20〜30万円、さらに車両の購入費用もあわせれば年間の実質負担額は40〜60万円となります。
つまり20歳から70歳までの50年間、マイカーを所有したら2000〜3000万円の出費になる計算です。新車でイタリアのスーパーカー、フェラーリが一台買える計算です。
2000〜3000万円あれば住宅を購入したり、老後資金に余裕ができます。
マイカーは本当に必要か
車を使うのが週末の買い物のみ、病院に行くくらいならマイカーとして所有しなくてもリースやレンタカー、カーシェアリング、タクシーやバスといった代替手段を活用しませんか。
マイカーがなければ生活できないのであれば、車を所有しない選択肢はないかもしれません。けれど地下鉄やバス等の公共交通機関が充実している都市圏ならばどうでしょう。もしくはバスや鉄道のシニア乗り放題パスポートはありませんか。
少なくとも常時ひとりしか乗らないのに普通自動車に乗っているのであれば軽自動車にする、複数台所有しているのであれば1台に減らすくらいのダウンサイジング(規模を減らす)はしましょう。
戦争や円安の影響でガソリン価格もあがっています。走行の仕方にもよりますが、ノンターボの軽自動車であれば燃費もリッターあたり15キロ以上は走るでしょう。
カーリースは本当にお得か
カーリースとは、あなたが選んだクルマを一定期間、月々定額で乗れる支払いプラン。だいたい7年間が最大で、7年目に売る、買い取る、新しい車に乗り換えるといった選択になります。
テレビCMをみて、カーリースを考えたことがあります。月額費用に車検代・税金などの維持費がほぼ全て含まれているため、とつぜん大きな出費がないことがメリットです。
ただし、カーステレオ、ETC、ドライブレコーダーはオプション(別途料金)だったりします。結局、その費用を上乗せすると新車を買った月額支払い料金とそれほど変わらなかったのでやめました。
マイカーであれば、いざとなったら売ってお金に換えられます。リースではそうはいきません。
カーシェアリングとは
カーシェアリングは会員登録した人が1台の車を共有し、必要なときだけ借りるシステムのこと。15分ほどの単位かつ低料金で車が使えるので便利です。
ただし複数の利用者での共有にデメリットがあります。他の会員が使っていれば使えないし、延長もできません。短時間の利用では割安でも、長時間になると割高になる。
また一度も利用しなくても決まった金額を支払う必要もあったりします。必ず元の場所に戻らなければならないのがけっこう不便だという声もあります。
シニアこそ衝突被害軽減ブレーキ付きを選ぼう
衝突被害軽減ブレーキ。自動ブレーキとも呼ばれるシステムで、カメラやセンサーなどで前方の車や歩行者などの障害物を検知し、衝突の危険があるときに警告やブレーキを自動的にかけて被害を軽減してくれます。
よくシニアの運転する自動車がビル自走式の駐車場から落下したり、ブレーキとアクセルを踏み間違えてコンビニに突っ込むニュースを目にします。
新車で購入するときは衝突被害軽減ブレーキを付けましょう。オプションで別途料金が5〜7万円ほどかかります。中古で売るときも査定金額がアップするハズ。なによりも事故を一度おこしたと考えれば安いものです。安全がお金で買えるのですから。
ただし自動ブレーキもゼッタイではありませんので過信はいけません。何かあったときのお守り程度と考えてください。
マイカーを買うのであれば現金一括が鉄則
わたしの住む地域は車がないと生活できない田舎です。車を所有する選択肢しかありません。近所にカーシェアリングのサービスもなく、リースと買ったときの価格差もそれほどないので購入一択となりました。
車を買うのであれば現金一括が鉄則です。
なぜならローンは利息がつきます。車や借りる年数によっては利息だけで10万円以上かかるうえ、駐車場や維持費と並行して支払い続けることになります。
なによりローンを借りている状態では、あなたに所有権がありません。また車のローンを借りていると住宅ローンを借りるときに満額借りられないこともあるので注意が必要です。
そんな現金がないよ!わかりました。おススメは銀行系ローンです。金利も1パーセント〜と低く、名義もあなたのモノになります。
ただし銀行の審査は厳しく、結果がでるまでに時間もかかります。利用のさいは余裕をもって申込みをしましょう。
まとめ
マイカーは金食い虫。所有しなくてすむのであればもたないようにしたいですね。
ちなみに新車で買って、はじめの一年がもっとも値落ち率が高いと聞きます。一年落ちや展示、試乗車といった新古車を安く買うのもアリでしょう。
購入するときは売ることも考えて人気の高い車種を買うリセールバリューという方法もあります。マイカーを選んだあなた、賢く大切なお金を守ってください。
車のサブスク【SOMPOで乗ーる(そんぽでのーる)】