2016年09月13日
(ぶっちゃけ、これでしょ?)学校で学ぶべきもの
今はこの本を読んで勉強しています。
「色々な人と折り合いをつけて、その人たちの能力を借りる力を獲得する力を身につける」
これは、「学校で何を学ぶのか」という問いに対する、上記の本の筆者、西川純さんの答えです。
この言葉をしっかり受け止めようと思っています。
一般的に、学校という存在は、勉強をする場、人間関係を形成する場と言われてきました。
大人の意見としては最もで、私自身もその言葉に何の疑いもありません。
しかし、教師という仕事をしていると、毎年のように同じ問いを子どもたちから投げかけられます。
「先生、何で学校で勉強しなきゃいけないの?」
多くの子は、勉強が面倒で、そのから逃げ出したい気持ちから発します。
しかし、ある程度勉強をしっかり頑張って、真面目に毎日登校する子たちからも聞かれることはあります。
私は決まって、「大人になった時に困らないようにだよ。」と答えるのですが、どうも子どもたちの表情からはすっきり納得したという感触を得られません。
それはそうですよね。
子どもたちにとっては今が全てで、大人になったらなんて仮定の話はリアルに考えられないからです。
だからこそ、勉強する意欲にもつながらず、ただただ無意欲な日々が過ぎていくのだと思います。
正直な話、計算ができなくて困るのでしょうか?
スマホに電卓アプリが入っているということは、いつでもどこでも正しい計算を手軽にできるということです。
筆算なんてやり方を知らなくても、正しい答えは出せるのです。
漢字をあやふやに覚えていても、ほぼ自動的に正しい漢字をコンピューターが選択してくれます。
知らないことが出てきても、ネットで検索すればほぼ分かる時代です。
勉強しなきゃ将来困るという言葉は、現代の社会においてはミスマッチなのかもしれません。
では、何のために学校へ通うのか。
家になくて、学校にあるもの。
個人では決して得られないもの。
それは、人とのつながりです。
子どもたちは、将来社会に出てから、様々な職に就きます。
そこには、様々な知識や技能を備えた人がいて、その人たちと共に仕事を進めなければいけません。
その時に、持ちつ持たれつの関係を構築する力。
面識のない人や苦手とするタイプの人たちと共に、何かを成し遂げるための力。
それを、西川さんは学校で身につけておくべき最優先のものだと言っているのかなと感じました。
学校に行く意味がわからないとか、学校が面倒だという子がいるということは、教師が子どもにその意味を伝えきれていないからだと思います。
具体的にこういうことが必要なんだよと、自信を持って子どもたちの前で語れるようにならなければいけないなと思いました。
「やってみよう!」と、心が動いたあなた!
気持ちが熱いうちに一冊、本を手に取ってみてはいかがでしょうか?
アクティブ・ラーニング関係の本はこちら
その他、学習指導関連の本はこちら
価格:1,728円 |
「色々な人と折り合いをつけて、その人たちの能力を借りる力を獲得する力を身につける」
これは、「学校で何を学ぶのか」という問いに対する、上記の本の筆者、西川純さんの答えです。
この言葉をしっかり受け止めようと思っています。
一般的に、学校という存在は、勉強をする場、人間関係を形成する場と言われてきました。
大人の意見としては最もで、私自身もその言葉に何の疑いもありません。
しかし、教師という仕事をしていると、毎年のように同じ問いを子どもたちから投げかけられます。
「先生、何で学校で勉強しなきゃいけないの?」
多くの子は、勉強が面倒で、そのから逃げ出したい気持ちから発します。
しかし、ある程度勉強をしっかり頑張って、真面目に毎日登校する子たちからも聞かれることはあります。
私は決まって、「大人になった時に困らないようにだよ。」と答えるのですが、どうも子どもたちの表情からはすっきり納得したという感触を得られません。
それはそうですよね。
子どもたちにとっては今が全てで、大人になったらなんて仮定の話はリアルに考えられないからです。
だからこそ、勉強する意欲にもつながらず、ただただ無意欲な日々が過ぎていくのだと思います。
正直な話、計算ができなくて困るのでしょうか?
スマホに電卓アプリが入っているということは、いつでもどこでも正しい計算を手軽にできるということです。
筆算なんてやり方を知らなくても、正しい答えは出せるのです。
漢字をあやふやに覚えていても、ほぼ自動的に正しい漢字をコンピューターが選択してくれます。
知らないことが出てきても、ネットで検索すればほぼ分かる時代です。
勉強しなきゃ将来困るという言葉は、現代の社会においてはミスマッチなのかもしれません。
では、何のために学校へ通うのか。
家になくて、学校にあるもの。
個人では決して得られないもの。
それは、人とのつながりです。
子どもたちは、将来社会に出てから、様々な職に就きます。
そこには、様々な知識や技能を備えた人がいて、その人たちと共に仕事を進めなければいけません。
その時に、持ちつ持たれつの関係を構築する力。
面識のない人や苦手とするタイプの人たちと共に、何かを成し遂げるための力。
それを、西川さんは学校で身につけておくべき最優先のものだと言っているのかなと感じました。
学校に行く意味がわからないとか、学校が面倒だという子がいるということは、教師が子どもにその意味を伝えきれていないからだと思います。
具体的にこういうことが必要なんだよと、自信を持って子どもたちの前で語れるようにならなければいけないなと思いました。
「やってみよう!」と、心が動いたあなた!
気持ちが熱いうちに一冊、本を手に取ってみてはいかがでしょうか?
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