霊界物語スーパーメールマガジン
2020.5.18
出口王仁三郎・著『霊界物語』を
飯塚弘明がやさしく解説します
(当面の間、霊界物語ではなく
「三鏡」の解説をお送りしています)
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╋ 三鏡244泥は薬 ╋
●水鏡「泥は薬」
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg244
天恩郷・洗心亭(せんしんてい)の湯が時々泥湯になることがあるが、それははなはだ結構なことである。そもそも人間はお土からむしわかされたものであるから、土は人間に
取ってはなはだ結構なものである。そういうお湯に入るのは温泉に入るようなものでたいそう薬になるものである。
お土はそれ自体が薬になるから、病気のときにはお土を溶かして飲むとよく利く。またお腹の空いたときには土を食べてもよろしい。
私はかつて伏見から綾部まで二十五里の道を、何も食べることができないで帰ったことがあるが、そのとき赤土を取って水に溶かして飲んで食物の代用とした。そして無事綾部
に帰りついた。
土と言うても大本のお土さんのように粘り気のある土でなくてはいけぬ。
初出:『神の国』昭和3年(1928年)1月号
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今回はお土についてです。
洗心亭とは天恩郷の宿泊施設にある浴場のことで、今は近代化されてますから土が混じることはないでしょうけど、昔は土が混じって泥のお湯になることがあったようです。
お風呂のお湯が泥だらけだったら「汚ね〜」と誰もが拒絶するでしょうけど、土が入っていることは逆に結構なことだと王仁三郎は言うのです。
「人間はお土からむしわかされたもの」というのは、意味がよく分かりませんが、王仁三郎は「人間は木から生まれた」とも説いています。
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg195
植物にせよ動物にせよ、地上の生き物は全て土から生まれています。もちろん、土がいきなり動植物になったわけではなく、長い歳月をかけて、動植物に変化したのです。「お土
からむしわかされた」というのは、そういうような意味かも知れません。
人間の肉体はもともとが土から出来ているのだから、土は体に良い、薬になる、というわけです。
コンクリートジャングルの中で生まれ育った現代人は、土を毛嫌いする人が多いです。
その一方では、家庭菜園や、アウトドアなど、土に回帰しようとする傾向も見られます。
人間は土と切り離して生きていけません。
アトピー性皮膚炎の子が、農作業の体験学習をしたら、症状が良くなったという例もあります。
土の無い宇宙空間で人間が暮らすようになったら、人体にどんな悪影響が生じるか分かったものではありません。
大本神諭や霊界物語で、お土とお水と火の御恩ということを繰り返し説いていますが、土と水に関しては、大本で下付しているものがあります。
こちらにパンフレットがあります。↓
https://oomoto.or.jp/wp/wp-content/uploads/2020/01/iroha007.pdf
このパンフレットにも少し書いてありますが、土には薬効があることが昔から知られています。土に含まれているミネラルや微生物が、肉体に作用するのでしょう。
王仁三郎は他にも土の効能について次のようなこと教えています。
●松と土と水(水鏡)
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg248
「大概の病気は、松と土と水さえあったら癒るものである(略)お土は傷をした場合にぬりつけるとよい。切瘡(きりきず)、火傷、打身(うちみ)腫れ物などなんにでもよい」
●日本人の寿命(月鏡)
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg425
「日本人の平均寿命は三十歳である。大学を卒業して間もなく死ぬ者があるのは、これはお土に親しまぬために起こるのである」
●ワキガの根治法(月鏡)
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg449
「ワキガを根治するには、お土を三週間続けて塗付するのである。お土がすっかりバイ菌を吸い取ってしまうので、臭気がなくなるのである」
●お土(玉鏡)
https://reikaimonogatari.net/index.php?obc=kg830
「お土の有り難いことは今さら言うまでもないが、内臓諸病には、いったんこれを煮て水に薄め服用するとどんな病気にでも利くのである。煮るとお土、お水、お火と御神徳を三
つ一緒にいただくことになるから一層結構なのである」
人類は土を薬としてだけではなく、食べ物としても使って来ました。「土食(どしょく)」と呼ぶようです。
ウィキペディアを参考にして下さい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F_(%E9%A3%9F%E6%9D%90)
王仁三郎も、京都の伏見から綾部に帰る途中、土を食べて空腹をしのいだことが、冒頭の文章に出ていましたね。
「粘り気のある土でなくてはいけぬ」と注意が書いてました。
食用や薬用として使う土は、粘土のような土らしいです。
土食に関する情報はあまり多くないんですが、日本でほぼ唯一と思える本を紹介します。
●ケイ・ミズモリ著『「粘土食」自然強健法の超ススメ』(ヒカルランド、2012年)
NASA宇宙飛行士も放射線対策で食べていた!? 「粘土食」自然強健法の超ススメ(超☆はらはら) 新品価格 |
この著者は王仁三郎を知らないと思いますが、この本に書いてあることは、王仁三郎が説いたことと同じです。
興味のある方はぜひ読んでみて下さい。
日本では見かけませんが、アメリカでは土のサプリメントが売っているそうです。
アマゾンで「食用粘土」などのキーワードで探すと、少し出て来ます。
しかしアメリカの土のようなので、日本に住んでいる人は、日本の土を食べるべきです。
その土地で採れたものを食べるということが、地上に住む生物としての大原則です。
ですが、ネットで調べても、個人的に粘土食をやっている人はいても、それを販売している人はいないようです。
これはビジネスチャンスかも知れませんよ。
今、世間の一部では昆虫食が流行りつつありますが、それに続いて粘土食が流行るかも知れません。
〜〜〜霊界物語スーパーメールマガジンから引用〜〜〜
タグ:粘土食
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