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2022年01月06日
造林をやりたい理由
私は現在、森林組合の造林班に所属しています。造林班の仕事は、地拵え、植付、下刈り、雪起こし、除伐、枝打ち、切捨間伐等、木を植えて育てる過程の作業になります。
一方で、森林組合には造林班の他に、搬出班もあります。搬出班の仕事は、山に重機(バックホー)で道をつけて、間伐や皆伐した木を、重機(プロセッサ等)で集材・造材し、重機(フォワーダ)で土場(トラックが入れる木材集積所)まで運び出す作業になります。伐倒はチェーンソーで行いますが、重機での作業が多い印象です。
私はバックホー等の重機を操縦するための講習を受けていないため、今すぐに搬出班で重機に乗って仕事をすることはできないのですが、希望を出せば、目指すこともできます。ただ、今のところ、そのつもりはありません。なぜなら、造林の仕事が好きだからです。
造林の仕事は、山の斜面を歩きながら、手工具や機械等を使って行う、いわゆる人力作業なので、かなりの体力を要します。人によっては、それが苦痛になりますが、私にとっては仕事で身体が鍛えられる嬉しさがあります。分かりやすく言えば、わざわざ時間を作ってジムに通う必要はないということです。造林の仕事の中でも、特に間伐は一番体力的にきついのですが、逆に私は間伐が一番好きな仕事で、やっていて爽快感があり、これで給料をもらっていいのかと思えるほどです。
一方で、搬出の仕事は、前述のように重機に乗って行う作業が多いため、造林の仕事よりも体力的には楽になります。ただ、造林で扱うよりも太い木を伐倒し、大型の重機を操縦するため、神経や高い集中力を要します。私は搬出の仕事に本格的に従事したことはない(体験程度しかない)ので、上記はあくまで私の想像の域でもありますが、「もっと身体を使いたい」、「神経を使って疲れそう」という印象を持ってしまいます。
また、「造林=個人プレー(それぞれの区域でそれぞれが作業する)」、「搬出=チームプレー(伐倒者と重機操縦者が協力して、より多くの材を効率的に出す)」というイメージがあり、陸上の長距離(マラソン)という個人プレーが好きな私にとっては、造林班を選択することは自然な流れでした。
ただ、近年、時代の流れにより、40〜50年生の山を皆伐をして再造林する一昔前の林業から、間伐の遅れた高齢林を随時間伐(搬出)していく長伐期施業へとシフトしつつあるのではないかと思われます(これは私の推測であり、確かな話ではないのですが)。つまり、私の好きな造林の仕事が、今後減っていくのではないかということが、今の私の一番の不安材料です。
林業は造林だけではなく、育てた木を伐採・搬出し、広義に捉えると、それを木材として加工・販売するところまでが一連の仕事になります。林業のプロになりたければ、当然搬出の仕事も経験する必要がありますし、そうすることで、より幅広く林業界に貢献することができるようになるし、自身の視野(物事の見方、考え方)も広がります。
もし造林の仕事が無くなれば、私は搬出班に異動し、重機も扱えるようになれるよう訓練していくと思います。ただ、現状では「1度きりの人生なので、プロになる(搬出)よりも好きなこと(造林)をしていたい」、そんな気持ちです。
話は少し変わりますが、近年山に最低限の幅員の作業道を造り、軽トラ等を使って搬出する自伐型林業が注目を集めています。森林組合等の林業事業体が行う施業とは異なり、小規模で、個人の裁量(私の好きな個人プレー)で山を施業(管理)できることが魅力だと思います。幅員の狭い作業道の方が崩れにくいため、環境的にも優しい林業です。自伐型林業をするとしたら、当然重機を扱えるようになる必要はありますが、そういった形で林業に携わることにも、少し興味があります。
最後に、造林の仕事はモロに体力仕事なので、当然身体に負担がかかります。私は間伐をすると、よく腰が痛くなります。5kg近いチェーンソーを1日中振り回すので、身体があまり大きくない私は、特に負担が大きいのだと思います。体調管理、それも自分の好きな造林の仕事を長く続けていくための、必要不可欠な仕事と言えるでしょう。
※ 記事一覧はこちら
一方で、森林組合には造林班の他に、搬出班もあります。搬出班の仕事は、山に重機(バックホー)で道をつけて、間伐や皆伐した木を、重機(プロセッサ等)で集材・造材し、重機(フォワーダ)で土場(トラックが入れる木材集積所)まで運び出す作業になります。伐倒はチェーンソーで行いますが、重機での作業が多い印象です。
私はバックホー等の重機を操縦するための講習を受けていないため、今すぐに搬出班で重機に乗って仕事をすることはできないのですが、希望を出せば、目指すこともできます。ただ、今のところ、そのつもりはありません。なぜなら、造林の仕事が好きだからです。
造林の仕事は、山の斜面を歩きながら、手工具や機械等を使って行う、いわゆる人力作業なので、かなりの体力を要します。人によっては、それが苦痛になりますが、私にとっては仕事で身体が鍛えられる嬉しさがあります。分かりやすく言えば、わざわざ時間を作ってジムに通う必要はないということです。造林の仕事の中でも、特に間伐は一番体力的にきついのですが、逆に私は間伐が一番好きな仕事で、やっていて爽快感があり、これで給料をもらっていいのかと思えるほどです。
一方で、搬出の仕事は、前述のように重機に乗って行う作業が多いため、造林の仕事よりも体力的には楽になります。ただ、造林で扱うよりも太い木を伐倒し、大型の重機を操縦するため、神経や高い集中力を要します。私は搬出の仕事に本格的に従事したことはない(体験程度しかない)ので、上記はあくまで私の想像の域でもありますが、「もっと身体を使いたい」、「神経を使って疲れそう」という印象を持ってしまいます。
また、「造林=個人プレー(それぞれの区域でそれぞれが作業する)」、「搬出=チームプレー(伐倒者と重機操縦者が協力して、より多くの材を効率的に出す)」というイメージがあり、陸上の長距離(マラソン)という個人プレーが好きな私にとっては、造林班を選択することは自然な流れでした。
ただ、近年、時代の流れにより、40〜50年生の山を皆伐をして再造林する一昔前の林業から、間伐の遅れた高齢林を随時間伐(搬出)していく長伐期施業へとシフトしつつあるのではないかと思われます(これは私の推測であり、確かな話ではないのですが)。つまり、私の好きな造林の仕事が、今後減っていくのではないかということが、今の私の一番の不安材料です。
林業は造林だけではなく、育てた木を伐採・搬出し、広義に捉えると、それを木材として加工・販売するところまでが一連の仕事になります。林業のプロになりたければ、当然搬出の仕事も経験する必要がありますし、そうすることで、より幅広く林業界に貢献することができるようになるし、自身の視野(物事の見方、考え方)も広がります。
もし造林の仕事が無くなれば、私は搬出班に異動し、重機も扱えるようになれるよう訓練していくと思います。ただ、現状では「1度きりの人生なので、プロになる(搬出)よりも好きなこと(造林)をしていたい」、そんな気持ちです。
話は少し変わりますが、近年山に最低限の幅員の作業道を造り、軽トラ等を使って搬出する自伐型林業が注目を集めています。森林組合等の林業事業体が行う施業とは異なり、小規模で、個人の裁量(私の好きな個人プレー)で山を施業(管理)できることが魅力だと思います。幅員の狭い作業道の方が崩れにくいため、環境的にも優しい林業です。自伐型林業をするとしたら、当然重機を扱えるようになる必要はありますが、そういった形で林業に携わることにも、少し興味があります。
最後に、造林の仕事はモロに体力仕事なので、当然身体に負担がかかります。私は間伐をすると、よく腰が痛くなります。5kg近いチェーンソーを1日中振り回すので、身体があまり大きくない私は、特に負担が大きいのだと思います。体調管理、それも自分の好きな造林の仕事を長く続けていくための、必要不可欠な仕事と言えるでしょう。
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