2018年02月22日
夢をみる島DX シナリオあらすじ。
※ネタバレは控えています。
これから初プレイを迎える方の参考になれば。
とある航海の最中、旅人リンクが迷い込んだ地――コホリント。
そこは、「風のさかな」と呼ばれる神の治める島だった。
その眠りを覚まさない限り、外へ出ることはできないという不思議な島。
リンクは謎のフクロウに誘われるまま、目覚めの条件を探して冒険に出る。
魔物こそ居れど、のどかな村やあたたかな住民との出会いもあり、島に殺伐とした空気はない。
記念写真を撮られ、頼みごとをこなし、思い出を重ねながら冒険を進めていく。
しかし、次第に明らかにされていく島の秘密は儚いものだった。
島の魔物たちがリンクを襲うことにも道理があるように思わせる程の。
それでも、その秘密を解放することがこの冒険の目的。
自分に課された使命と、その結末を知るほどに、リンクは何を思うのか。
住民たちはリンクに何を託すのか。
魔物が攻撃してくる本能が、島の生物全てに共通するものだとしたら。
住民たちに、マリンに、その思いはなかったのだろうか。
はたまた、彼女をはじめとする島民たちはその真実を知らないのかもしれない。
冒険の果てに、誰がどこまで気付いているのか。
「風のさかな」のうたを歌い、水平線の彼方を見つめるマリンの願い。
それは叶えたいものだったのか、あるいは叶わない夢だったのか。
その答えは、我々プレイヤーの中にしか存在しない。
少ない描写に、どれだけ思いを馳せることができるか。
それはレトロゲームにおけるひとつの醍醐味。
可愛いらしくも難しい、儚く小さな、島の冒険。
<シナリオについて>
アクションアドベンチャーというジャンルなだけあって、構成は至ってシンプル。
複雑に絡み合う勢力はありません。
勇者と悪、その2極です。
ゼルダシリーズは共通してアクションアドベンチャーあるいはアクションRPGですが、シナリオはオーソドックスかつシンプルに悪役から世界を救うタイプを大筋としているかと思います。
しかしながら当ソフトに関しては異色を放っていて、世界は危機に瀕していません。
たとえばひとつの大陸のみを冒険することは珍しくないですが、多くの場合それそのものを世界と捉えているのではないでしょうか。
一方夢を見る島の舞台コホリントは、世界のうちのとある一部分に過ぎないのです。もしくは世界から隔離された存在。
漂流したことからも考えられるように、ひとつの島であって、そこは世界の全てではないのです。
かと言って単純な物語ではない、独特な世界観だと思います。
だからこそ島を出られない運命とは、冒険の必然性であり1つの鍵であるような気がします。
且つ、ただ脱出するだけで終わらないのが後を引く。
考察の余地が与えられていて嬉しいですね。
悪役にしても、悪質性が低いように思えました。
征服とか支配というよりは、侵入者を排除しようとしているだけみたい。
支配欲故の排除ではあるのだけど。
この戦いの末に、誰が救われたのだろう…?
夢を見続けていれば、幸せだった?
(記憶として、冒険者の心の中にコホリントは生まれる。
それは夢ではなく、消えることのない現実になること。)
私はそう思っています。
皆様はこの物語をどう読み取るのか、是非試してみて欲しいと願います!
シンプル且つ深みのあるストーリーですよ(o´・ω-)b
では今回はこれにて!(*゚ο゚)ゞ
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