2015年08月20日
iPS細胞と心筋細胞の研究の現在
キーワード
:iPS細胞 心臓 心筋細胞
ジャスダック(JASDAQ)上場の、
非臨床試験や、臨床試験の
医薬品等開発支援などを提供している、
長野県伊那市西箕輪の、
「 イナリサーチ株式会社 」(証券コード:2176)が、
2015年8月17日に、
iPS細胞(induced Pluripotent Stem cells:人工多能性幹細胞)を
利用した心筋梗塞の治療法に関して
信州大学との共同開発を進め、
動物実験で一定の効果を確認されたことに関して、
発表されていました。
* 2015年8月20日確認時点
株式会社イナリサーチ の公式サイト内
「 投資家向け情報 」内の、
「 IRニュース :2015年8月17日
iPS細胞を用いた再生医療技術の開発について」
で詳細を確認できると思います。
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iPS細胞から作成した
心筋細胞を(動物実験で)心筋梗塞部に移植する事により、
心臓機能を取り戻そうとする研究をしており、
当該心筋細胞について当初目標の
移植12週間以上の生着を確認し、
マイクロCT等により心機能の改善が確認
* 2015年8月20日確認時点
株式会社イナリサーチ の公式サイト内
「 投資家向け情報 」内の、
「 IRニュース :2015年8月17日
iPS細胞を用いた再生医療技術の開発について(PDF)」
参照
されたようです。
心筋梗塞後のリハビリや、
心不全の方に対する
心臓リハビリテーションに領域で従事されている、
理学療法士PTや作業療法士OT、
心臓リハビリテーション指導士(心臓リハビリ指導士)
の方は、
経験的にわかるかもしれませんが、
カテーテル技術をはじめとした
医療技術の進歩により、
心筋梗塞後も、
命が助かり、
リハビリや服薬を継続しながら、
生活されている方もおられます。
心臓の機能が低下することで、
場合によっては、
起立運動をはじめとして、
日常生活の運動に困難さを抱えておらえる方も
いらっしゃるので、
今後のiPS細胞などの研究により、
こういった方々に対しても、
何かしらの良い方向に結びつくような
結果がでてくることを期待したいと思います。
ここからは、
勝手な想像の話になりますが、
iPS細胞などの再生医療により、
ヒトの心筋細胞の移植がされることになっても、
リハビリテーション従事者の方の行うこととしては、
現在のように、バイタルサイン(血圧、脈拍、SpO2、ECG)の
変化を確認しながらの運動量や運動負荷の調整や、
継時的な体重変化、尿の排泄状況、自覚症状の状態、
BNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド :Brain Natriuretic Peptide)
をはじめとした各種検査値などの状況を確認し、
リスク関連しながら
運動療法や日常生活活動などの工夫の
支援をするなどと、
あまり変わらないのかもしれません。
ただ、
iPS細胞の生着過程と
その他検査データなどとの関連性や、
運動負荷などの関連性などの
知見は蓄積されるのではないかと思います。
このサイトでも
iPS細胞や、
ES細胞(胚性幹細胞 Embryonic Stem Cells:ES Cells)に関連する話題を
︎ ヒトES細胞と小脳組織 | 未来のリハビリテーションは?
︎ 再生医療とiPS細胞の現在 | 軟骨組織の治療
取り上げさせていただいていますが、
筋肉、軟骨、脳組織など、
幅広い組織への
応用についての研究が日々行われているようであり、
今後の動向が気になりますね。
[ iPS細胞関連の書籍など ]
iPS細胞関連の学習などに
iPS細胞 不可能を可能にした細胞 (中公新書)
山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた
NHKスペシャル “生命"の未来を変えた男 山中伸弥・iPS細胞革命 [DVD]
ビックリするほどiPS細胞がわかる本 ES細胞やiPSといった万能細胞の基礎知識から再生医療の可能性まで (サイエンス・アイ新書)
iPS細胞の世界-未来を拓く最先端生命科学- (B&Tブックス)
実験医学増刊 Vol.33 No.2 再生医療2015 幹細胞と疾患iPS細胞の研究最前線〜飛躍する基礎研究 加速する臨床への挑戦
ES・iPS細胞実験スタンダード〜再生・創薬・疾患研究のプロトコールと臨床応用の必須知識 (実験医学別冊)
別冊「医学のあゆみ」 iPS細胞研究最前線 疾患モデルから臓器再生まで
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posted by RehaBookReview at 11:55
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