2021年01月05日
自己紹介 〜その2〜
最初から読みたい方は、「自己紹介 〜その1〜」へどうぞ
公務員を退職し、とある地方の森林組合で働くため、空き家バンクで見つけた賃貸の一軒家に引っ越しました。荷物の整理も終わり、森林組合へ挨拶に行こうと思った矢先、不安や迷い等に襲われました。不眠症の薬を飲んでいるせいか、あまり気力が湧かず、新しい仕事・環境に馴染めるかどうかの不安。縁もゆかりもない田舎町に、森林組合の求人募集があったからという理由で飛び込んだことへの後悔(もともと気になっていた田舎町の森林組合は求人募集していなかった)。そして、その気になっていた田舎町から通勤できる範囲の林業会社が、求人募集しているのを見つけたことへの迷い。悩んだ結果、森林組合の内定を断り、いったん実家へ戻り、精神的に落ち着いてから、その林業会社の求人に応募することにしました。
再び引越し、荷物整理、その他行政手続き等をし、時間もお金も心身もすり減っていきました。それでも、何とかその林業会社の求人に応募し、いざ面接当日数時間前。薬の影響による強い不安感に襲われ、ドタキャンしてしまいました(ちゃんと電話で断りは入れました)。今後、どうしていいか分からなくなりました。強い不安感の他に、気力の低下と不眠もあり、そうかといって心療内科での服薬治療には期待が持てませんでした。また、実家でのニート生活は、暇な時間が多い割に何も行動できず、気持ちが焦り、滅入るばかりでした。このままでは本当にまずいと思い、体調は悪いながらも気持ちを奮い立たせてアルバイトに応募し、約2年間アルバイトや無職(アルバイトの失業保険受給)の生活を続け、体調回復に努めました。
公務員を退職して3年目の春、いまだに不眠症は改善していませんでした。「何か行動しなければ何も変わらない」、「環境を変えれば(昔のように一人暮らしをすれば)、何か変わるかも」と思い立ち、上記の気になっていた田舎町に移住しました。同時に、その田舎町の森林組合の面接を受け(相変わらず求人募集はしていませんでしたが、飛び込みで)、まずは事務方として働くことになりました。
新たな土地で働き始め、忙しく過ごしていると、眠れる日が徐々に増えるようになり、不眠症は改善の兆しが見えてきました。その反面、ウツウツした気持ちが、毎日続くようになりました。ウツの原因はいくつもの不安ですが、そのうち2つを挙げると。
1.将来現場作業をするようになって、大きい木も伐るようになるが、そのような危険な作業を仕事として毎日行うことへの不安
→公務員の時は実際にチェーンソーを使って木を伐ることはなく、ナタで雑木を刈り払う程度だったので、山での作業に対する恐怖心はあまりありませんでしたが、いよいよ実際に自分がチェーンソーを使う立場になる時が来ると思うと、恐怖心がつのり、「林業の現場作業は、やっぱり自分には向いていないのではないか」と思うようになりました。
2.林業とマラソンは両立できるのかという不安
→私は趣味のマラソンを、忙しい時等を除いてほぼ毎日行っていますが、「林業の仕事で激しく身体を酷使した後にマラソンはできるのか」という不安、逆に「マラソン(特にウルトラマラソン等の長い距離の大会)で脚を痛めてしまうと、翌日の仕事に影響が出てしまうのではないか」という不安がありました。ハードな肉体労働である林業と、ハードな有酸素運動であるマラソンは、釣り合わないのではないか・・・。
不安が大きく、ウツ状態が毎日続いたため、林業以外の選択肢も考えるようになり、森林組合での勤務が1ヶ月半経った頃、ちょうど求人募集のあったトラックでの配送の仕事に転職しました。
配送の仕事は、とりわけ難しいとか大変とかいうこともなく、またやりがいを持って働けていました。ただ、今後その仕事で上を目指すのであれば、大型免許の取得(運転技能の向上)や、車両の整備に関する知識・技術の習得、運んでいる商品に関する知識の習得、業界や経営側の視点についての勉強等、取り組むべき課題が多くありました。この配送の仕事を一生の仕事として、これらの課題について今後取り組んでいきたいかを自問自答したところ、自分らしさが出せず、何か違うような気持ちになりました。
結局、配送の仕事を2ヶ月半で辞め、再び元の森林組合に戻り、いよいよ現場作業員として働くことになりました。森林組合にも運送会社にも私の移り気により迷惑をかけてしまいましたが、自分の気持ちを整理する上で、必要な過程だったのかもしれません。
この記事を書いている現在、約1年3ヶ月ほど、林業の現場作業に従事してきました。木を伐ることへの恐怖心や不安も減り、山で1日中仕事をした後も、短時間ですが、マラソンをしています。林業とマラソンの両立は可能だと実感しています。
もともと林業とマラソンの両立を目指そうと思った理由は、それを実行している人が世の中に少ないと思われたためです。林業の実力もマラソンの実力もイマイチな私が、それらを両立することで希少性や自分らしさが出るのではないかと考えました。それは私の人生の目標にもなりました。
今後このブログでは、私が実際に林業を始めて感じたこと(特に教科書には載っていないような現場のリアルなこと、林業初心者が感じたこと)、日々のマラソンや大会参加を通して感じたこと、そして林業とマラソンの両方を行う上で感じたこと等について、書いていきたいと思います。読書の皆様が、林業とマラソンを行う上での参考になれば幸いです。
※ 記事一覧はこちら
公務員を退職し、とある地方の森林組合で働くため、空き家バンクで見つけた賃貸の一軒家に引っ越しました。荷物の整理も終わり、森林組合へ挨拶に行こうと思った矢先、不安や迷い等に襲われました。不眠症の薬を飲んでいるせいか、あまり気力が湧かず、新しい仕事・環境に馴染めるかどうかの不安。縁もゆかりもない田舎町に、森林組合の求人募集があったからという理由で飛び込んだことへの後悔(もともと気になっていた田舎町の森林組合は求人募集していなかった)。そして、その気になっていた田舎町から通勤できる範囲の林業会社が、求人募集しているのを見つけたことへの迷い。悩んだ結果、森林組合の内定を断り、いったん実家へ戻り、精神的に落ち着いてから、その林業会社の求人に応募することにしました。
再び引越し、荷物整理、その他行政手続き等をし、時間もお金も心身もすり減っていきました。それでも、何とかその林業会社の求人に応募し、いざ面接当日数時間前。薬の影響による強い不安感に襲われ、ドタキャンしてしまいました(ちゃんと電話で断りは入れました)。今後、どうしていいか分からなくなりました。強い不安感の他に、気力の低下と不眠もあり、そうかといって心療内科での服薬治療には期待が持てませんでした。また、実家でのニート生活は、暇な時間が多い割に何も行動できず、気持ちが焦り、滅入るばかりでした。このままでは本当にまずいと思い、体調は悪いながらも気持ちを奮い立たせてアルバイトに応募し、約2年間アルバイトや無職(アルバイトの失業保険受給)の生活を続け、体調回復に努めました。
公務員を退職して3年目の春、いまだに不眠症は改善していませんでした。「何か行動しなければ何も変わらない」、「環境を変えれば(昔のように一人暮らしをすれば)、何か変わるかも」と思い立ち、上記の気になっていた田舎町に移住しました。同時に、その田舎町の森林組合の面接を受け(相変わらず求人募集はしていませんでしたが、飛び込みで)、まずは事務方として働くことになりました。
新たな土地で働き始め、忙しく過ごしていると、眠れる日が徐々に増えるようになり、不眠症は改善の兆しが見えてきました。その反面、ウツウツした気持ちが、毎日続くようになりました。ウツの原因はいくつもの不安ですが、そのうち2つを挙げると。
1.将来現場作業をするようになって、大きい木も伐るようになるが、そのような危険な作業を仕事として毎日行うことへの不安
→公務員の時は実際にチェーンソーを使って木を伐ることはなく、ナタで雑木を刈り払う程度だったので、山での作業に対する恐怖心はあまりありませんでしたが、いよいよ実際に自分がチェーンソーを使う立場になる時が来ると思うと、恐怖心がつのり、「林業の現場作業は、やっぱり自分には向いていないのではないか」と思うようになりました。
2.林業とマラソンは両立できるのかという不安
→私は趣味のマラソンを、忙しい時等を除いてほぼ毎日行っていますが、「林業の仕事で激しく身体を酷使した後にマラソンはできるのか」という不安、逆に「マラソン(特にウルトラマラソン等の長い距離の大会)で脚を痛めてしまうと、翌日の仕事に影響が出てしまうのではないか」という不安がありました。ハードな肉体労働である林業と、ハードな有酸素運動であるマラソンは、釣り合わないのではないか・・・。
不安が大きく、ウツ状態が毎日続いたため、林業以外の選択肢も考えるようになり、森林組合での勤務が1ヶ月半経った頃、ちょうど求人募集のあったトラックでの配送の仕事に転職しました。
配送の仕事は、とりわけ難しいとか大変とかいうこともなく、またやりがいを持って働けていました。ただ、今後その仕事で上を目指すのであれば、大型免許の取得(運転技能の向上)や、車両の整備に関する知識・技術の習得、運んでいる商品に関する知識の習得、業界や経営側の視点についての勉強等、取り組むべき課題が多くありました。この配送の仕事を一生の仕事として、これらの課題について今後取り組んでいきたいかを自問自答したところ、自分らしさが出せず、何か違うような気持ちになりました。
結局、配送の仕事を2ヶ月半で辞め、再び元の森林組合に戻り、いよいよ現場作業員として働くことになりました。森林組合にも運送会社にも私の移り気により迷惑をかけてしまいましたが、自分の気持ちを整理する上で、必要な過程だったのかもしれません。
この記事を書いている現在、約1年3ヶ月ほど、林業の現場作業に従事してきました。木を伐ることへの恐怖心や不安も減り、山で1日中仕事をした後も、短時間ですが、マラソンをしています。林業とマラソンの両立は可能だと実感しています。
もともと林業とマラソンの両立を目指そうと思った理由は、それを実行している人が世の中に少ないと思われたためです。林業の実力もマラソンの実力もイマイチな私が、それらを両立することで希少性や自分らしさが出るのではないかと考えました。それは私の人生の目標にもなりました。
今後このブログでは、私が実際に林業を始めて感じたこと(特に教科書には載っていないような現場のリアルなこと、林業初心者が感じたこと)、日々のマラソンや大会参加を通して感じたこと、そして林業とマラソンの両方を行う上で感じたこと等について、書いていきたいと思います。読書の皆様が、林業とマラソンを行う上での参考になれば幸いです。
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