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2020年08月01日

FF8 リノアル説。



こんにちは、憂です。('-'*)



今回はFF8について、とある一説を取り上げてみようと思います。


公式に発表されているものではありませんが、全く信憑性がない訳でもない。いくつかの根拠を以って考察される、非公式でありながらも実に興味深い一説です。


私個人としても大変面白く拝見し、その内容はもちろん、ここまでの答えに辿り着けるその洞察力と発想に感嘆しました。これはもう、愛ですね。




こういうものに出会う度思うけど、ゲームの中にプレイヤーへの余白やゆとりがあるのって、いいよね…。プレイヤーそれぞれの答えが見出せる柔軟性!ゲームとプレイヤーがフュージョンして新しい何かが生まれるという化学反応!無限に広がる大宇宙なんだよねぇ!



真偽いかんではなくひとつの見方として、一度触れてみてはいかがでしょう?
FF8という世界が、また違って見えてくるはず。






※盛大なネタバレ記事です!
 既プレイの方、あるいは今後プレイの予定が1ミリもない方に推奨します!!





リノアル説


リノアル説とは、「リノア=アルティミシア」と考察する見解です。要は、アルティミシアを未来のリノアとして解釈しています。




根拠

 

リノア=アルティミシアと考えられる根拠として、以下の6つをご紹介します。




@オープニングムービーの中で、黒い羽の中からリノアが現れる
→アルティミシアの翼も黒い


Aエンディング中にリノアとアルティミシアの顔が重なる
→これに対するスコールの表情と涙は、「リノアを殺してしまった」ことへの気付き?


Bオープニングとエンディングのリノアの温度差
エンディング中では必死に探し回っているのに対し、オープニングでは漠然と立ち尽くしている
→オープニングのリノアはスコールを忘れかけている?
 →アルティミシア撃破後に再会できなかった世界線?
  騎士スコールを失ったことで魔女の力に飲み込まれ、アルティミシアへと変貌?
 →2人の再会によってループが断ち切られる?(=エンディングムービー)


C時間圧縮の目的
→スコールに殺してもらうため?
(リノアは「もし自分が悪い魔女になってしまったら、その時はスコールに殺されたい」と発言している。)
 

Dグリーヴァのことを知っている
→スコールとリノアだけが知っているもの。


Eアルティミシア城とイデアの家が太い鎖で繋がれている
→イデアの家はリノアにとって「約束の地」
 アルティミシアがリノアだとすれば、アルティミシアの中にも強い思い入れがあるとして筋が通る




オープニングとエンディングの演出については、実際に考察の余地を感じました。一見しただけでも、なんらかの繋がりを感じさせるというか。意図的に重ねられているようにも見えます。



またアルティミシアがグリーヴァを召還したことも、考えてみればちょっと不思議ですよね。過去の人間にジャンクションすることで会話や思考を読み取ることは出来ますが…リノアがスコールからグリーヴァの話を聞いたのは魔女になる前。アルティミシアにとっては、リアルタイムに知り得ることはできない情報です。


とすれば、リノア自身の情報としてアルティミシアの中に残っていたと考えることができます。

ただし、精神をリンクしたことでジャンクションから過去の部分についても読み取れたか、もしくはリノアの思考回路にグリーヴァが浸透していた…という可能性もあり。どちらも否定はし切れずグレーゾーンといったところ。



時間圧縮の目的については、アルティミシア自身「全てを否定し永遠の存在となること」と明言していますが、心のどこかにそれ以外の何かを持っていたとしてもおかしくないでしょう。(アルティミシアについて知る機会はほとんどないので…。)



暴走する魔女の力を止めてほしい、殺して欲しいという願いが残っていたとしたら…その相手と対峙するために時間圧縮を求めていたと考えることができます。エルオーネの力に執着し過去にこだわっていたことを考えれば、そこに最後を託したい存在――「最愛の人」が居たのかも。


そして、それがスコールなのだとしたら…相手はリノアと考えるのが自然です。「殺されるならスコールに」という発言が伏線として生きてくるあたり、リノアル説をまことしやかに感じさせますね。



最後に、アルティミシア城とイデアの家についてはどうでしょう。両者は太い鎖で強く繋がっています。アルティミシアにとっても、イデアの家が特別な場所だったのかもしれません。



第一にイデアの家とは、リノアにとって「スコールと再会する約束の場所」です。強い思い入れを感じさせるとすれば、その「約束の地」であることが最も近く考えられるでしょう。アルティミシア自身はスコールのことを覚えていませんが、意識のもっと深いところではその約束や意思が生きていたのかも…




リノアル説の矛盾として「アルティミシアがSeeDやスコールのことを知らない」点が上げられますが、G.F.の副作用などを考えれば特別不自然なことではないのかなと個人的には思います。魔女の力に飲み込まれていく中で、人間としての記憶や感情が薄れていったとも考えられなくはありません。



いずれにしても、正解が明確にされていない分だけ可能性は無限大に広がります。これが正解云々ではなく考えられるひとつの道と思えば、実に面白味の深い作品だと改めて引き込まれますね。




リノアル説から見るFF8



もし仮に、リノア=アルティミシアだとしたら。FF8の世界観はどのように捉えられるでしょうか?




もともとFF8とは、ループの中にある世界です。




1.過去のイデアが瀕死の魔女(アルティミシア)からハインを継承 
         ↓
2.ガルバディア・ガーデンでのイデア戦後、リノアがイデアのハインを継承し魔女となる
         ↓
3.アルティミシアが時間圧縮の後、瀕死の状態で過去のイデアにハインを継承





3と1が繋がることでハインは未来へ続くことなく、延々と繰り返されています。また過去のイデアがアルティミシアからハインを継承するときにはスコールも居合わせており、これがSeeDのルーツとなっています。ループを確定的にする要素ですね。



つまり、物語は初めから既に繰り返しの中にあり、スコールが目指していたSeeDは「未来のスコールが過去のイデアに出会ったことで始まった組織」だったということです。スコールがアルティミシアを倒すことは、いわゆる定められた運命なんですね。



問題は、アルティミシア撃破後にスコールが元の世界に戻れるか否かという点。エンディングで見たように、おそらくスコールは繰り返しの度に時空の狭間へ堕ちているのでしょう。


それによりリノアはスコールを失い、記憶を失い、魔女の力に飲み込まれてアルティミシアへと変貌してしまう。ただそれでも、過去のイデアにハインを継承することでアルティミシア以降の未来に魔女は生まれないことにはなります。



これに関しては「魔女の力を時間の中に閉じ込めた」という見方もあり、魔女の哀しい物語を途絶えさせるために敢えて過去へ継承していたとしたら、そこにリノアの最後の力を見ることも。




以上のことをまとめると、




1.【過去】イデアが瀕死のアルティミシアからハインを継承
  =未来のアルティミシア消滅
        ↓
2.スコールが時空の狭間に堕ち、魔女リノアがアルティミシアとして誕生
  =過去への干渉が始まる
        ↓
3.【現在】リノアがイデアからハインを継承
        ↓
4.アルティミシア撃破、ハインは過去のイデアへ継承される
        ↓ 
       1に戻る。 





以上のようになります。
このループから脱したのが、プレイヤーの導くエンディングの世界です。


スコールとリノアが再会することでアルティミシアは生まれず、過去への干渉も起こりません。ループは途切れ、リノアとスコールも元の世界へと戻る。最高のハッピーエンドへ向かうというわけです!




おわりに


非公式の一説であり、否定的な意見も多いリノアル説ですが、非常に味わい深いと思いませんか?このループを理解し、エンディングからその断ち切りを見たときは、正直言って感動しました。


素直に「なるほど」と思わされる部分も多く…ファンが持つゲームへの情熱には頭が上がらないなぁと思います。これを最初に考察した人がすごすぎて。



ただひとつ気になるのは、リノアル説からループを断ち切ったと解釈した場合、過去がどうなるのかということです。アルティミシアが生まれないことで過去への干渉もなくなり、過去は必然的に動いてしまうはず。今に影響することはないのかなど、気になることは少なくありません。このあたりは時空系の難しいところですね。



過去は変わらないものでありながら、未来が変わることで同時に変化してしまうものでもある。ループに組み込まれた世界は一層複雑です。FF8は前に進んでいくだけのものと考えていましたが、こうして見るとそうでもないような…。



考えれば考えるほど正解に近づくようで、遠ざかるようでもあります。というか、そもそも答えなんてないのだから、どこまで考えても正解なんて導き出せないですよね。なにそれ無限に楽しめるじゃん…。




ちなみにですが、「エンディングを迎えたリノアはアルティミシアから元に戻ったリノア」と考える説もあり、これに則るとアルティミシアを倒した【現在】のリノアは取り残されアルティミシアへ…ループは途切れないことになります。


しかしそれだと、エンディング後の世界にアルティミシアからの干渉がないのは不自然…というか、エンディングの意味がありません。アルティミシアが干渉してくる過去と誕生するまでの未来の間にある、束の間の平和ということになりませんか?…分からなくなってきた!




答えのない問いを追い続けていると頭がパンクしてしまうので、結論を見出すのはやめておきましょう。ただ、ハッピーエンドとして考えるならば、リノアとスコールによってループは断ち切られたとするのが一番無難な気がします。


ループの断絶はリノアル説に関わらず共通して言えることですが、個人的にはリノアル説からアルティミシア誕生の未来まで消滅させる流れがしっくりかなぁと思うところです。


アルティミシアが遠い未来の魔女だからこそ、その誕生まで根絶させなければ終わりと言えない気がして…。未来のアルティミシアを倒しても、現在から先の未来に誕生の種があるとしたら…根本的な解決にはならないですよね?





そんなことをぐるぐると考え続けて、結果リノアル説に落ち着きました。
皆さんはどのように考えるのでしょう?FF8経験者の方であれば、一度足を踏み入れてみて欲しい領域です!



ふぅ…少しばかり脳みそが疲れたみたいです。糖分を摂取しましょう。
一つの作品にここまで考えを巡らせられるというのは、本当に素晴らしいことですね。
正解が明示されていないからこそ幅広く深く世界が広がる…限りなく終わりがない!それが楽しい。




もう一度プレイしてみようか…なんて思ってもらえたら幸いです。
この辺の議論を酒の肴なんかにできたら最高でしょうね!?そんな友達が欲しかったんだ…。

もしゲーム友達が居るなら、一緒にプレイして朝まで生討論もいいかもしれません。是非、挑戦してみてはいかがでしょう!




では今回はこれにて!(*゚ο゚)ゞ
タグ:FF8 PS
posted by at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム情報
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