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2016年09月12日

アクティブ・ラーニングを意識した新しい作文指導のコツ

今は、この本を読んで勉強しています。

子どもが夢中になる課題づくり入門 [ 西川純 ]

価格:1,728円
(2016/9/7 18:48時点)
感想(0件)





作文指導。
ある意味、永遠のテーマのような気がしてなりませんでした。
しかし、この本を読んで、作文指導を早くしたくなりました。

一番のポイントは、書く目的意識を持たせることです。
作文に限らず、どんな勉強に対しても、子どもがそこに意味を感じ持たなければ、主体的に活動できません。
漢字を書く必要性を感じなければ、覚えようとは思いませんよね。
それと同じで、作文にもこういう理由で作文を書くのだという意識がなくてはいけません。

一番わかりやすいのは、誰に向けて書くのかということ。
下級生?上級生?先生?家族?
そこが決まるだけで、書き方が大きく変わるはずです。

例えば、遠足の作文を書かせたとします。
多くの子が、「朝7時に起きて、8時に学校へ行きました。学校に着くと…」というような事実報告文を書くのではないでしょうか?
それは、誰に、何のために書くのかが決まっていないからです。

私たちだって、校長先生から、
「〇〇のことについて作文書いてよ。別に誰に見せるわけでもないし、何に使うわけでもないけどね。」
って言われたら、書く気になんてなれませんよね。
今までの子どもたちも、きっとそれと同じはずなんです。

だからこそ、目的意識を与えましょう。
遠足の作文では、「下級生が読んで、来年自分たちもそこへ行きたい!と思えるような作文を書きましょう。」と言えば、かなり書き方が変わってくるはずです。
細かな書き方の指導を入れなくても、「朝7時に起きて…」というような書き方はしなくなるはずです。
さらに、それを保護者に向けて書かせると、また違う書き方になりますよね。
しかも、その違いのポイントや工夫点を書かせると、面白いものが出来上がってくると思いませんか?
実際に書いたものを、対象の相手に読んで感想をもらえると、さらに意識が高まりますよね。
友だち同士で読みあって、アドバイスし合うのもいいと思います。
そうやって、目的や対象をはっきり決め、書く必然性を持たせることが、作文指導の入り口なのかなと思います。
そこで、もっといいものを書きたいとか、どう表現したらいいのかわからないという欲求が出てきたら、はじめて教師の出番です。
その時に表現法のテクニックを教えれば、どんどん吸収していくでしょう。
何も求めていない時に文法を教えるから、吸収率が悪いのでしょうね。

とにかく、作文は書く目的意識をしっかり持たせることが大事です。
私は早く、運動会の作文を書かせたくてうずうずしてきました。



「やってみよう!」と、心が動いたあなた!
気持ちが熱いうちに一冊、本を手に取ってみてはいかがでしょうか?

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