鬼武彦(おにたけひこ)は、大江山(たいこうざん)に鎮まる神で、三五教(あなないきょう)を守るために活躍します。
旭(あさひ)とか、高倉、月日(つきひ)という名の白狐を使い、姿を変えたり、幻覚を見せたりして、邪神を懲らしめ、正神を助ける働きをしています。
別名を大江神(おおえのかみ)と言います。
鬼武彦が霊界物語で最初に登場するのは、第4巻の「常世会議」のときです。
鬼武彦はモスコー(モスクワ)代表の森鷹彦(もりたかひこ)に変身して、主催者の八王大神・常世彦(やつおうだいじん・常世彦)を糾弾する演説を行います。
この会議は世界各地から代表者が集まって開かれた世界統一・世界平和のための会議ですが、常世彦(邪神)を盟主にして世界を統一しようという陰謀が仕組まれた会議だったのです。〔第4巻第17章「殺風景」〜第18章「隠忍自重」〕
鬼武彦は陰謀を破壊するために、部下の白狐を使って参加者に幻覚を見せたりして、会議を妨害しました。
それ以外の、霊主体従篇での鬼武彦の主な活躍を書き出してみます。
●盤古大神・塩長彦(ばんこだいじん・しおながひこ)の宮殿の床下から竹を生やして竹やぶに変えてしまった。〔第5巻第2章「松竹梅」〕
●メソポタミヤの顕恩郷で頭に二本の角が生えた神として現れ、棒岩の上で石像と化してしまった。〔第5巻第8章「顕恩郷」〕
●中米の「間(はざま)の国」(=パナマ)の酋長・春山彦の館では、悪神の鷹取別(たかとりわけ)の部下・竹山彦に変身して現れて、松竹梅(まつたけうめ)の三姉妹を救う。〔第9巻第30章「救の神」〕
●黄泉比良坂(よもつひらさか)の戦いのとき、常世国のロッキー山でウラル教の部将・大雷(おおいかずち)に変化して現れ、偽のイザナミの大神(その正体は邪神の大国姫)に改心を迫る。〔第10巻第22章「狐々怪々」〕
このように、忍者や魔法使のようにさまざまな術を使って、活躍します。
主に霊主体従篇(1〜12巻)に登場し、如意宝珠篇(13〜24巻)でも少し出てきますが、それ以降はほとんど登場しません。
「霊界物語スーパーメールマガジンから引用」
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