今日は、新橋演舞場・夜の部「伊達の十役（だてのじゅうやく）」を観劇しました。



明日が千秋楽ですが、お席は満席。長~いお芝居なのにお年寄りも多かったですね。
海老蔵さんの４３回の早変わり・・・じっと目を凝らしてても何処でどう変わったかも判らないくらいの速さ・・・猿之助さんの大切にしていたスピードを感じる事が出来ました。
まるでイリュージョン。初日の歌舞伎座で眠っていた母も本日は見逃すまいと強い心意気で臨み最後まで
コクリともしませんでした。

女形から汚い乞食坊主、殿様・・・衣装変えもさることながらメイクの変えも大変でしょう。
裏方スタッフのご苦労が伺える・・・。歌舞伎を初めてご覧になる方も充分に楽しめる作品ですね。
海老蔵さん、凄い！体力も芸のうちです。でもこれを最初に上演した猿之助さんは本当に凄い人です！
改めて感動します！「猿之助型での伊達の十役をやって良い」と許しを出した団十郎さんの懐の深さも凄い！お客様本位の文化伝承、海老蔵さんの果敢な挑戦を見守っている澤瀉屋（おもだかや）さん・贔屓筋も素晴らしいですね。海老蔵さんの宙乗りにお元気だった頃の猿之助さんをだぶらせてる方も多いと思います。楽しかった！





先週上演中に倒れた猿弥さんのご回復を心より祈ってます！

初春花形歌舞伎　新橋演舞場
2010年1月2日（土）〜26日（火）