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検索窓が使えなくなった時:Win11 24h2

Windows11で、いきなり検索窓が入力を受け付けなくなってしまった場合の対処法です。

先日、Windows11の24h2バージョンアップが公開されましたが、段階的なバージョンアップは私の順番は遅くなりそうなので、マイクロソフトのサイトで『Windows11のインストール』を使い、バージョンアップしました。

公開からわずか数日ですが、既に24h2の公開後のアップデートがあったので、アップデートしました。

これで一安心と思っていたところ、いきなり検索窓が使えない状況です。検索文字を入力しようとしても、まったく受け付けなくなっているのです。

最近は、マイクロソフトも対応が迅速なので、少し待てば、最初に繰り返されるアップデートで修正されるのだと思います・・・が、とても不便です!!
※あなたがこの記事をご覧になっているときは、24h2公開時の問題は解消されているかもしれません。しかし、その他の原因で検索窓が使えない状態でも、この記事はお役に立てると思われます。

なので、自力で直すことにしました。

説明の前に、結論を言うと、検索用のホストタスクを強制終了させる!これだけで、治りました。
※これだけでやり方がわかる人は、対処法を読む必要はありません。また、機会があったらご訪問ください。

このやり方は、私が遭遇したバージョンアップやアップデートなどで検索窓が使えなくなった場合だけでなく、おそらくそのほかの原因で検索窓が使えなくなった場合にも効果があると思うので、ご紹介します。


--- 他にも方法はあるが・・・ ---
その他にも、検索窓が作動しない場合の対処法はありますが、この方法ならPCに詳しくない人でも対処できるのではないかと思い、ご紹介しています。

私が検索窓を使えなくなったのは今回が初めてですが、どうやら検索窓が使えなくなる場合は結構多いようです。そのためか、マイクロソフト社でも対策の記事を作成し(2024/9/24)、公開しています。その中の解決策の4番目が、当記事と同じくタスクマネージャーでプロセスを終了させています。興味のある方は、下記アドレスの記事をご覧ください。

★マイクロソフト社の公開記事(2024/09/24)
『Windows Search の問題を修正する - Windows Client | Microsoft Learn』
https://learn.microsoft.com/ja-jp/troubleshoot/windows-client/shell-experience/fix-problems-in-windows-search


※個人的なことですが、2024/10/10現在、24h2にはデバイスのカスタマイズのバグなどがあり私には使いにくいので、23h2にダウングレードし、このまま修正を待つつもりです。
なお、Win11なら、どのバージョンでも、対応策と効果は同じなのでご安心ください。



対処法



タスクバーの空いたところで、マウスの右ボタンをクリックすると、リストが現れるので、『タスクマネージャー』を選択し、タスクマネージャーを開きます。

タスクマネージャーが現れたら
検索窓が使えないとき.png
【検索窓が使えないとき】
※ここでご紹介の画像は、Win11の24h2で、ダークモードを使用しているものです。色合い(白と黒が反転している)や、アイコンなどは、あなたがご利用のものと異なるかもしれませんが、基本的な構造は同じなので、気にせずご覧ください。

@タスクマネージャーの左側で、『詳細』を選択してください。
A次に、名前から、[SearchHost.exe]を探してください。
※初期状態では、アルファベット順に並んでいますよ。もし並んでいなかったら、タイトルの「名前」をクリックすると、名前順になります。クリックするたび、昇順と降順が切り替わります。

[SearchHost.exe]の状態をみると、『中断』とされているはずです。
※実行中なら、検索窓が使えるはずなので。

見つけたら、
※ここで、[PID]の値をメモしておくと、後の確認で修正結果を『納得』できるので、ほんの少しだけおすすめです。この画像の場合は、「10100」です。メモしておかなくても、修正後に検索窓を実行すれば、治ったのがわかるので、強制はしません。

Bマウスで[SearchHost.exe]を選択し、右ボタンをクリックすると、次のリストが現れるので、
『タスクの終了』を選択します。
検索窓:タスクの終了.png
【検索窓:タスクの終了】

C次のポップアップが現れます。
検索窓:ポップアップ:プロセス終了.png
【検索窓:ポップアップ:プロセス終了】

むやみにシステムのプロセス(システムを構成する小さなプログラム)を終了して、システムが不安定になるのを防ぐため、各種のプロセスを終了させようとすると、大体こんな風なポップアップが現れます。

今回の場合は、保存していないデータは失われるし、システムが不安定になるかもしれない、と脅かされます。

でも、このプロセスがすでに中断されており、検索窓が使えないし、そもそも保存していないデータがこの状況で存在しているのでしょうか?
疑問です。
※他の場合は、むやみにプロセスを終了させないようにしましょう。本当に問題が発生する場合もありますから。

そして、もしシステムが不安定になったのなら、その時は再起動をすればいいのです。
※ちなみに、このプロセスを終了せずに、単に再起動させただけでは、やった人の話では、検索窓は使えないままだったそうです。

『プロセスの終了』を選択してください。

私の場合は、一瞬で終わりました。何の変化も見られなかった、そのように感じました。
※別の状況で検索窓が使えなくなった場合では、何度も終了と再起動が繰り返され、しばらく待たされたという話も聞きます。

これで、修正用の作業は一応終了ですが、やはり結果を確認してみましょう。

プロセスを終了させたままでよいのでしょうか?

『タスクマネージャー』で[SearchHost.exe]を確認してみましょう。
検索窓が使えるようになった時.png
【検索窓が使えるようになったとき】

終了させたはずの[SearchHost.exe]が復活しており、その状態は『実行中』に変わっています。

すぐに確認した場合は、『実行中』となっているはずですが、じきに『中断』に変わります。
これは修正したものがダメになったわけではなく、「検索してないのだから省エネしましょう」と、OSが実行を『中断』させただけです。トラブルの『中断』とは異なります。

ちなみに、[PID]の値をメモしておいた方は、値を比較してみてください。私の場合は、「11628」となりました。どんな数字になるかはわかりませんが、普通は、以前よりも大きな値になっているはずです。
※あなたや私が[SearchHost.exe]プロセスを強制終了させたので、OSが「必要なプロセスを終了させるなよ」とプロセスを再起動させているのです。

「状態」が、『実行中』となっていても『中断』となっていても、どちらの場合でも「検索窓」が使えるようになっているはずです。

これを確かめるには、実際に検索窓を使ってみればよいのです。
『Windows+S』(Windowsボタンを押しながらSを押す)かマウスで検索窓をクリックし、何か文字を入力してみてください。入力できるようになっており、検索が始まるはずです。


以上で終了です。お疲れさまでした。

最後までご覧くださり、ありがとうございます。

0x81000019:Win11環境のWin7バックアップシステムでのエラー

Win7のバックアップシステムは、パソコンを活用しようと考えている一般的な個人ユーザーで必須なのに、しばらく前から非推奨とされています。
このバックアップの時に、わけのわからないエラーが出ると、「頻繁に行われるアップデート」+「非推奨となったせい」か?もう使えないのか?、と不安になります。

今回は、こんなエラーが出ました。(2024年9月30日)
「シャドウコピーを作成できませんでした(エラーコード0x81000019)」
0x81000019トラブルシューティング オプション.png
【0x81000019トラブルシューティング オプション】

Windows11上でWindows7のバックアップシステムを使っていて、いきなりこんな画面が出てきたら、驚きます。

「シャドーコピーを作成できませんでした・・・おそらくエラーは再発します。」と表示されているように、バックアップをやり直しても、また同じように失敗します。

しかも、調べると、スケジュール化している先週の分も、バックアップに失敗しています。
「いよいよ、Win7のバックアップが使えなくなったのか?・・・」


状況の把握


まずは、状況を把握しましょう。

「シャドーコピー」とは、OSに組み込まれている基本の機能の一つで、何か問題が発生したときのために、事前に現在のOSがどう組み込まれているかを、カメラのように「スナップショット」として記録しておく機能です。
要は、主にバックアップをしたときや災害復旧用に、特定の時点のOSを回復するためのものです。

もし、今までWindows11でバックアップがうまくいっていて、普段のPCの使用中にも特別何か問題が発生していたのでなければ・・・まず疑うべきは、
何か新しく深刻なトラブルが発生したのではなく、
システム上のファイルとセキュリティソフトでの、ごくありきたりなトラブルがバックアップを邪魔しているのではないか?、です。

OSをWin10から11に変更した場合など、あなたがOSに大幅な変更を加えたのでなければ、おそらくここでご案内する対策で解決されると思います。
※今回のトラブル対処は、Windows11ユーザーで、Windows7のバックアップがうまくいっていたのに、いきなりこのエラーコードでのトラブルが発生した人だけが、一応の対象です。

[VSS]や[SPP]うんぬんを確認調査する必要はありません。
問題が解決した後、気になる方は、下記の枠内をご覧ください。
また、残念ながら万一今回の対策で解決しなかった場合は、新たな対策のための手がかりとしてご覧ください。

--- [VSS]と[SPP]について(ここは、気になる人だけ読んでください) ---
● VSSは、
Volume Shadow Copyの略で、先ほどご説明したシャドーコピーをする機能です。これを、あなたがあえて停止措置を取ったのでなければ、VSSVC.exeとして実行されているはずです。
「タスクマネージャー」の「詳細」で簡単にみることができます。単に、「ボリューム シャドー コピー サービス」と説明されているだけですが、シャドーコピーを作成するために必要なWin11に組み込まれたサービスです。

● SPPは、
SPP Notification Serviceの略で、Windows内のサービスの通知をつかさどりますが、Win11では削除され、別のサービスに変わっています(関係ありそうなのは、3つ?今回のトラブルには関係ないと判断し詳しくは調べていないので、ご容赦を!)。
これは、停止したら、各種の通知が無くなっているはずなので、バックアップ以外で何か特別おかしなことが起きていない限り、探すのも無駄です。

●どちらも、調べるのは、時間の無駄です。やる必要はありません。(私は、あなたに説明する必要があるので、念のために確認しましたが、自分だけのためなら、やりません。)
が、それでもやりたい人は、Win11のタスクバーにある検索で、[services.msc]をと入力し、サービスを呼び出せば、リストの中から確認・操作できます。
なお、操作等については、他のサイトで検索してみてください。



ありふれたトラブルとしては・・・

(1)システム上のファイルの一部に問題が発生しているのでは?
システム上のファイルは、意外にも割と頻繁に壊れます。
多くは、自動的に修正されますが、一部は自動的に修正されなかったりします。
もしかすると、修正されなかったのは、たまたまのタイミングかもしれません。

「コマンドプロンプト」を使って、簡単に自動修復できます。
私のOSのファイルも壊れていましたが、簡単な指示を与えるだけで、1回で完全に修復されました。

「コマンドプロンプト」というソフトは、OSに組み込まれているソフトの一つで、キーボードからOSに直接指示を与えることができます。
この真っ黒な画面のソフトを開き、キーボードから、呪文のようなコマンドを入力して、リターンキーを押して実行させるだけです。
が、呪文は今ご覧のページからコピーしてペーストすればいいだけにしてありますから、心配は無用です。
しかも、後でスクリーンショットを表示しながら具体的に操作を説明するので、この機会に「コマンドプロンプト」を使えるようにすることをおすすめします。

※「コマンドプロンプト」の画面の色やフォントの色や種類などは変更できますが、これはまた別の機会があれば…以前私は、「コマンドプロンプト」を使ってpython(パイソン)などのソフトを頻繁に使う機会があったので、その時は目に優しいクリーム色の画面にしてフォントも変更していましたが。ネットで調べれば、簡単に変更できますよ。

(2)セキュリティソフトのバージョンアップが、完了していないかも。
セキュリティソフトは、その重要な機能の一つとして、PC内に異常が無いかを監視し管理・対処しています。つまり、OSに深い影響を及ぼしています。
これに問題が発生していれば、OSやバックアップ(OSやデータの内部状態をみて、コピー圧縮している)にも影響を及ぼすことがあります。

私の場合は、OSに組み込まれていない、ソフトをいくつも常時起動させていますが、そのうちの一部の起動させ続けているブラウザーでセキュリティソフトのバージョンアップが、完了していませんでした。


この記事では、こんなありふれた状況の場合の対策をご紹介します。

※多くの場合は、この記事のやり方で直ると思います。
万一、これで直らない場合はほかの原因が発生しているはずです。私はその状態を確認できないので、その場合は申し訳ありませんが、他の方の記事をお調べください。


対策(直し方)


3ステップありますが、全てを順番にすることを、強くおすすめします。
多くの場合、時間は10分〜30分程度かかると予想されます。
※あなたのPC操作への慣れとPCの性能により、時間は異なります。

ステップ1 システムファイルの破損を検出・修復する


今回のステップで、これが一番大変です。
と言っても、「コマンド プロンプト」を使うだけで、たいしたことはありません。

今後、何かシステムで問題が発生したときに、「コマンド プロンプト」が一番使われる方法なので、やり方をみながら自分でできるようにしてください。

(1)コマンドプロンプトを管理者権限で呼び出す
タスクバーの検索窓に、「コマンド プロンプト」と入力(コピー&貼り付けでOK)すると、
0x81000019コマンドプロンプトの検索.png
【0x81000019コマンドプロンプトの検索】
※Win11のダークモードを使用しています。また、画像からは、一部の不要なデータを非表示にしています。

このような画面が現れるので、「管理者として実行」を選択してください。
※今回は「管理者権限」でOSへ直接指示を与えるので、単なる「開く」の選択では実行できません。

PCの画面が変わり、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか」と問われるので、「はい」を選択してください。

少し下の画像のような、真っ黒なウィンドウアプリ、管理者用の「コマンド プロンプト」が現れます。
※立ち上がったときは、4行目の「C:\Windows\System32>」までしか表示されません。

(2)システムファイルをチェックし問題があれば自動修復させる
<原則的な方法>
下記の画像のように、
「C:\Windows\System32>」の後ろでカーソルが点滅しているので、
ここに「dism /online /cleanup-image /restorehealth」と入力し、
その後、Enterキーを押して実行してさい。
※各スラッシュ「/」の前には、半角のスペースがあるので注意。

<もっと楽な方法>
カッコ内の入力すべき文字をコピーし、
「コマンドプロンプト」の入力すべき場所で、マウスの右ボタンをクリックすると、
自動的にコピーしたコマンドが貼り付けられるので、
そのままEnterキーを押すと実行されます。これが一番楽です。
※主にキーボードで操作する「コマンドプロンプト」などでは、マウスを使ったコピーや貼り付けなどの操作が他と異なります。このテクニックを使えるようにしておくと便利です。

このシステム用のアプリdismは、Windowsのシステムファイルをチェックして、破損や不正な書き換えなどのトラブルがあれば、自動的に修復してくれます。

Enterキーの後、下記の画像のようにツールが動き始め、そのパーセントが表示・更新されます。
0x81000019コマンドプロンプト01 dism.png
【0x81000019コマンドプロンプト01 dism)
完了するまで、しばらく(数分程度)お待ちください。

しばらくすると、100%まで更新され、「○○完了しました」と表示ます。
そして、また、
C:\Windows\System32>が現れます。

ファイルが破損していましたと表示されても、それらが修復されたと表示されたなら、OKです。
※Win7のバックアップのトラブルなので、手さぐりに近い形で対策を試しており、「今回のもそう簡単に治らんだろ」と思っていたので、最初のファイルが壊れていた状況の画面を保存していませんでした。想像に反し、1連の作業であっけなく解決してしまいました。
そのため、ファイルが破損していた時の画像は保存しておらずお見せできません。ご了承ください。)

(3)システムをスキャンし、整合性をチェックし、問題があれば修復させる
続けて、「コマンドプロンプト」で、
「sfc /scannow」と入力して、Enterキーを押してください。
※前回と同じように、コピーした後、「コマンドプロンプト」で、マウスの右ボタンをクリックするだけで、貼り付けできます。

完了するまで、また。しばらくお待ちください。
C:\Windows\System32>が現れたら、完了です。

こちらも、問題があれば、自動修復が実行されます。

問題が無ければ、次の画像の様に、修復なしで終了します。
0x81000019コマンドプロンプト02 sfc.png
【0x81000019コマンドプロンプト02 sfc】

この画面は、バックアップが正常になってからのもので、最初に実行したときには問題が検出され自動修復されました。
あなたの場合も、問題があったとしても、自動修復されたらOKです。
(自動修復された後なら、同じ作業を繰り返すと、上記の画像のようになります。)

自動修復されたなら、コマンドプロンプトは、もう必要ないので閉じてください。
「exit」 と入力し、Enterキーを押せば、エンジニアっぽくコマンドプロンプトを閉じることができます。
(めんどくさい作業の中にも、遊び心で楽しむのも一興かと。)
が、単に、コマンドプロンプトの右上の×しるしをクリックしても、閉じます。
お好みで。


ステップ2 あなたのセキュリティソフトを最新のものにする


最新のものか、バージョンを確認してみてください。

※最新のものでなくとも、バグや不整合が無く、そのバージョンのインストールが完了していれば、この対策はうまくいくはずですが、特にセキュリティソフトについては常に最新のものにしておけば無用なトラブルを避けやすいのでおすすめです。

※自動更新となっていても、更新が完了していない場合もあります。
私の場合は、光回線にセットされているセキュリティソフトを自動更新にしていますが、起動させているブラウザーでセキュリティソフトの更新が完了されておらず、通知もありませんでした。自分で改めてバージョンを確認したところ、初めて使用中の「ブラウザーの再起動」を求められ、その後更新作業は終了しました。

あなたもセキュリティソフトのバージョンを確認して、もし、古ければ、バージョンアップしてください。
最新のものだと確認されたら(バージョンアップが完了されていることを確認できたら)、次のステップに進んでください。


ステップ3 Windowsを再起動させる


ステップ2まで実行しても、バックアップは相変わらず実行できませんでした。

システムを修復した場合、メモリー上に構築されたOSのシステムに問題が残っていたり、メモリー上とファイル上に不付き合いが生じている場合があるので、再起動しないとうまくいかない場合が割と多いのです。

そこで、ファイルの修復をOSのメモリー上のシステムに反映させるため、Windowsを再起動してください。

私の場合、再起動して、ようやくバックアップがうまく動き始めました。


バックアップを再開して、すぐにエラーが出なければ、シャドーコピーは無事作成されているはずです。
※詳細ウィンドウを開けば、稼働状況がわかります。
バックアップでは、最初にシャドーコピーが作成・完了し、その後に多数のファイルのコピーなどが始まるので、「シャドーコピー作成」と表示されていなければ、既にシャドーコピーの作成が無事完了したことがわかります。

こうやって、無事バックアップが完了しました。これで、一安心です。
※私はWin7のバックを週1でスケジュール化していますが、再開したバックアップの次のバックアップも無事完了しましたので、併せてご報告しておきます。


あなたのトラブルも、無事解決することを祈っています。

お疲れさまでした。

最後までご覧くださりありがとうございます。

【重要】Windows 10を使い続けるなら・・・

Windows 10を使い続けるなら、万一のために、「修復ディスク」の付いたUSB「インストールディスク」を作っておこう!

<この記事の対象者:USB「インストールディスク」をお持ちでないWindows 10ユーザー>
1. Windows 7やWindows 8からWindows 10にバージョンアップして、Windows 10の「インストールディスク」をお持ちでない人。
2. Windows 10を購入した時の古い「インストールディスク」だけお持ちの人。


以前、Windows 10を使い続けるうえで最も重要なことは、ログインできない状態を避けるため、パスワードなどをなくさないこと、と記事でご案内しました。
※これは、マイクロソフトに連絡すれば解決できますが、手間と時間がかかります。

しかし、もしかすると、ソフトウェアやハードウェアのトラブルで立ち上げ不能になったときにでもWindows 10を立ち上げられるように、今回ご案内する「インストールディスク」を用意しておくことが、最も重要なことかもしれません。


加えて言えば、その「インストールディスク」は、あなた専用なのであなた以外には使えませんが、
何度でも、いくつでも、作れるので、
年に一回くらい新しいものに更新してほしいと思います。

と言うのは、Windows 10のシステムは、年2回大幅なアップデートがあり、しかも頻繁にアップデートしているからです。何年も前の「インストールディスク」では、最新のWindows 10のシステムにするため、何度もアップデートのための作業が必要になる可能性があります。
※「インストールディスク」及び付属のシステム「修復ディスク」は、内容も操作性も改善され続けているので、このためにも新しいほうが良いようです。


「インストールディスク」と付属の「修復ディスク」の簡単な説明


<1>「インストールディスク」
Windows 10の「インストールディスク」は、文字通りWindows 10をPCにインストール(セットアップ)させるためのものです。

最初にPCを使えるようにしたり、PCが動かなくなったりしたときにOSを入れ直して初期状態でやり直すために使います。


しかし、再インストール(OSの入れ直し)は、最終手段として使うべきものです。

と言うのは、再インストールでは、「インストールディスク」が作られたときのWindows 10そのものをセットすることになるので、PCを使っている間にインストールしたオフィスやブラウザなどの各種のアプリケーションもすべて消えてしまいます。(クリーンインストール等とも言われます)
※ユーザーデータは、消すことも、残すこともできます。


<2>システム「修復ディスク」
ご案内する「インストールディスク」には、その一部にシステム「修復ディスク」が含まれています。

「修復ディスク」を立ち上げると、いままでお使いのWindows 10を起動させずに、修復用のミニWindows 10が立ち上がります。
これで、ハードディスクなどにセットしてある普段使っているWindows 10のシステムに対して、その外部から修復を試みます。
※システムを立ち上げてその内部からチェックするのには限界があります。特にシステムの中心部に問題がある場合、ここはしっかりガードされているので、システムを止めないと修復ができない場合があります。
まあ、自分一人ではどうしようもなくなったときに、一旦自分の意見を捨てて他の人からアドバイスをもらうようなものです。

Windows 10のOSがおかしくなったときに、通常はトラブルシューティングなどをして修復しますが、それだけではどうしようもない場合があるからです。

「システムの復元」について
※OS側の多くの問題は、「修復ディスク」が無くとも、Windows 10の「システムの復元」で対応できます。

Windows 10のシステムでは、ある程度大きなアップデートがあったときなどに、システム上に「復元ポイント」が自動的に作られます。ユーザーデータは対象ではなく、Windowsのシステムそのものとアプリケーションが対象です。
※「復元ポイント」は、Windows 7のバックアップ・システムを使ってバックアップを実行した時にも自動で作られますし、あなたが望んだ時にも作ることができます。

これはPCの動作が異常に遅くなったときを始め何らかの大きな問題が発生しているときに、
PC上に残っている過去のイベント履歴のデータに基づいて、「復元ポイント」の直前の状態に戻すことができます。

履歴の対象となっているのは、
ユーザーデータの部分(C:\Users)ではなく、あくまでもOS側の部分です。
※Windowsで勝手にインストールしたアプリも、あなたがご自身でインストールしたアプリも、
どちらもOS側に作られているので、以前のOSの状態に戻したときは、その時の状態でのアプリも復元(消去されたり復活したり)されます。


これらの中から、もっともよさそうな時のシステムを復元します。

例えば、あなたが何らかのアプリをインストールして、それからシステムがおかしくなった場合は、それ以前の状態に戻せば、そのアプリを消して元に戻せまるはずですね。それを可能にするのが「システムの復元」なのです。



直前にご案内した「インストールディスク」を使って、クリーンインストールすれば、今まで苦労してインストールした各種のアプリケーション全てが消えてしまうので、これは本当に最終手段とすべきものなのです。

そこで、普段使っているWindows 10を動かさずに外部から修復を試みたり、以前のまともに動いていたときの状態にまで戻したりするときに使うのが、このシステム「修復ディスク」なのです。


 ― 「インストールディスク」をおすすめする大きな理由の一つは、「修復ディスク」が付属でついているから ―
※特にWindows 7(や8)から10にバージョンアップした人が作成する「修復ディスク」の場合です。

最近、Windows 10から、「修復ディスク」を作ろうとしても、「必要なファイルがありません」と表示され、作れなくなる事例が多くなっています。

特に、Windows 7から10にバージョンアップした人に多いように思います。
私の場合は、Windows 10のバージョン1809から作れなくなっています。

現在でも、何年も前に作っていたDVD上に作成した古い「修復ディスク」も使えます。

でも、バックアップ・ファイルからリストアするとするときには大抵何らかの問題が発生しているので、DVDでは立ち上げも(その後の操作も)遅くイラついてしまいます。
DVDよりもUSBメモリのほうが格段に早いので、いろいろ試せますし、新しいものは操作性も若干改善されているので使い勝手が良いのです。


ここでは、「修復ディスク」で何ができるか、2つだけ簡単に説明するだけにとどめます。
1. 「システム イメージ」からの復元
あらかじめ「システム イメージ」を作成しておけば、その時点のシステムとデータを復元できます。

「システム イメージ」は、デフォルト(既定)ではアプリを含むOS部分とユーザーデータ、つまりCドライブの全てのコピー、そのようなものです。これは、外部のハードディスクなどに作成します。
自動では作られないので、あらかじめ自分で「システム イメージ」を作っておく必要があります。

※「システム イメージ」は、OS側だけ(あなたがインストールしたアプリケーションも含みます)にしたり、ユーザーデータ側(C:\Users)だけにしたりもできます。ユーザーデータ側を、さらに細かく除外することもできます。

Windows 7のバックアップ・システムや他のバックアップ・ソフト等を使わない、
つまりだれでも利用できるバックアップ(と復元)のようなものです。


2. Windows 7のバックアップ・ファイルからの復元
Windows 7のバックアップ・システムは、基本的な内容だけですが、フルバックアップと差分バックアップを兼ね備えた、本来のバックアップ・システムです。

デフォルト(既定)ではWindowsのシステム側とユーザーデータの全てですが、それらのどちらか、または一部に変更できます。

若干問題点はありますが、設定したスケジュールに従い、自動で外部のハードディスクにOSやユーザーデータをバックアップできます。

そして、このバックアップ・システムでバックアップしたファイルからの復元に、システム「修復ディスク」が必要になります。

私には必須ですが、数年前からマイクロソフトでは非推奨となっているので、注意してください。


ご案内する「インストールディスク」の特徴


今回ここでご紹介する最新の「インストールディスク」の特徴をご案内します。
※システム「修復ディスク」も、この「インストールディスク」の中の一つの項目として作られます。

<特徴>
1. 最新OS!
作成時点で用意されている最新のWindows 10の「インストールディスク」が作れます。

Windows 10は、進化し続けています。
だから、古い「インストールディスク」であれば、最新のWindows 10にするまで、多くの更新作業が必要と予想されます。
作成時点での、最新のWindows 10の「インストールディスク」なので、万一Windows 10をインストールし直すとき手間が少なくて済みます。

何度でも、いくつでも、作れるので、年に一回くらいは、更新することをおすすめします。(できれば、USBメモリを2つ以上用意して、交互に更新するのがおすすめ。私は、2つのUSBメモリを交互に使っています。)


2. USBメモリ上に作れる!
「インストールディスク」は通常は、DVDに作られて配布されます。
でも今回ご案内するものは、高速なUSBメモリ上にも作れるので、USBメモリ上に作ることを強くおすすめします。
高速に作れ、しかも万一の時に素早く起動・利用できるからです。
※この記事では、USBメモリに作ることを前提としてご説明しています。
※エラーが発生した時には、遅いDVDで何度も立ち上げるのは大変でしたが、USBメモリに変更してからはストレスが少なくなりました。


3. あなたのPC専用!
正規ユーザー登録されているWindows 10の入ったPCで、そこそこまともに動いていることが条件です。

あなたのPCが動かなくなってからでは、あなたの「インストールディスク」は作れません!

※Windows 10を購入した人は最悪でもその時のディスクを使えますが、Windows 7や8からバージョンアップした人は「インストールディスク」がないので、どうしようもなくなります。

OSなどを買ったときには、パッケージに張られていたプロダクトキーを入力させられたと思います。このディスクを作るときには、あなたのPCを調べ、ディスクに必要な情報を自動的に登録しているようです。
だから、他のPCでは、あなたの「インストールディスク」は作れません。


4. 無料で安心!
マイクロソフトのホームページから専用の実行ファイルをダウンロードして作るので、無料で安心して作れます。


用意するUSBメモリ


8GB以上のUSBメモリが必要です。
まっさらなUSBメモリである必要はありませんが、作成時にはUSBメモリに書き込まれているデータは全て消去されます。

今は、USBメモリも安くなっているので、2つ買っておいて、半年か1年に一回くらい、交互に作成してはいかがでしょうか。
とりあえずは、PCがまともに動いている今、1つ作っておきましょう。

次はいつ作ればよいかですが・・・
Windows 10は年2回大幅なアップデートがありますが、春のものが事実上のアップデートで、秋のものはその修正のようなものになっています。しかも、今までのところ、秋のものは不具合が多すぎるので、個人的にはおすすめはできません。
そこで、春のアップデートが終わり、1か月ぐらいしてバグが収まったころ、次のものを作成されてはいかがでしょうか。


「インストールディスク」の作り方


8GB以上のUSBメモリを用意したら、次のマイクロソフトのホームページにアクセスしてください。
Windows 10 のダウンロード

こんな画面が現れるはずです。

ツールのダウンロード.png

【Windows 10 ツールのダウンロード】

最初に@を開いて、ざっとでもよいので、説明を読むことをおすすめします。
注意点すべきは、8GB以上のUSBメモリをセットしますが、セットされたメモリの内容はすべて消去されることです。

次に、Aの「ツールを今すぐダウンロード」をクリックして、後は指示に従えば、最新の「インストールディスク」が出来上がります。
『MediaCreationTool1909.exe』などの名称のファイルが表示されているはずです。
※ダウンロードするファイルの名称は、ダウンロードするときにより年度などが変わります。

そのまま保存・実行、または実行してください。

これから具体的に「インストールディスク」の作り方などをご案内しますが、パソコンに詳しい方は以下を読まなくても大丈夫です。


「インストールディスク」の具体的な作り方


最初に以下の画面が表示されます。

※ダウンロードした時に実行しなかった場合は、ダウンロード・フォルダから、『MediaCreationTool1909.exe』ファイルを探して実行してください。この名前の番号はダウンロードする時期により異なります。

インストールディスク01.png

【インストールディスク01】


内容に同意できなければ別ですが、同意して次に進みます。

インストールディスク02.png

【インストールディスク02】


今回必要のない「このPCを今すぐアップグレードする」が選択されていると思いますが、これを選択してはいけません。
その下にある、@『別のPCのインストール メディアを作成する・・・』を選択して、A次へ進みます。

インストールディスク03.png

【インストールディスク03】

表示されている内容は正しいと思いますが、一応確認して次へ進みます。

USBメモリ、既にPCにセットしてありますか?
念のための確認です。

インストールディスク04.png

【インストールディスク04】


USBメモリをPCにセットしてあれば、『USB フラッシュ ドライブ』が選択されているはずです。
次へ進んでください。

インストールディスク05.png

【インストールディスク05】


「インストールディスク」を作るドライブを必ず確認して、正しいものを選択してください。
選択された方の中身がすべて消去され、ここに作られます。

ちなみにUSB機器が他にもセットしてある場合、上の方が仮に選択されています。
要注意です。

正しいほうを選択したら、『次へ』をクリックしてください。
「インストールディスク」作成用のファイルのダウンロードが始まります。
しばらく時間がかかりますが、その間PCを使えます。

インストールディスク06.png

【インストールディスク06】


私は光回線を使用していますが、混雑していたせいか、ダウンロードに20分くらいかかりました。

ちなみにその後に検証があります。これは、すぐ終わります。

続いて、「インストールディスク」が自動的に作成されます。

インストールディスク07.png

【インストールディスク07】


この作業には、しばらく時間がかかります。
私は、PCで他の作業をしていたせいか、古いPCのせいか、終了するまで30分近くかかりました。

インストールディスク08.png

【インストールディスク08】


これで、最新の「インストールディスク」が出来上がりです。
あとは、「完了」ボタンをクリックして終了です。


もし気が向いたら、USBメモリを取り外す前にエクスプローラーで、右ボタンを使って、この「インストールディスク」のプロパティを開いて、「Win10 InstD」(半角なら11文字まで)などと名前を変更しておくと、後々便利です。

インストールディスク09.png

【インストールディスク09】


USBメモリの名前の変更は、エクスプローラーで直接変更できますが、
プロパティで変更するときはここで変更します。


以上でこの記事は終わりです。


あなたがWindows 10を使い続けるなら、
最低でもUSBメモリ1つに「インストールディスク」を作られることをおすすめします。

できれば、年に1度、5月の連休が終わった頃にでも、更新されることをおすすめします。
作業はダウンロードを含めて1時間くらいかかるかもしれませんが、ほとんどはバックグラウンドで作業を進められます。PC自体の更新ではないので、再起動もありません。


もしあなたが普段バックアップをされていないなら・・・
この機会にぜひともPC全体の「システム イメージ」も作られることをおすすめします。
最悪でも、現在のPCの中身を丸ごと回復できるからです。
「システム イメージ」作成には、ハードディスクなら何時間もかかりますが、
作成後は、安心感がまるっきり違います。


最後までご覧くださり、ありがとうございます。
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