2014年08月13日
Review5. トラウマティック・ブレイン
関わる方々の背景を考えてみる...
この認識にいたったのは、
を読んだときでした。
人によって情報の許容量に違いはあるかもしれませんが、
つい日々の業務などにおわれるなかで、
自分中心の思考に陥りやすく、
相手の感情や背景のことは配慮しにくい、
思考になりやすくなるのではないかと感じます。
相手の家庭や地域での社会的立場、
おかれている状況、
関わる方々の想い。
初志を再認識させて頂きました。
この書籍では、
若くして交通事故にあった著者の、
社会にでる中で、
自分の主観と、
相手の主観の違いに苦しむ葛藤、
ちょっとした一言の重要性や、その重さ。
関わる人の接し方、態度など、
多くのことを学ばせていただける内容だと感じました。
職種によっては、
読み進めていくなかで
気づくことに違いがあるのかも知れませんが、
学ぶ事が多い書籍ではないかと感じます。
末巻には著者が、ご自身の経過を、
高次脳機能評価結果も含めて、
医学文献としてかかれた論文が掲載されていますので、
参考までに題名を記載しておきます。
題名:
The Long-Term Spontaneous Course of a Severe Traumatic Brain Injury Incurred at Age 16 by a 47-Year-Old Physician:Investigation into Planning a Long-Term Prognosis Study of Childhood Traumatic Brain Injury
著者:
Tomoko Tachibana, Hideaki Tachibana
雑誌名:
International Medical Journal Vol.19.No.4,pp.321-328,December 2012
* 2014.8.6現在、Googleで上記の題名で検索すると、
アブストラクトの閲覧はできました。
この書籍の価格・レビューなどを比較する
[ 関連書籍 ]
海外での事例について書かれています。
この書籍の価格・レビューなどを比較する
現在、
RehaPockke
というサイトで、
リハビリや医学などに関連しそうな
英語文献をレビューしているのですが、
脳損傷後の長期経過について、
学習をしたいと、お考え中の方がいましたら
必要に応じて
︎ レビュー3.脳神経系:高次脳機能障がい関連 #2 | "Studying injured minds" - the Vietnam head injury study and 40 years of brain injury research(2011)
後天的な脳損傷後の「高次脳機能障がい」の経過などに
関心のある方や、脳損傷後の経過について関心のある方が、
長期的な視点を学ぶ上で参考になる
文献ではないかと思います。
の記事ページも
ご活用ください。
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by リハビリ関連書籍のレビュー.blog
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posted by RehaBookReview at 21:00
| 書評: 脳神経系:高次脳機能・運動麻痺など