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2021年02月14日

FE紋章の謎(第2部:英雄戦争編) レポート。


おはようございます、憂です。('-'*)
長引くおうち生活、皆様いかがお過ごしでしょうか。


私はと言いますと…!
根性に意地と執念、そして愛情をブレンドした結果、何とかFE紋章の謎クリアまでこぎ着けましたー!!(やんややんや)
Fin..jpg



まったくどうして何ヶ月、時間を水泡に帰したことでしょう…実に長い長い戦いでした。
「何度目の今日だろう」とループの世界に陥りかけたほどですが、それも今となっては良き思い出。
(※なかなか更新が乱れており、記事の期間とはズレが生じています。申し訳ありません。)


第1部からさらに難易度を上げてきた第2部:英雄戦争編。
ただ難しいだけでなく、複雑な人間模様も印象的でした。



また歴史を追って解き明かされていく「紋章の謎」も、意外な展開です。正と悪を考えさせられるような、物事の偏りを明らかにするような。物議を醸す内容だと、個人的には思っています。



第1部に比べ、第2部ではあらゆる角度から重みが加わり、一層の厚みを増していました。闇が深いというか、残忍というか…衝撃的です。

皆さんはこのゲームに、どんなイメージを残すでしょうか?



そんなところを確認していきたいワタクシであります(`Д´)ゞ
難易度やシステム面についても、いつもの通り見ていきますよー!




※ネタバレを含みます。今後にプレイを予定している方はご注意ください。



難易度



第1部にゲーム性を学び、挑んだ第2部。
ある程度慣れ親しんだ形に、多少は難度も軽減されるのでは…そう思ってもおかしくはありません。



ですが実際は、そう甘くない!!!
またしても難しいと断言できる難易度です。


では、具体的に何がどう難しかったのか?
実際にプレイしていく中で個人的に難しいと感じたポイントを、それぞれ小分けにまとめてみるよ!




1.序盤から上級クラス


全体を通して難しいことは言うまでもありませんが、特に序盤〜中盤が規格外に難しかったとお伝えしたい。


というのも、第2章から早々に!ドラゴンナイト(Dナイト)がわんさと出てくるんですよね!!
ええ!?第2章じゃこっちは育成どころか戦力すらまとまってないけど!?!?



Dナイトと言えばペガサスナイト(Pナイト)の上位互換。攻撃と防御はもちろん、高い移動力で敵軍の弱点を狙い討つ強クラス。それが育成のいの字もまだない序盤に容赦なく出てくるとは…我が目を疑いましたとも。


戦いの経験に乏しい第2章では、立ち回りで上を行くしかありません。当然ながら、これが難しい。


コンピューターも賢いですから、こちらの動きに合わせて最善を尽くしてきます。ほんのちょっとの隙が致命的な打撃となって返ってくる…なんてことは、よくある話。


相手の動きを読み、計算し、誘導する。ここまでの操作が、基礎的に求められるプレイヤー装備と言えます。




2.サブミッション


基盤の難しさに上級クラスの猛攻、これに加えて各章様々なサブミッションが置かれていることも難点。
(※ステージクリアとは別に起きているイベントとして、この場では「サブミッション」と紹介させて頂きます。)

進行上クリアする必要はありませんが、パーペキ主義ならば逃しがたい要素です。



これの何が難しいって、スピード感がシビアすぎ!
最短ルート最小限のターン数でなければ攻略できないケースなど…とても片手間にできる内容ではありません。


例えば盗賊からのアイテム奪還や、無意味な争いの制止、遠く離れた仲間の救出などなど。犠牲を払わないためには、迅速な行動が必要となります。


軍の強みである集団が活かせない、陣営を崩されてしまう仕組み。
今回の難易度に繋がる、ひとつの要素だと思います。




3.相手の取捨選択


第2部では、マップ上の敵を全滅させない方が良いケースもあります。ストーリー的な意味もありますが、単純に強敵すぎてリスクが高いという意味でも…。


具体的な話をすると、本作では衝突が積極的に起こらない状況もあるんですよね。相手が様子を見ているなど、こちらからアプローチしない限りは戦いが動かない関係性です。


この場合には、素直に戦いを避ける方が賢明だったりします。悪戯に飛び込んでしまうと、逆鱗に触れたかのように叩きのめされますから…(経験者は語る)。


逃げるは恥でなければ、役にも立つ!ひとつの戦略です。この状況判断も、プレイヤーの手腕かな。




4.杖の種類


魔道士あるいは司祭ユニットに使える道具「杖」ですが、第2部ではその種類も増えています。基本的な回復の他、様々なユニットの特殊能力を網羅するという幅広さ!


とは言え、特殊な杖には厳しい使用回数が決められているので注意が必要。大体3〜5回くらいかな?

これら杖の使い方が、攻略の明暗を分ける…とか分けないとか。


使えば有利になることは、正直言って間違いありません。ただ、その後に使わなければ攻略できないような場面が出てくるとすれば…そう安易にも使えませんよね。


私としても、今が辛いか後が辛いか、どちらを取るかは悩みどころでした。「使った方が楽」だけでなく「使わなければいけない」ケースもあるため、状況判断が重要になってきます。


貧乏性の私から言わせて頂くとすれば…残しておくに越したことはない!これに尽きますけれど。




5.増援部隊


増援部隊とは、章の途中から参戦してくる敵軍のことで、第1部から引き継がれるシステムのひとつです。
第1部をプレイしてきた身としては慣れっこの展開なのですが、なんというか…数、めっちゃ多い。なにこれ。



一度に出現する数も多ければ、後続する数も多い。囲まれたり消耗させられたりなんてことは、珍しくありません。クリア目前にして大のどんでん返しが展開されたあの瞬間…夢であるように(DEEN)と脳が現実逃避したことを覚えています。



また増援部隊は経験値として有益な存在ですが、そこそこの強さで絶え間なく出てくるとなると、もはや経験値どころではありません。


第1部のときに比べて、かなり強力になってるんじゃないかなと思う。後から数人出てくるだけの戦力だと、ゆめゆめ侮るなかれ!





第1部の難しさに加えて、以上5つの難点。考えることがたくさん増えて、てんてこまいでした!でもそれが少しずつ構築されていく過程、戦略ゲームの醍醐味ですね。玄人向けではあると思うけど、素晴らしいバランス。





最終章&ラスボスについて



ラスボスを語るにあたっては、まずその演出を取り上げないわけに参りません!!!攻略としては、実力の全てをぶつけるというよりも、特定の行動を積み重ねていく感じですね。



ポイントは、ズバリ人間関係。これです。



これまでサブリミナル的に見てきた関係性がこの重要な局面で回収されていくとは…鳥肌がスタンディングオベーションでした。
要は、サブ的に展開されてきた人間模様・ドラマがその実サブではなかったという!サブどころかカギになっていると!!!


物語をしっかりと読み解いてきた身としては、非常に面白い演出だったと思っています。物語であることを改めて感じさせられる、ドラマチックな展開。


そして、それをスムーズに受け取って回収することができた自分の感覚にも嬉しくなりました。ちゃんとゲームから物事を受け取れてる!ってことが、嬉しい。



これらのイベントと平行しながら進んでいくラスボス戦ですが、やはり1対1かつ軍勢でまとまって動けるとなると、戦い自体はそこまで苦しくありません。

第1部と同様、特定の武器が必要にはなりますが、少しずつ削っていくことで確実に倒すことができます。相手からの攻撃も一撃必殺ではないので、回復さえ安定していれば問題ないでしょう。



ただひとつ厄介なのは…増援です。



次のターンには強制的に消えてしまう増援、すなわち1度限りの攻撃となりますが、こちらとしても態勢の整わない状況が続くので楽観できません。(イベントの関係で)

これまでに鍛え上げてきた人材であれば問題とならない相手。しかし、そうでなければ話は別ですね。



未熟なユニットが狙われてしまえば、無情にも一撃で死んでしまいます。全員の生還を目指しているとすれば、ここで目の前が真っ暗になるわけです。



しかもここでリセットが躊躇われるのは、最終面が3段階の連面だということ。1度のユニット選択から3連続でステージが展開する構成となっています。



つまり、最終面の3でリセットした場合、攻略中の面も含めてステージが3つも戻されてしまうということ!!!これはキツイ…。1つ戻されるだけでも大変なのに!

大軍で行動することの基本戦略をきちんと踏襲するということが、最終面でも重要なんですね。私はこれがちょっと疎かになっていたのか…最後の最後で犠牲が…



でも大丈夫!復活の杖を回収してあれば、ある程度はゴリ押しもできるよ!注意すべきは、その回収を見落とさないことです。宝箱は全部開けないとね。






ちなみに最終選抜はこんな感じ↓
ステータス1.jpgステータス2.jpg





色んな条件を満たしてようやく成し遂げられる完全攻略ですが、それぞれのピースがはまったときの快感はこの上ありません!


ただしそのピースを見極めるには、第1部のプレイが必須ではないかと。第2部の情報だけでは足りず、第1部での人間模様やエンディングに流れる後日談を読み解くことも重要になってきます。細かい。


どこまでこのゲームに浸透できているか、それを試されているのかもしれませんね。



とは言え、このイベントの成功いかんで攻略の可否が決まるわけではないですが…。敵を倒すことだけが…タイセツなのかな…。




エンディングについて



攻略画面を背景に、そのまま会話が展開していきます。それぞれが苦難や使命から解放され、お祝いムードが満開!


しかし、そんな大団円が見られるのは、全員を生存させた場合のみ。ユニット同士の会話が多いだけに、その生死による差は大きいようです。


希望に満ちた再出発となるか、悲しみを背負う終戦となるか、その後の未来を導くのはプレイヤーの手腕ひとつということ。マルチエンディングのような微妙な具合、絶妙だなと思います。



そしてそこからは英雄戦争の後が描かれ、後世に語り継がれる伝説としてこの戦いが締めくくられます。ひとつの歴史を、ここに残しましたね。

あとは第1部同様、ステージ戦績と個人戦績。積み重ねてきた戦いを振り返りましょう…頑張ったんだから。



特に苦戦したところは…どこだろう?それぞれ違った難しさで躓いたな。



まぁでも、難しさを覚悟した上でなお衝撃を受けたのはやっぱり第2章…盗賊からの奪還とDナイトのダブルパンチ!!


さらには説得で仲間にできるユニットもあり。その説得者が盗賊担当のPナイトという意地悪さよ…orz


とにかくやることが多すぎました。やめて叩き上げないで!褒めて伸ばして!




また第8章のソウルフル・ブリッジもかなりの難関だったと記憶しています。


敵に挟み撃ちされた状態から始まる上、やっぱりタスクが多い。さらに特徴的なのが、撤退戦であるということ。圧倒的に不利な状況です。



そのうえ、

・盗賊からのアイテム奪還
・村への訪問
・敵ユニットの説得


以上3つのタスク。
しかも、ターン設定のあるお急ぎ案件!ムリィ!


めちゃくちゃ忙しいです、この面。集大成かってくらい、あらゆるミッションが詰め込まれている。目と脳みそが3つくらい欲しくなる。いやほんと、頑張ったね…。



総ターン数は715。
ユニット数は45名、戦死者は0でした!


プレイを終えてなお感じるのは、序盤〜中盤の方が難しくないですか?ということ。正直、後半に関しては比較的攻略しやすかったように思います。中盤までが難しすぎるだけ?



というか、これで戦況の動きを表している!?単にゲームバランスというだけでなく、勢力を変動させることで物語を裏付けていたのかも…(今)

まぁ、かと言ってめちゃくちゃ死にましたけどね。



それはさておくとして。
全体の振り返りの後には個人戦績・後日談と続きますが、これが意外に面白い。キャラクターごとの扱いの差がwww


華々しい道を辿っていく者もいれば、素朴な生活を送る者、復興に尽力する者、それぞれがそれぞれに花を咲かせている…かと思いきや。

(製作陣により)あっさりと殺されてしまうユニットや、犯罪者の名を担ぐ者も…( ^ω^)カシムwwwww
ていうか、カシムにおいてはゲーム内でも扱いおかしかったんだがwww


第2部の方がキャラクターそれぞれの個性をたくさん見られたかなーと、個人的には感じています。面白かった。( ^ω^)カ、カシムwwwww



そして!!!
エンディングはここからが見どころ…というか、これが本当のエンディングというべきか。



第2部ではこの後にスタッフロールが続き、合間にキャラクターそれぞれのワンシーンが映ります。見たところそのシーンには、終戦後の動きだけでなく、物語を大きく動かしたターニングポイントと思われるシーンも多いです。

第1部、あるいはそれよりも前から構築されてきた人々の歴史を断片的に見ているようでした。プレイ中には言葉でしか見られなかったことが、それぞれこんな風に動いていたんだなぁ…と。



特に印象的なのは、キャラクターそれぞれに抱く転機――出会いのシーン行動が現れたシーンです。ほんの一瞬浮かび上がるだけの静止画から、深い感情が滲み出てくるようで、本当に素晴らしい。



この長い長い物語を振り返るというだけでも、感慨深いですよね。シンプルながらに重みのある、味わい深いエンディングだと思います。



個人的には、ジュリアンとマリアのシーンが好きかな。ちらっとナバールが見えてるのもいい。アイツ一匹狼な割に、人情深いとこあるんだよなァ…!!!


あと一瞬見ただけではよく分からなかったので調べ直したのですが、オグマとシーダのシーンが壮大ながらも儚くてグッときます。オグマって多くを語らないけど、すごい壮絶な過去と一途な想いを持ってるんだなって思うよね。

長年育んできた一途な想いが報われない展開ってすごくすごく切ないけど、すごくすごく尊くて、私はたまらなく好きだよ。



さてスタッフロールも終わり、いよいよEND画面か…と思ったらまだまだ続くよ!
弟切草もびっくりの火炎を背景に、「完全制覇記録 アカネイア大陸史」が流れます。どうやらこのロールは、暗黒戦争編から続けて完全クリアをした者にのみ見ることができるボーナスデータらしいです!!



4000年前の竜族の興りから衰退、迫害、メディウスによる侵攻、そして暗黒戦争…さらにはその復興から縺れ、反乱、英雄戦争…終結。

ロードマルスの誕生までを記録した、偉大なる歴史がここに刻まれるんです。本当に、激動の歴史。なんだろう、すごく胸打たれる大きな感情が渦巻きます。思い出しただけで胸が高鳴るのは、何の仕業ですか?




全体としてハッピーエンドとは言いがたい結末ですが、そのほろ苦さや不揃いな人間臭さがある意味、大勢を描いてきたこのゲームの味なのかもしれません。



本当に、壮大で深く罪深い物語でした。それを最後に、改めて思わせてくれるエンディングとなっています。




感想



難しさもさることながら、物語の厚みを感じた一作!
色々とゲーム性についてお話ししてきましたが、背景の部分にも大きな存在感があるということですね。

ゲーム進行にも影響してくる物語は、嫌でも混乱の情勢を知らしめます。



各地で勃発する争いは、互いに本意でないことも…あったりなかったり。国という組織に属するが故に、兵士達は戦いを強いられるものなのかもしれません。

国を守ることの使命と誇りが志と相反していた場合、どうするのが正解なんでしょうね。



そんな複雑な事情がいくつも重なるのが、英雄戦争編でした。「正義と悪」の概念がいかに一面的で不確かであるか、考えさせられます。

最終的にたどり着く敵でさえも、例外ではありません。今直接には悪事を招いたかもしれませんが、果たしてそれを悪と言い切れるのか…。



思うに、身勝手な人物によって被害を受けた者が、その痛みに耐えかねて暴走してしまったのではないでしょうか。メディウスにしても、暗黒皇帝にしても、一概には責められないだろうと感じています。

頑張っても報われない、届かない、やりきれない気持ち、だって苦しいもん。それを1人で抱え込むとすれば、誰しもがこうなる可能性を持っているはず。だから悲しい。



実際、個人的な好感度としてはメディウス側に上がって、解放軍側にやや下がっています。暗黒皇帝に関しては哀れみに近い感情かもしれないけど(・・;)




そもそもの原因を作った存在こそが、問題なんじゃないかな。




それでも、結果的に惨事を起こしてしまう者が悪いのでしょうか?どんなことでも受け止めて、昇華させるべきなのか…


だとしてもそれは、簡単なことじゃないですよね。フェアじゃないし。
故に私は、どうしても根源を憎むスタンスになるんですが…。皆さんは、どうかな?





おわりに


思いのほか闇の深いシナリオに、驚きの連続でした。
でもそれが、私は結構好きなんだ(∩˃o˂∩)キャッ



物事の真相というものは、蓋を開けてみるまで分かりませんね。報われない部分などもあり、心残りというかわだかまりを残すのがまた味わい深いです。物語の妙ってやつかな。



ゲーム性に関しては、第1部に比べて多様性が広がり、攻略もより複雑になっています!その幅広さをいかに落とし込んでいけるか、これがカギとなりそう。




さぁさぁ難しさは折り紙つき!
ハードな噛み応えが欲しいなら、FE紋章の謎は持って来い!

お気に入りのユニットを見つけるのも、楽しみ方のひとつです♪
ぜひ1人1人と向き合ってみてくださいね。



FE紋章の謎、オススメですよ!
では今回はこれにて!(*゚ο゚)ゞ

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